フッキーのライトゲーマーズハイ!! これを知るだけでステップUP!!
ライトゲームの重要POINT!!

タダ巻き以外のアクションは?

前回アジングのオーソドックスな釣り方として1秒間に1巻き“タダ巻き”をオススメしました。しかし、さっきまでタダ巻きで釣れていたのに釣れなくなってしまった…なんてこともよくあります。そんな釣れにくくなったときは、タダ巻き以外の動きをルアーにさせると釣れることがあります。その一つが「フォール(ルアーが落ちていくこと)アクションです。
タダ巻きの場合は常にリールを巻き続けているので横の釣りになりますが、それに対してフォールは縦の釣りになります。

09_横の釣りと縦の釣りのイメージ画像

 

フォールのアクションはかんたんで、リールを巻くのをやめるだけです!! そして、フォールにはカーブフォールフリーフォールの2種類があります。
カーブフォールはキャストしたあとにロッドを動かさず、ルアーにテンションが掛かった状態でフォールさせます。その際ルアーが弧を描きながら落ちていくので、カーブフォールといいます。

10_カーブフォールイメージ画像

フリーフォールはルアーにテンションを掛けずに真下に落とすのでフリーフォールといいますが、ルアーが落ちていくスピードに合わせてロッドを倒したり、ラインを出したりします。

11_フリーフォールイメージ画像

どちらのフォールに反応するかは時間や日によって変わるので、アジの反応がよいフォールを見つけていきましょう。

ただし、アジングは基本的にバイトがあるレンジを釣り続けることが大切なので、フォールばかりさせているとアジがいる層を通過してしまうことになります。
そうならないように、フォールさせた後には竿先をチョンチョンとあおりルアーを持ち上げるようなアクションをしたり、タダ巻きを組み合わせるなどして、できるだけレンジキープしましょう。

12_アクションイメージの画像

フッキー的カラーチョイス!!

13_写真ワームカラー
アジング用のワーム、レインズの「アジアダー」のカラーバリエーションの一部。豊富カラーラインナップが特長です

フィッシングショーやストアイベントでよく質問されるカラーチョイスについてお話したいと思います。

結論から言うと…どのカラーでも釣れます!! でも、シチュエーションによってはこのカラーがセオリーというものがあります。

  • ・夕暮れ時などの光量が少ないときはUVカラー
  • ・オレンジ色の常夜灯周りでの釣行といえば、オレンジ系のカラー
  • ・白色の常夜灯周りではホワイト系のカラー

捕食されるエサの立場で考えると、この状況ではこれらのカラーが保護色になるのだと思います。エサは食べられまいとこれらの保護色になるのですが、捕食する側からすると「化けてるな? 食べてやる!!」となっちゃうわけなんです。
もちろんセオリーカラー以上に魚が反応してくるカラーもあるので固執しないことも重要です。

ここでカンタンにですが、私の釣れないときのカラーローテーションの紹介です。
まずワームのメインカラーを大きく変更し、魚が1番反応するメインカラーを探っていきます。

14_カラーローテーション図

反応がよかったメインカラーを見つけたら、そのメインカラーに近いカラーを試しながら少しずつラメのカラーも変え、最終的にどのカラーが1番マッチしているのかを探していきます。

カラーって実はめちゃくちゃ奥深いんです。まだまだカラーでお伝えしたことはたくさんあるのですが、小出ししていきますね(笑)。

ナイトゲームで重要なこと!!
水分補給と奴らの出現に気を付けろ!!

15_夜の漁港

釣りに関するアドバイスではありませんが、今シーズン初めてナイトゲームに挑戦する方やナイトゲームをあまりやったことがない方に、どうしても知っていただきたいことがあるので書かせていただきます。

これから夏を迎え昼間は暑く、釣りをするなら夜のライトゲームはオススメです。しかし、夜は昼間より涼しいとはいえ暑いこの時期なので水分補給は大切です。もし土地勘のない釣り場で体調不良になっても病院を探すのは大変。夜ならなおさらです。
そうならないように、休憩がてらしっかり水分補給をしましょう。

そしてもう一つが、虫よけ対策!!
これからの時期、夜の海にはアイツが出ます。それも無風時はとくに出現率高め!! そうです、です!!
それも見たこともない超ド級のドデカいサイズのヤブ蚊が出現します。虫よけスプレーや防蚊用の衣類は釣りの強い味方ですので、対策をしていると気持ちよく釣りができます。

16_FREEKNOTの防虫アイテムの一例
BOWBUWN フーディー
こちらが虫よけの強い味方、FREEKNOTから発売されている「BOWBUWN(ボウブン)」シリーズのウェア

さらにヘビ!!
たまに水面を泳いでいますが、むやみに草むらの中に入ったりしないように注意しましょう。移動中は足元をライトで照らして移動するのが得策です。

個人的に危険度No,1はコイツ!! ムカデ!!
ヘビも発見しにくいですが、ムカデはさらに発見しにくいんです!! そして海辺で出現するムカデはこれまた笑えないくらい超ド級のバケモノサイズです!!
以前、夜に防波堤で釣りをしていて足元には釣り道具を入れたバッグを置いていたのですが、ルアーを交換しようとバッグを開けたら中に入っていたことがありました。
もしもサンダルで釣りをしていたら…。
もしもムカデに噛まれていたら…。

楽しい釣りがイヤな思い出にならないように、そして釣果を伸ばすため常に釣りに集中できるように、予防とルールを守って釣りを楽しみましょう。

 

いかがでしたか? ライトゲームはひじょうにゲーム性が高い釣りです。5mも離れていない隣のアングラーだけが釣れているということもあり得ます。
今回紹介したアドバイス以外にもまだまだいろんなアクションや釣り方がありますが、ステップアップのポイントを意識して釣りをしていただければ、必ず魚は釣れるようになります。はじめは貧果でもめげずに、ぜひ釣り場に足を運んでみてください。

 

レポーターREPORTER

福井 優
プロフィール:福井 優
1985年長崎県出身 /熊本県在住
物心ついたころから釣りが好きで、ライトゲームを中心にロックフィッシュやヒラスズキ、オフショアのヒラマサやマグロといったビッグゲームを得意とする。九州をメインに山陰・四国などを釣り歩き、ここ数年は鮎釣りにもハマり勉強中。「楽しくなきゃ釣りじゃない!!」がモットーのルアーブランド・reins商品開発および営業を担当。
インスタグラム:
@y.o.u.u.u.u.u (URL: https://www.instagram.com/y.o.u.u.u.u.u/)