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なかなか会えない。でもここだから会える魚
とにかく1尾触りたい。最初から全力で伝家の宝刀(自分で言う?)のシャインライドを数カラーローテーションしながら、噂通り気難しい魚たちに口を使わせようとラン&ガン。この日はほかにお客さんもいなくていつもよりはかなりプレッシャーが低い印象。さらに水温が下がってきてリアクションの釣りが有効なタイミングだったのか、まずはイワナとジャガートラウト、いわゆる色モノたちが反応してくれました。
日差しも強くなり魚が浮いてきたタイミングで素晴らしいサイズのレインボーも姿を表し、ひとまずお互い魚に触ることができて一安心。相変わらず一筋縄ではいかない場所ですがその難しさがまた魅力なのも頷けます。
もうすぐ早めのランチを取りつつテントの片付けかなぁ、と少しリラックスムードで釣りをしているとルアーを猛追してくる真っ赤な影。まるでレイクトラウトのような肉厚な胴回りと大きな尾ビレを持つ魚が数回口を使うもフッキングには至らず、驚きと絶対に逃したくないという焦燥感で心臓はバクバク。少し寝かせたあとにコースを変えて魚が消えていった方向にキャストし、一定のリズムでダートさせたシャインライドが引ったくられました! 姿を見せたのは間違いなくあの真っ赤な魚。ねらい通りに釣れた最高の展開、最高に満足の1尾でした。そんな魚がいる場所なのです。
午後はフライフィッシングを教わってみた
せっかく石川さんもいるし、普段なかなか教わる機会のないフライフィッシングにも挑戦。過去に何度かフライはやっているけれどほぼほぼ未経験みたいなもので、管理釣り場でフライをするのは初めてです。ルアーメインの僕からするとフライは紳士の釣りって感じがカッコよくて、どこか映画のワンシーンのように感じるのは「リバーランズスルーイット」の影響なのでしょうか(笑)。うまくキャストが決まるだけでちょっと「釣れた気」になってしまうところもイイのです。
石川さんの言う通りにラインを手繰りリズミカルに引っ張っていると、「トン!」という明確な手応えとともに大きな波紋が広がり、アワセらしいアワセもできないままてんやわんやのファイトに突入。普段とは違うフライ特有のダイレクトなやりとりのせいか魚が大きく感じ、なかなか寄せられずにいましたがそれもそのはず、やっと近づいてきた魚は僕の今日一番のレインボーでした。やばい、これはハマってしまうかも…。意外と難なく投げられたけど竿がよかったのかな?
やっぱり釣りキャンは贅沢、そして…
最近よく思うのは、釣りって結構過酷な趣味なのかもしれないということ…。たとえば山登り、沢歩き、磯歩き、長旅。そしてその先にやっと釣りが待っていると考えると、無意識のうちに結構ハードなアクティビティを経て釣りを楽しんでいると言っても過言ではないのかなと。今回のように釣りとキャンプを両方楽しむとなれば当然荷物も増える訳ですが、それを引っくるめても釣りキャンはとても贅沢でやっぱりやめられないなと毎回思います。
そしてWaDoNaというちょっと変わったフィールドもまたなんとも言えない「達成感」を与えてくれたように感じました。釣具もキャンプ用具もレンタルはないし、薪の販売もしていない。自販機もなく近くにコンビニもない。だけどそれを贅沢と思える、釣りやキャンプの楽しみ方をきちんと知っている「趣味人」に似合う釣り場だなと思います。僕は全然そんな域に達していませんが、石川さんと優しい管理人さんのおかげで最高の釣りキャンになったのでした。
ギア紹介
Fishing Bums, WaDoNa で男の釣りキャンプ! – Trout Fishing & Camping in WaDoNa
Youtube「JENKINS CHANNELジェンキンスチャンネル」
レポーターREPORTER
栃木県在住。国内のトラウトフィッシングから海外の釣りまで、人生を豊かにするライフスタイルとしての釣りを日々模索し発信しているフィッシングピーターパン。PIKE STREET MARKETディレクター。ひと×コト×Sakana栃木PRアンバサダー。
サポートメーカー:Huerco、BIGFISH1983、Rマジックテスター。VARIVASフィールドモニター、Patagoniaプロセールスプログラム。
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