No.99 プロショップかつき 西森裕十さんの場合
今月のおすすめアイテム
- 無双真鯛 伊勢湾 ウタセ真鯛 枝1.5m
- 無双真鯛 伊勢湾 ウタセ真鯛・ハマチ・マダカ 枝1m
- 瞬貫船太刀魚テンヤ 誘い速掛フッ素フック
「全国の釣具店スタッフ激白! ハヤブサアイテムおすすめマンスリー」第99回は三重県名張市にある「プロショップかつき」店長の西森裕十さんのおすすめ。11月、名張市周辺の多くの船釣りファンが通い詰めるのが、伊勢湾口にあたる鳥羽沖でのウタセマダイ。30~40cmがメインで大型こそ少ないが数釣れる時期で、今年はシマアジの30~40cmも食ってくるそうなので楽しみ。また、愛知県知多半島との間にある伊良湖水道ではテンヤでねらうタチウオも好シーズン。多い人で40~50尾と数が期待でき、指5~6本幅のドラゴンクラスもまじる。
潮流の速さで使い分ければ吉!
ウタセマダイ用2種の仕掛
ウタセエビと呼ばれる海エビをエサに下オモリ式の仕掛でマダイをねらう方法を、鳥羽沖などの伊勢湾口では古くから「ウタセマダイ」と呼ぶ。「この釣りの仕掛としてファンに人気が高く定着しているのが……」と西森さんがすすめるのが「無双真鯛 伊勢湾 ウタセ真鯛 枝1.5m」と「無双真鯛 伊勢湾 ウタセ真鯛・ハマチ・マダカ 枝1m」の2種だ。
ともに3本バリ仕掛だが、大きく違うのはエダスの長さ。このエダスの長さが違う仕掛を使い分けることで「釣果がぐんとアップします」と西森さん。「潮流が速いときは長いエダスのほう。潮が緩んできたら短いエダスの仕掛を選んでください」とのこと。潮が緩いときに長いエダスだと、ハリとエサの重みで枝が長い分だけ垂れ下がってしまい食いがよくないというのがひとつの理由だろう。
晩秋の鳥羽沖で使うならハリス5~6号、ハリは11~12号がレギュラーなので、どちらの仕掛も、このスペック内から選べるので問題ない。ポイントの水深は30~40m平均でそれほど深くないが、潮流が速い水道部に位置しているため「オモリは30~80号と幅広く準備しておくよいでしょう」とのことだ。
伊良湖水道でも威力絶大!
スパっと刺さるタチウオテンヤ
古くからテンビン仕掛の釣りが盛んだった伊良湖水道でも、大阪湾発祥で現在は全国的に広がりをみせるテンヤタチウオ釣りの人気が浸透中。そんな伊良湖水道の釣りで西森店長おすすめのテンヤが「瞬貫船太刀魚テンヤ 誘い速掛フッ素フック」だ。
「最大のおすすめポイントは……」と西森さんがプッシュするのは「フッ素コートされたフックです」だ。フック表面の摩擦係数が低く「軽いアワセでも瞬時に掛かるので空振りが少なく、また深く刺さり込むのでバラシも少ないんです」と絶賛。
カラーは「夜光」「ケイムラムラピン夜光ドット」「アカキン網目夜光」「メタリックイワシ」の4色があるが、使い分けとしては「グロー(夜光)系を基本に小型ばかりアタルようなら地味なカラーに交換するのがいいでしょう」とのこと。アピールを控えめにすることで好奇心旺盛な小型を避け、大型がヒットする確率が高くなるそうだ。
ちなみに伊良湖水道では、船にもよるがテンヤサイズは50号が標準。ラインはPE2号がレギュラー。リーダーはフロロ8~10号で、先端だけフロロ20号を20cmだけ接続するのが伊良湖でのトレンド。ワイヤリーダー禁止の船が多いので注意しよう。
エサは冷凍イワシでよいが、同エリアでは各自持参するのが通例(なかには準備してくれる遊漁船もある)なので「お忘れのないように」と西森さんがアドバイスしてくれた。
プロショップかつき
住所:三重県名張市夏見301
HP:https://www.ps-katsuki.co.jp/