知って得する!川田一輝のお魚あれこれ No.105ニシンは歌って喋れるさかな!?

illust_川田一輝

こんにちは!
ここだけの話、子持ち昆布は昆布の卵だと小さいころ思っていました、「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。

ニシンそばや数の子、そして数の子を産みつけた昆布「子持ち昆布」でお馴染みのニシン
たくさん卵を産めるため「ニンシン」とかけて子宝や子孫繁栄祈願の縁起物とされてきました。名前の由来は、2つに身を割くことから「二身」縁起物としては「ニ親」と書くこともあります。

でも意外と知られてない事実。
ニシンは歌って喋れる海の中のシンガーだって知ってましたか?

ニシンは春を告げるさかな

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ニシンは主に北太平洋を回遊している回遊魚で、別名「春告魚」の通り春ごろに北海道へとやってきます。
江戸時代の北海道はニシン漁が盛んだったので、皇室に献上する献上品になったり、ニシン漁で豪邸「ニシン御殿」が建つほど。

そんなニシン漁のかけ声から生まれたのがこの大ヒットソング!

大ヒットソングはニシンの歌

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運動会でも踊った、ソーラン節!
「ニシン場作業唄」の一節「沖揚げ音頭」から生まれた歌がいまだに歌い継がれています。

一時は100万トン近く漁獲されていたニシンは1950年に数が激減し、今では漁獲量は格段に下がりました。それでも北海道に春を告げるさかなには変わりありません。

ちなみにもう一つ特技がありまして……。

カズノコのママでもあります

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仲間とコミュニケーションがとれるさかななんです。群れで行動するニシンは仲間とコミニケーションをとれることがわかりました。
ただし普通のコミュニケーションではなく、とんでもないクセがありまして……。

ただしおしゃべりは…

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オナラで会話するんです!!
ニシンは肛門からオナラ(高速の音)を出して、暗い水面下で仲間とコミュニケーションをしていることが分かりました。
(出典::2004年 イグノーベル賞)

ちなみにスウェーデンは昔、ソ連の潜水艦から発せられた謎の音を1ヶ月にわたって追い続けました。その15年後、実は潜水艦だと思ってた音はニシンのオナラだったことが判明しました!

なんとも人騒がせなオナラ……。
そこまでして、一体海の中で何を話しているんでしょうか。気になりますねぇ~!

 

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レポーターREPORTER

川田 一輝
プロフィール:川田 一輝
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態や海の大切さをイラストや歌で伝え、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビの釣り番組や水族館でさかなを解説したり、ラジオDJ・声優としても活躍中。
初の書籍「ツッコミたくなる おさかな図鑑」は重版。SNSのフォロワー数合計50000人以上(2021年現在)
ツイッター:https://twitter.com/honmachi169
インスタグラム:@kawayanfishing (https://www.instagram.com/kawayanfishing/)