No.48 キャスティング仙台南店 二平陽介さんの場合
今月のおすすめアイテム
- 名人魚聖のこだわり ヒラメ トリプルチラシ仕掛
- 海戦アジ グミ付きシーガー 2本鈎2セット
「全国の釣具店スタッフ激白! ハヤブサアイテムおすすめマンスリー」第48回は宮城県仙台市の「キャスティング仙台南店」で船釣りコーナーを担当する二平陽介さんのおすすめ。仙台湾の船釣りで年中釣れる人気ターゲットといえばカレイ(マガレイ)で、25~30cmの3ケタ釣果は当たり前という主要魚だが、8~9月はヒラメ、9~11月は大アジねらいがホットな時期。ノマセ釣りでねらうヒラメは50~60cmをメインに80~90cmという特大サイズもヒット。一方、レギュラーは30~40cmだが、ときには50~60cmというギガサイズもまじるアジ(マアジ)は、テンビン使用のビシアジ釣り。こんな良型、大型ばかりを1人で20~30尾が普通というから驚きだ。
掛かりが早く初心者でも安心!
仙台湾のヒラメノマセ定番仕掛
「ヒラメは8月をピークに9月いっぱいは遊漁船からのノマセ釣りでねらえます」と二平さんがいう仙台湾で使用するノマセ仕掛は独特だ。1本のハリス先端から数cm間隔で4本のハリがズラッと付いている。関西をはじめ他の地方では、まず見かけない仕掛で二平さんによると「かつてハヤブサ・フィールドスタッフを務めた藤井魚聖さんが発案されたもので、先端のハリをエサのイワシの鼻孔などに掛け、3番目を尻ビレに掛けて使います。残りの2本はブラブラさせたままでいいんですよ」とのこと。
その魚聖さんの仕掛を最初に製品化し、いわゆる仙台の「ヒラメチラシバリ」ブームのハシリとなったのが、今回、二平さんイチオシの『名人魚聖のこだわり ヒラメ トリプルチラシ仕掛』なのだ。その特長は、とにかくヒラメの掛かりがよいこと。「ヒラメの活性が低くエサの飲み込みが悪い場合や、初心者にありがちな早アワセでも確実にフッキングします」と二平さん。
スタイルとしては下オモリ式の胴突式で使用オモリは40~60号がレギュラー。オモリで底を取ったら少しだけ底から浮かせてアタリを待つ。遊漁船によって多少の違いがあるが水深約40mのポイントをドテラ流しでねらうのが仙台流。ハリス8号なので少々のことで切られることはないが、予備として『名人魚聖のこだわり ヒラメ トリプルチラシ替鈎』を何組か準備しておけば安心だ。
40cmは当たり前!マックス60cm!
仙台湾の大アジに対応するなら11号
仙台湾で真夏から釣れ盛ったヒラメの食いがやや下降線をたどる9月中ごろに、代わって釣果が一気に上向くのが船の大アジ釣りだ。「釣れ始めはやや小ぶりのものが多いですが、それでも40cmクラスは普通に釣れます。60cmという超ギガサイズは11月ですね」と二平さん。
釣り方はいわゆる「ビシアジ」と呼ばれる方法で、テンビンにコマセのアミエビを入れるビシ(オモリ付きコマセカゴ)を取り付け、2mm径で全長30cmぐらいのクッションゴムを介した全長2mほどの吹き流し式の空バリ仕掛で大アジを食わせる。
「とにかく釣れるアジが大きいので使用するハリも大きいです。当店ではハヤブサさんに特注した仙台湾標準のムツバリ12~13号というオリジナル仕掛がありますが、他の地方では手に入らないと思います。そこでオススメなのが……」という二平さん推奨が『海戦アジ グミ付きシーガー 2本鈎2セット』だ。ハリス2号でムツ10号とハリス3号でムツ11号の2種があるが、少しでも大アジのキャッチ率を上げるならハリが外れにくい11号だ。食ったアジにヒラメが飛びついてくることもあるのでハリスも太い方が安心。
「この仕掛はハリに赤いグミが付いているのが特長で、アジの活性が低いときでもアピール力が高いです」とい二平さん。ただし外道のサバが多いときはサバが先に飛び付いてアジのヒット率が落ちることも。そんなときはグミを外せばよいだろう。ちなみに使用するビシは40号もしくは80号と遊漁船によって極端に違うので船長の指示に従ってほしい。
キャスティング仙台南店
住所:宮城県仙台市太白区中田4-14-1
HP:https://castingnet.jp/shop/shop.php?s=45