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本格的にライトゲームシーズンが到来しましたね!! ライトゲームのメインターゲットといえばアジとメバルですが、大人気のアジングが先にシーズンインします!!
今年(2020年)はファミリーで釣りを楽しむ方が増え、エントリーしやすいアジングを始める方も多いようです。そんななか、アジングって「ジグ単だけなの?」や「なぜこのルアーが釣れるの?」など質問をしていただくことが多くなりました。
たしかにジグ単では届く範囲も限界があり、ジグ単だけでは正直攻略できないシチュエーションはたくさんあります。釣り方やルアーを変えるだけで釣れだすということもありますし、今までねらえていなかったポイントにルアーを通すことができれば、アジやメバルだけでなくいろんな魚が釣れるかもしれません!!
今回はジグ単+αの釣り方や、私が今まで経験してきて思うところをお伝えできればと思います!!
これを読んでライトゲームシーズンを満喫しましょう!!
ジグ単では届かない…遠投したい…
そんなときは?
アジは回遊するため釣れるポイントがいつも同じとは限りません。とくに大型で回遊性の高いアジは朝マズメ・夕マズメに大きく移動します。メバルも藻場や消波ブロックなどに着いているイメージを持つ方が多いかもしれませんが、なかには回遊性の高い種類がいて、アグレッシブにベイトを追いかけて回遊しています。
ジグ単(ジグヘッド単体)で釣りをしていて、外灯周りや足下から15m~20mの範囲で釣れていればよいのですが、「届く範囲ではアタリがない」や「沖合でライズしている」「流れが速く、釣りたいポイントにリグ(仕掛)が入らない…」などのシチュエーションでは、軽いジグ単だけではできることに限界があります。そんなときに活躍するのがキャロやフロート、メタルジグといったリグなんです!!
タックルもジグ単とは違いPEラインを使用し、ロッドもソリッドティップではなくチューブラーのロッドを使用します。キャロやフロートの目安としてはPEライン0.3号に中間リーダー8lb(2号)、先のリーダー6lb(1.5号)。メタルジグで10g以下を使用した場合はPEライン0.3号にリーダー6lb(1.5号)をオススメします!!
遠くの中層をねらう、流れの中にリグを入れたい、
そんなときはキャロ
キャロライナリグはジグ単よりも重いので、遠くのポイントをねらえ、幅広く探れるリグです!!
キャストしてねらいたいタナ(層)をタダ巻きしたり、流れがあるポイントでは潮上にキャストしてゆっくり巻きながらユラユラと流れに乗せます。フォールさせるときはフリーフォールさせると絡むことが多くなるのでカーブフォールを使いましょう。また、潮流に変化やヨレがあれば重点的にねらうとよいですね。
ジグヘッドは軽いジグヘッドをセットすることがオススメで、0.3gや鉛のヘッドが付いていないフックだけのものも使用します。
シンカーを使うとさらにディープエリアや流れが速いポイントをねらうことができますが、沈下速度も速いので重さの調節が必要です。
reinsネイルシンカーが挿せる「メバルロケット」というフロートを使えば、手軽に重さを変更でき、飛距離やタナ、沈下速度を調整することも可能です。釣り方の工夫のひとつになりますよ。
※ウェイトによって差し込めなかったり、抜きにくいものもあります
遠くでライズしてる!!そんなときはフロート
「少し離れた所でライズしているけどキャロだと沈んでしまって表層をねらえない…」や「遠浅になっていてすぐ根掛かりしてしまう…」などの場合にオススメなのがフロートを使った釣り!!
基本はキャロと同じ仕掛ですが、浮力があるので表層の魚をねらい撃ちできます!! ゆっくりとタダ巻きしたり、ラインを張らず緩めずを保ちながら流れに乗せるだけです。
デイ(日中)はメタルジグもオススメ!!
キャロやフロートと同じ重さだと、メタルジグはさらに遠くまで投げることができ、深いポイントをねらうことが可能です。キャロやフロートのようにゆっくりとした釣り方はできませんが、キビキビとしたアクションに魚が反応してきます!!
基本はメタルジグが着底後、手首を支点に細かいワンピッチジャーク(=1回シャクって1回巻く)を繰り返します。その際、こまめにボトムを取り直すことも大事です。
魚がライズしていたら、着水直後に水面を高速巻きしてねらうこともできます。このとき、巻き続けるのではなくストップしてヒラヒラフォールさせるとさらにGoodです!! ただし、デイではあまりアジがライズすることはなく他のアジよりも大きい魚種の場合が多いので、ラインブレイクに注意してください。
夜の釣りに効果アリのグローカラー!
でも実は…グローの見え方はさまざま!?
ワームを含めルアーにはグローカラーが存在します。
光を当てることにより発光するカラーなのですが、とくに夜に釣行することが多いライトゲームではグローカラーを多用するケースも多いと思います。そんなグローカラー、実は奥が深いんです!!
reinsのワームはボディー自体が発光するものと、発光するフレークが入っているGS(グロースポット)やPGS(ピンクグロースポット)が存在します。基本的にはどのグローもチャートの発光をしますが、発光の仕方はさまざま!!
ド定番のグローカラーを発光させると…、
しっかりチャートに発光しています!!
が、しかし!! ベースカラーがピンク系のグローバブルガムを発光させると…、
えっ!? チャート発光じゃない???
実はベースカラーによって発光の色が変わるんです!! 2色並べてみると違いがわかりやすいです。
こちらはグローカラーよりも発光力が強くアピール度抜群の、みんな大好きGSカラー!!
また、どのグローカラーも照射後は徐々に発光力が弱くなっていきますので、こまめにライトで照射するなどして使ってください。頭だけ照射したりテールだけ照射したりするのも効果アリです!!
光り方が異なる、バリエーションに富んだグローカラーのアイテム。夜のライトゲームで駆使すれば、魚へのアピールも抜群! 効果的です。しかし、常に効くとは限らずグローを嫌うときもありますし、多用し過ぎるとスレてくることがあるのも事実。上手くカラーローテーションをしながらベストなカラーを探してみてください。
ライトゲーム必須アイテム!!
さて最後に、ライトゲームを快適に、釣りを楽しむために必須のアイテムやあると便利なグッズを紹介します!!
①.ヘッドライト
夜に釣りをすることも多いライトゲームではなくてはならないアイテムです!!
作業する際に手元を照らしますが、それ以外はライトは消しましょう。また、海中を照らすと魚に警戒心をあたえてしまうので、海中を照らすのはNGです!!
②.フィッシュグリップ
ほとんどのライトゲーマーが持っている必須アイテム。魚を素手で触ることなく握れます!! 危険な魚が釣れた場合には必需品です。
③.フォーセップ
ノド奥にガッツリ掛かってしまったときに大活躍間違いなしのハリ外し!! フィッシュグリップ同様、危険な魚が釣れたときにも活躍します。
また、釣行後に運転して帰るときに魚のヌメリやニオイがついた手でハンドルを握りたくないという方には重宝します!!
④.キーパーバケツ
手を洗ったり、魚が釣れたときに生かしておくだけでなく、ロッドホルダーやフィッシュグリップホルダー、フォーセップやプライヤーなどを挿せる優れもの。多機能キーパーバケツです。
ロープにはオモリが付いているので強制的に海水が汲め、コブ付きなので海水が入った重い状態でも手を痛めることなくも引き上げることができます。
⑤.ランディングネット
大物が掛かり抜き上げるのが難しい状況のときや、シーバスなどのアジ以外の魚が釣れたときにあると便利です。
どんな釣りでもハサミは必要なのであえて今回は紹介していません。また、魚を美味しく持って帰るにはクーラーなども必要になります。さらに、水辺に行くときは救命具を身に着けることも、楽しく釣りをするうえでひじょうに大切ですよ!!
今回はジグ単以外のオーソドックスなリグをいくつか紹介させていただきましたが、他にもいろんなリグがあります。釣り場によっても有効な釣り方があるのは当然ですが、潮の流れ具合や時間帯によっても変わってきます。
また、夜間釣行することが多いライトゲームでは、グローカラーを多用するアングラーの方も多いと思います。ベースカラーによる発光の違いを知っておくと、魚と出会うチャンスはさらに広がりますので、お気に入りのカラーを混ぜながらカラーローテーションして、その日のベストなリグとワーム・カラーを見つけていきましょう。
レポーターREPORTER
1985年長崎県出身 /熊本県在住
物心ついたころから釣りが好きで、ライトゲームを中心にロックフィッシュやヒラスズキ、オフショアのヒラマサやマグロといったビッグゲームを得意とする。九州をメインに山陰・四国などを釣り歩き、ここ数年は鮎釣りにもハマり勉強中。「楽しくなきゃ釣りじゃない!!」がモットーのルアーブランド・reins商品開発および営業を担当。
インスタグラム:
@y.o.u.u.u.u.u (URL: https://www.instagram.com/y.o.u.u.u.u.u/)