知って得する!川田一輝のお魚あれこれ No.64 金魚の生存率が80%アップする方法

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こんにちは!
お祭りで一番好きなのは金魚すくい。「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。

金魚すくいですくった金魚を持って帰って飼ったことがある方、多いんじゃないでしょうか。ただ数日すると死んでしまったり……。
そこで、ちょっとでも長生きしてほしいので生存率が80%アップしちゃう裏技を今回はご紹介します!

 

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まずは酸欠防止!

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お店の人が金魚を袋に入れる前に、水の入った袋をぱしゃぱしゃと振ってください。
これは酸素を水に溶け込ますことで、金魚が持ち帰る最中に息苦しくならないようにするためです。

次は水づくり

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水槽の水は水道水のままではNG!

(できればあら塩)をほんの1つまみと、カルキ抜きをまぜてお水を用意してください。
目安は塩が水1Lに対して5g。こうすることで、「塩浴」という金魚が楽な状態になり体力を回復しやすくさせる効果があったり、病気になっていても治りが早くなったりするんです。

もしカルキ抜きがない場合の裏技なんですが、「ビタミンC入りののど飴」を5秒くらい水の中でスリスリ溶かせばOK! ビタミンCがカルキ(塩素)を中和してくれます。

そしてエサはストップ!

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エサは持ち帰った次の日以降にあげましょう。

金魚を連れて帰った日はエサやりをガマン。しばらくはそっとしておいて、次の日に少しだけあげましょう。

 

金魚すくいの金魚は「和金(わきん)」という種類です。フナを鑑賞用に改良した品種で大きくなると20cmほどになります。
すくってきたときが一番弱っていますが、そこを乗り越えてうまく育てられれば寿命は15年! チワワと同じくらい長生きしますよ!

では、金魚すくいにレッツチャレンジ!
上手に飼えたらまた教えてくださいね。

 

レポーターREPORTER

さかなのおにいさん かわちゃん
プロフィール:さかなのおにいさん かわちゃん
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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