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お腹がすいたら堤防メシでデイキャンプを楽しむ!
さて、魚たちに遊んでもらって時刻はもう昼近く。フェリーの第1便に間に合うように早起きしたので、当然お腹はすきますよね…。そこで今回は、コンロとクッカーを持参しカンタンですがデイキャンプ風にしてみようと堤防メシを作ってみることにしました!
アウトドア用のコンパクトなバーナーは持っていないので家庭用カセットコンロで代用しましたが、実はこれがとても便利なんです。荷物がかさばるのが大きなデメリットですが、火力も安定しており、風よけさえ作れればすぐに湯も沸かせる優れものです。どうして今まで釣りのときに使わなかったんだと後悔するほど(笑)。
さて、作り始めてものの5分程度でベーコンエッグトーストが完成! 食べる前から美味しいのはわかっているんですが、実際に食べてみると…。
「うまい!!」
早起きして車を運転し、初めて来た離島を歩き、寒い中での釣りのあとに食べるこのアウトドア飯、美味しくないはずがありません。もちろんカフェや家で食べるベーコンエッグトーストも美味しいですが、釣りというアウトドア活動の最中に自分たちで手間をかけて作った料理がこれほど美味しいのかと感動してしまいました。
ものの数分で2枚のトーストをペロリ。インスタントコーヒーも淹れて気分は完全にキャンパーです。
ちなみに、この島ではとってもありがたいことに、ごみ箱が各所に設置されていました。
釣りやキャンプで自分たちが出したごみを持ち帰るのは当たり前のことですが、公共のごみ箱が設置されているなら、しっかりと分別してから捨てさせていただきましょう。ごみ箱が設置されているのに釣り場にポイ捨てするのは言語道断です。
帰り際にカマスと遊ぶ!
数えきれないほどのカマスの大群に遭遇!?
時刻はお昼を過ぎ、そろそろ釣りを再開しようかという私たちはポイントを移動することに。移動先でのターゲットは「カマス」です。
実は、このカマスこそ離島のポテンシャルの高さをさらに感じることができるターゲットなのですが、なんでも離島釣行をされた人に話を聞いたところ、「港内にずっと溜まっているからいくらでも釣れる」とのこと。
カマスといえば秋から冬にかけて漁港内に入ってきて、ある程度の期間は港内に溜まり続けるので全国各地で人気のターゲットなのですが、どうやら離島ではそのカマスの数がハンパではないらしいのです。
そんなワケでワクワクしながらポイントに到着し、海を見てビックリ。「何か海の中に黒い影があるな~」とよく見てみると、なんとおびただしい数のカマスの群れ! およそ何万匹というぐらい漁港内に溜まっています。しかも時折足下まで回遊してくるのでかなりの迫力!
「これは釣らねば!」と思いさっそくルアーを投げてみると、コツコツコツ! とひっきりなしにアタリがあり、すぐにヒットしました!
念願のカマスをあっさりGET!
このカマスは脂もよく乗っており、食材としてもひじょうに優秀な魚のため、フェリーの時間が来るまでに食べる分は確保しておきたいという焦りからキャストを繰り返します。
基本的には投げて表層~中層を巻くだけなのですが、港内のカマスの数が多いと足下までルアーを追ってくる様子も見ることができて面白いです。
とくにカマスは口が細く、ルアーの後ろからツン! とついばむように噛んでくるため、トレブルフック付きのミノーやブレード系ジグなど、ルアーの下や後方にハリがついているルアーがフッキング率も高くてオススメです。カマス釣り専用のルアーも数多く市販されていますし、3g程度のジグヘッド+ワームでも問題なく釣れるので手軽にねらえるターゲットといえます。
しかし、ほかの場所(本土)で釣るカマスは時間帯にシビアだったり、釣れるルアーの種類が偏ったりと、数を釣るには案外苦戦することが多いのですが、この島のカマスたちは同じルアーを何回投げてもひたすらアタリが途切れません。にもかかわらず、島の方々は溢れるほどいるカマスにほとんど興味を持っていない様子…。漁港内にいったい何尾いるのか想像もつきません(笑)。
カマスは超優秀な食材でもあります
さて、そんなカマスですが少し料理をご紹介。定番はカマスの干物です。
カマスを開いて塩水に30分ほどつけておき、1日外に干しておくだけで完成します!
身に水分が多い魚なので、開いて干物にすると日持ちもよく美味しく食べられます。塩焼きにしてビールと一緒にいただくのがオススメ! 干物にすると長期間冷凍させておけるので、保存食としても優秀です。
また、新鮮なモノは炙りも美味しいです。そのほかには天ぷらやフライにしても美味しくいただくことができますよ~。
カマスは年間を通して美味しい魚のため、食べるのを目的にねらっても楽しいターゲットです!
そんなこんなで、食べるには十分な量が釣れたところでフェリーの時間も近づいていたため、この日は納竿。荷物を片付けてフェリー乗り場へと向かったのでした~。
今回は玄海灘の身近な離島の楽しみ方をご紹介しました。1日ライトゲームをするもよし、テント泊で夜通し楽しむもよし、がっつり青物をねらうもよし。はたまた釣りではなく観光やデイキャンプ目的でも…。
玄海灘に限らず、日本各地には気軽に行くことのできる離島がたくさんあります。離島でしかできない非日常体験、オススメですよ!
レポーターREPORTER
大阪出身、2020年度入社のハヤブサスタッフ。(現・九州営業所)
ライトゲームと船釣りをメインに、バス釣り、エリアトラウト、はたまた磯釣りまで、「美味しく食べるまでが釣り!」をモットーにエサ・ルアー問わずなんでも楽しむマルチアングラー。近畿大学水産学科で海の勉強をしながら釣具屋でアルバイトしていた経験や、持ち前のフットワークと気合を活かし、営業として全国を飛び回り釣行を重ねる…予定。
釣りのほかにも筋トレ、バスケ、スノボが大好きなスポーツマン。