魚料理・釣りシーン別に選びたい!
春~初夏の淡路島 メバル&ガシラ料理には地元のこのお酒

メバル&カサゴ料理と日本酒

メバルとガシラの塩焼き

08_メバルとガシラの塩焼き
メバルとガシラの塩焼き
08b_凛美を手に持つ寺見さん

塩焼きは塩味に加え、お好みでレモンを搾りますので甘口の都美人酒造「生麗 きれい」がいいですね。「お酒が主役!」と贅沢に飲まれるのでしたら、やはりオールマイティーな都美人酒造「大吟醸 凛美」と千年一酒造の「花の大吟醸」です。いろいろなお酒を味わいたい方でしたら最初はお料理の味を邪魔しない辛口でスタートし、徐々に飲む方に重点が移ってきましたらフルーティーな甘口、最後にがっつりと原酒、という順番がよろしいかと思います。(接客係リーダー・寺見和也さん)

08c_無限大

メバルやガシラの塩焼きですと「千代の縁」「無限大」どちらのお酒も合いますが強いていえば「無限大」でしょうか。(夜食処いそべ亭店長・宮田清美さん)

09a_夜食処いそべ亭店長・宮田清美さん
夜食処いそべ亭店長・宮田清美さん
09b_夜食処いそべ亭
夜食処いそべ亭の営業時間は19~0時

ガシラの煮付け

10_ガシラの煮付け
ガシラの煮付け
10b_特別純米酒 冷酒

煮付けの場合は千年一酒造「特別純米酒 冷酒」がおすすめです。味が濃いお料理ですからスッキリしたお酒がよく合いますね。都美人酒造「大吟醸 凛美」もいいですよ。(接客係リーダー・寺見和也さん)

「ガシラの煮付け」でしたら「千代の縁」「無限大」どちらも冷酒がよく合います。日本酒党の方でしたら「無限大」、飲み慣れない方や女性でしたら飲みやすい「千代の縁」ですね。(夜食処いそべ亭店長・宮田清美さん)

10c_千代の縁・無限大

料理長に聞くメバル&ガシラ料理のコツと美味しい食べ方

最後にせっかくなので調理部リーダーの宮田良守さんにメバル、ガシラ料理のノウハウ、美味しくいただくためのコツをお聞きした。

11_料理

当ホテルでふるまわれるお魚はすべて地元、淡路島の近海で獲れたものです。野菜、肉も淡路島産なんですよ。お魚料理は味の薄いものからお出しするのが基本ですので、まずは「メバルのお造り」です。続いて焼き物。最後に煮付けの順番です。

メバルやガシラ料理を美味しく仕上げるコツは、残りやすいウロコをできる限りきれいに落とすことです。メバルもガシラも白身でクセのない味ですので、とにかくお造りは鮮度が命ですが焼き物にする場合は半日ほど、そのまま寝かせたほうがよろしいです。身が新しいと焼くときに皮がはじけてしまいますから。ただし脂が多い魚を寝かせる場合は先に塩をしておかないと身に味が入りません。脂が少ないメバルなどを塩焼きにする場合は焼く直前に塩を振るだけで大丈夫です。

12_調理部リーダー・宮田良守さん
調理部リーダー・宮田良守さん

煮付けのコツは素材の味を殺さないこと。下処理として熱湯をかけて霜降りにし、頭の部分などに残ったウロコやヌメリを指先で綺麗に落とすことが大切です。今回の煮付けは旬のワカメと甘みたっぷりの淡路島のタマネギを一緒に煮ています。

お造りの剣や塩焼きに添えられているミョウガやハジカミ、煮付けの白髪ネギなどは、お料理の彩りという意味もありますが、舌直しという意味合いも大きいですので、お料理の合間に食べて舌をさっぱりさせていただくことで、違ったお料理、お酒にすすむうえで、その味が生きてくるようになります。(調理部リーダー・宮田良守さん)

 

13_お酒

ちなみに現在、淡路島には酒造組合加盟メーカーは都美人酒造千年一酒造の2社。戦前は島内に40数軒もの酒蔵があったとか。南あわじ市の都美人酒造は第二次大戦中に島内10軒の酒蔵が合併し現在に至る。メインの純米酒は山廃仕込み。大吟醸は地元・兵庫の山田錦の40%精米という贅沢な造り。淡路市にある千年一酒造は地酒を造り続け140余年。阪神淡路大震災で大打撃を受けながらも蔵の一部を建て直し、宮水と同質の鐘軌山の山水と最良の米でスッキリとした美味い酒を造りたいと日々努力を重ねる。
淡路島観光ホテルはもちろん淡路島釣行の際はぜひお立ち寄りを!

都美人酒造

住所:〒656-0424 兵庫県南あわじ市榎列西川247
HP:http://www.miyakobijin.co.jp/

 

千年一酒造

住所:〒656-2311 兵庫県淡路市久留麻2485-1
HP:http://www.sennenichi.co.jp/