お魚大好き「かわちゃん」こと川田一輝さんがお届けする、ほのぼのイラストコーナー!
第34弾となる今回も川田さんのアイデアで始まった、あいうえお順にお魚を紹介する連載! では、どうぞ~!
五十音順にさかなをご紹介! 題して…『あ・い・う・え・おさかな』。
シリーズでお届けしています。さて、どんなお魚が登場するでしょうか?
今回は【ヤ行】のお魚です!
ヤガラ
さかな界の変顔王子、ヤガラ。
意外と長くて最大1.4~2m。矢の柄模様のように細いことから、「矢柄」と命名されました。
山口や鹿児島では「フエフキ」、鳥取や愛媛では「タイホウ」と呼ばれます。
尻尾(尾ビレ)の形も特徴的で、普通の魚の尻尾の間から、1本だけ細くて長い紐のような尻尾が生えています。
体表にウロコは全くなくて、代わりに強烈なヌメリがあります。僕も釣ったことありますが、「うなぎかっ!」てくらいベトベトぬるぬる!
ちなみにアカヤガラは白身の高級魚です。
口の部分を乾燥させたものは、腎臓や喘息の漢方薬になるそうです。
ユメカサゴ
お目目がキュートで大好きなさかな! 水深130~980mの砂泥地にいます。
海底でじっとしている様子が、「眼を開けたまま夢を見て寝ているように見える…」ということでユメカサゴと名付けられました。
北陸のノドグロ は赤ムツですが、静岡県駿河湾ではユメカサゴをノドグロと呼びます。
どっちのノドグロも旬は冬です。
大きいものほど高く、300g以上は1kgあたり卸値で3000円以上します!!
食べても美味しい見ても可愛いユメカサゴは、海底のアイドル!?
ヨシキリザメ
世界中の暖かい海に住み最大全長4mもある、旅するサメ。
ヒレは高級食材フカヒレになります。
千葉では別名オバサンとも呼ばれています。理由はオバさんに似てるから…って、本当に似てるかなぁ…?
日本近海のヨシキリザメは少し変わっていて、ある程度大きくなると…、
♂オスは南の海域に
♀メスは北の海域に
分かれて暮らします。
交尾期以外はオスとメスが分かれて過ごす。その理由とは…?
サメの一番の天敵はサメ自身だから(一説)、自分より大きなサメから共食いされるのを防ぐためだともいわれています。
宮城県仙台にある、仙台うみの杜水族館では、常設展示を目指して挑戦されています!
大型のサメの飼育は難しいですが、サメ好きの子どもたちのためにも! 頑張ってくださーい!!
いかがでしたか?
実は! この『あ・い・う・え・おさかな』をまとめた、「あいうえおさかな お風呂ポスター」が完成! お風呂が水族館に…。
ご家庭に、お子さんへのプレゼントにどうぞ!
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レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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