初心者・ファミリーにオススメ!
「磯子海づり施設」で美味しいアジをサビキ釣り

初めての海釣り入門にはもってこいのサビキ釣り。しかも場所は、ズバリ海釣り施設がオススメです。足場がよく、(施設にもよりますが)トイレや駐車場、手洗い場や軽い食事をとることもできます。ファミリーで楽しむことの多いサビキ釣りにはオススメの場所です。
そんな入門にもってこいのサビキ釣りについて、神奈川県横浜市の磯子にある海釣り施設でアジ釣りを楽しんだ模様をお届けしつつ、サビキ釣りのポイントをお伝えしたいと思います。

磯子海づり施設はこんなトコ

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磯子海づり施設入り口

神奈川県横浜市磯子区にある管理施設磯子海づり施設は、ほかの大黒海づり施設や本牧海づり施設に比べると、比較的穏やかにのんびり過ごせる施設です。利用料もほかの施設より安く、1日大人500円、小中学生300円で利用できます。駐車場もあり、3時間以内なら250円で利用可能です。

釣り場は全長500m幅3m、漁礁が4箇所にあります。横浜の釣施設のなかで最もメジナなど岩礁に住む魚の魚影が濃い釣り場です。水深は足下のテトラポットで約2m、その先から深くなり12m位の深さがあります。

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駐車場は90台収容できます

施設ですのでルールがあります。利用する際は詳細を一度ホームページで確認して利用しましょう。ちなみに、サビキ釣りの場合はアンダースローが必須です。飛ばしサビキ釣り、ウキとコマセカゴを付けて飛ばす遠投釣りは禁止となっています。

磯子海づり施設

住所:〒235-0017 神奈川県横浜市磯子区新磯子39
TEL:045-761-1931
HP:http://isogo.yokohama-fishingpiers.jp/

初心者・子どもにオススメ!
アジのサビキ釣り

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良型のアジ

ところで、なぜサビキ釣りがオススメかというと、ほとんどの人が釣果を出すことができるからです。難しい釣りだと1日中アタリなし…など、子どもたちは退屈で飽きてしまいがちですが、頻繁に釣果があれば面白く、時間が経つのも早いので釣りにのめり込むきっかけになることでしょう。
サビキ釣りであればメインのターゲットはマアジですので、自宅に帰ってからの晩御飯も期待できます。

しかし、かんたんな釣りではありますが、より多く釣りたい人はやはり多少の工夫はしています。そんな仕掛や釣り方についてもご紹介します。

かんたんとはいえ、仕掛と釣り方によって釣果に差が出る!?

ズバリ、釣果に差が出るのは「仕掛」です。私なりの見解ですが、リーズナブルなセット仕掛(ウキやカゴが仕掛とセットになっているモノ)ですと意外にハリ掛かりが悪く、アタリはあるもののしっかりとフッキングできていないことも多く、巻いている最中に外れることがよくあります。とくに魚の食いが渋いときなどは大きく釣果に差が出ます。
しかし、ちょっと高価なメーカーモノの仕掛であればハリが鋭く、魚が掛かったあとの取り込みまでしっかりとホールドしてくれます。とはいえ、アジなどの小魚は口が小さく柔らかいので、抜き上げるまでは注意が必要です。

私のオススメはハヤブサの「小アジ専科」シリーズです。サビキといったらハヤブサ仕掛といっても過言ではないくらい小アジのフッキング率は高く、常連さんたちも使っているので間違いないと思います。ぜひ一度使ってみてください。

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当日は「小アジ専科 オーロラサバ皮(ハヤブサ)」の6号を使用しました。チョットした仕掛の違いで釣果に差が出ます

また、仕掛のひと工夫として、水中ウキを付けて使用すると仕掛が水中で立ち、さらに釣果を望めます。私の場合、足下ではなく少し投げて底付近を探るように釣っています。水中ウキを付けると仕掛が立ったまま(やや沖の)底付近を探ることができるので、少し大きいサイズが釣れる気がするからです。
しかし、初めてや初心者の方は投げるのが難しいと思いますので、足下に落とす釣り方でも十分ですよ。磯子海づり施設では「南桟橋」がオススメです。

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自作の水中ウキ仕掛と仕掛の下に付けるオモリ

タックルはセット物からスタートするのがリーズナブル

竿についてですが竿はとくになんでも大丈夫ですので、釣具店の入り口によく置いてあるリールとセットのものを使うと、コスパ的にもよいのかと思います。リールの番手は大体2000番から2500番がオススメです。そのうちこだわりが出てくれば、自分に合った竿をチョイスした方があとあとの出費が抑えられます。

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コスパがよい釣具店の投げ竿とリールのセットが安くてオススメ

道糸(ライン)などは正直、初心者の方にはナイロンがオススメです。ライントラブルが少なくて済むことが1番の理由ですね。
釣り当日、私はほかの釣りも行うので道糸はPEラインでやりましたが、あいにくその日は風が強くライントラブルが何回か起きてしまいました。ほかの人とオマツリした場合も、ナイロンであれば解くのにさほど時間が掛からないのでオススメです。大抵、竿とリールがセット売りされているものにはナイロンが巻いてあるので、そのまま使うのがよいでしょう。

ちなみに釣り当日の私のタックルですが、リールはダイワの2500番クラスをチョイス、ラインはPE0.8、リーダーはとくに必要ないので仕掛を道糸に直接結ぶ感じ。そして、ロッドはダイワのシーバスロッドを使いました。仕掛のオモリは10号から12号を使いましたよ。

磯子のアジは極上!オススメはアジフライ

磯子で釣れるアジはよいプランクトンを食べているのか、とても脂のノリがよく美味しい味をしています。ぜひ釣れたら食べてみてください。スーパーのアジとは格段に違います。

私がオススメする食べ方はアジ料理の定番「アジフライ」です。やはりオカッパリの釣りですので船に比べるとサイズは小ぶりが目立ちますが、味は大きさに関係なく脂ノリノリで美味。小アジサイズなので、アジフライにすると尻尾まで綺麗に食べられます。
ぜひ磯子でアジが釣れたら試してほしい料理です。

釣りを始めるにはもってこいのサビキ釣りと足場のよい釣り施設。これがきっかけで毎週休みは釣りになるかもしれませんよ(笑)。
また、釣れたてのアジは新鮮でふっくらしてみずみずしく、何の料理でも美味しく仕上がります。とくにアジフライは格別です。揚げ物は掃除が大変ですが、新鮮なアジフライを食べればそんなことは忘れてしまうほど。ぜひ、磯子アジフライを食べてみてください。


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レポーターREPORTER

岸本 真彦
プロフィール:岸本 真彦
主にルアーフィッシングをメインに、仲間とワイワイフィッシングを楽しむのが大好き。釣り人との交流や情報交換を大切にがモットー。
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