噴火湾の秘境で癒される!! 干潮のときだけ現れる釣り場!?

残り時間あとわずか…ついに○○○が現れた!?

12_ 左の出岬

そんななか、一緒に釣りをしていた北條さんに何かがヒット!

北條さん: 「花さん、ヒラメかもしれないです!」
私: (まぢかよ~~ヒラメ狙ってるの俺なのに…。きっと大きなアブラコでしょ!)

と、心の中で悪い私が顔を出します(笑)。

ちょうどキャストしたばかりでルアーの回収に時間がかかり、タモ入れには間に合わず…。代わりに菊地さんがタモ入れしてくれました。そして上がってきたのは…??

13_ 北條さんのヒラメ釣果

40cmの見事なヒラメ!! う、羨ましい、羨ましすぎる…。
実は北條さんはヒラメ以外にもハチガラやアブラコもかなりの数を仕留めていました。アブラコ総数12~15本(うちリリース4~5本)!

普段の私なら心が折れてもう諦めているところですが、人は成長するもの。こういうときに、いかに集中力を切らさないで続けられるかが釣りの真髄!! 自分のお気に入りのカラーのワームが根掛かりでなくなってしまっていましたが、他のカラーで何とか根気強くキャストを続けました…。
とはいえ、なんかしっくりこなかった(?)ため、北條さんにあっさり借りることに…。

私: 「北條さん! ワーム貸してもらえませんか?」
北條さん: 「いいですよ~好きなの使ってください!」
14_ シャッド系ワーム
借りたワームはこんなカラーのシャッド系

北條さんにワームを借りた後も、最後まで集中してワームをスイミングさせます。
そして、残り時間もあと1時間になった午前9時、ついに……。

私: (あれ、なんかひっかかった。根掛かり? リールは巻ける。海草かタコがひっかかったかな?)

このとき、まだ魚の生命感はありません。

ググン!!

私: (魚はついてるっぽいけど何だろう?)

そして岸に近づくにつれて、ググググン!!!! 大きくなる引き! ときおり鳴り響くドラグ…!

私: (これはヒラメかな? 50cmくらい?)

ジジジィィィィィィ!!!!!

私: (あかんっ! これはタモや!!)

※ちなみにここまでは心の独り言。そしてなぜか関西弁(笑)

たまたま北條さんが近くで釣りをしていてくれたので、

私: 「北條さん! すみませんが、タモお願いできますか?」

とお願い。ありがたいことに、北條さんは急いで駆けつけてくれます。

私: 「なんかあんまり引かないんですよね…」
北條さん: 「それヒラメだわ!! 足元でかなり引くから落ち着いてね!」

北條さんの存在が頼もしい…そして心強すぎる…。
すると、少しずつ魚体が見え始めてきました。その時っ!

ジイィィィィィィィィィ!!!!!!!

聞いたことのないドラグ音! ドキドキしながらも北條さんの存在もあり、ここも落ち着いて対処できました。やっと魚を浮かせて見えた姿は、ヒラメだ…! しかもデカイぞ!! そばでは北條さんがヒラメ以上に大きいタモを持って待ち構えてくれています。おかげで思ったよりスムーズにネットイン!!

釣れたのは…、

15_ 渾身のヒラメ釣果

63cm 3kgのヒラメ!!!
今までの苦労がすべて報われた、釣り人冥利に尽きる瞬間でした!!!

16_ ヒラメ63cm
ドキドキで手が震えるほどのヒラメ。63cm!

「かっちょいい~~! やばい、手が震えてる…」
しばらく放心状態になってしまいました。

北條さん: 「ヒラメは血が回るの早いから、早く血抜きした方がいいよ!」

北條さんからのせっかくのアドバイスも耳に入らないほど、放心状態の私…。父に速攻でLINE(ライン)を入れて写真を送ったのですが、帰ってきて見るまでは嘘だと思っていたみたいです(笑)。

そういえば道中、菊地さんと飲み物を買いにコンビニに寄った際、某釣り新聞に「噴火湾ヒラメ好調!」の記事が…。

私: 「菊地さん、俺ヒラメ釣って記事に載りますね!」
菊地さん: 「あははははは」

冗談ではなく、GOODサイズのヒラメとの出会いが現実となったのがひじょうに嬉しく、また夢のようでした。

 

その後、残り時間はまだ30分ほどありましたが、このヒラメを最後に全員無言で片付けを開始。釣りはお開きとなりました。
(実は私、ヒラメ以外にアブラコを2匹キープしていたのですが、このヒラメで大満足してしまい、2匹とも菊地さんにもらっていただきました。アブラコちゃんには失礼な話ですね(笑))