海外釣行記タイ編 
誰でも気軽に楽しめる美味しい「屋内エビ釣り堀 」

HEAT読者の皆様こんにちは!
職業柄? 誰でも手軽に楽しめる釣りや旅、比較的ハードルの低い海外遠征などについて常に思いを馳せているショータです。例えば海外遠征となれば「時間」、「費用」、「道具」の3つがかなりのウェイトを占めるわけですが、出張ついでに、または家族や友人との旅行ついでに、お値段も手軽に、しかも手ぶらで楽しめてしまう海外の釣りもあるんです。

未経験者でも楽しめる「釣って食べられる釣り堀」in タイ

今回ご紹介したいのはタイで人気のエビ釣り堀、東南アジア各国で幅広い層に愛されているレジャーでもあります。国や地域により多少仕組みやルールが違ったりしますが、基本的にはレストランに併設された釣り堀でエビを釣り、そのエビを料理してもらって(または自分で焼いて)食すスタイルの釣り堀。しかし釣り堀だと侮るなかれ、放っておいてもハリが口に刺さることのないエビ釣りは、初心者もベテランもついつい熱くなってしまう「ムズ面白い」釣りなのです。

02_レストラン+釣り堀の入り口
入り口からしてワクワクする…。レストラン+釣り堀、そして東南アジアの魅力ともいえる「雑多な美しさ」がある雰囲気
03_オニテナガエビ(Macrobrachium rogenbergii)
タイの釣り堀で釣れるエビはオニテナガエビ(Macrobrachium rogenbergii)という、全長40cm近くにもなる大型種。日本のテナガエビの大きさをイメージしていると先ずはその重厚な身体つきに驚くはず

なかなか釣れないからこそ真剣になってしまうエビ釣り…

レストランに入ると店のど真ん中にある池が出迎えてくれる。店員さんに釣りをしたい旨を伝えると、早速レンタルタックルを持ってきて準備をしてくれる。お店によって差があるようですが、タナを取ってもらうのはスタッフに任せた方が無難かな? と個人的には思います。エサがあまりに中層を漂っていれはエビがエサをつかめないので、自然なベタ底がベスト。あまりに糸フケが多いとエビがエサをつかんでも、かなり動いてくれないと気付けなかったりします。

04_テナガエビ釣り風景
ご飯を食べるのもビールを飲むのも忘れてしまうこともしばしば…

今回は仕事のついでにバンコクに住む友人を訪ねて、夕食を一緒に食べようという話になっての釣行(観光?)。珍しくタックルを一切持って行っていなかったのですが、どっちみちテナガエビを釣る道具一式は持っていないなぁ(笑)。お互い釣り経験もそこそこ長く、釣れ過ぎたらつまらないね~なんて冗談を言っていたのが随分前に感じるぐらい、時々ウキは動くもののなかなかキャッチできず、お互い黙り込んで釣りに没頭してしまいます。

05_今回のガイド ダイスケさん
今回旅の案内をしてくれたダイスケさん。こんな手軽な釣りからオフショアのマグロまでさまざまな釣りを楽しむ、良き友人であり頼りになる先輩でもある釣り人で、去年から現地駐在員に。こんな感じで全国各地、世界各国に友達がいると釣りはもっともっと楽しく。持つべきものは、道具よりも知識よりも、友だったりするのは本当の話

待望のキャッチ

「このままだと食べるエビも注文になっちゃうね~」安心してください。もしもエビが釣れなくても、釣り代金以外に追加料金を払うことで同じエビを注文して料理してもらうことができます。でもやっぱりそこは釣り人としての安いプライドがあるので、どうにか自分たちで釣ったエビを食べようと、後半は本当に真剣釣りモード。ウキが流れに反してゆっくりと横に動き、聞きアワセからの…本アワセ! ようやく無事にボウズを回避し、ここからはリラックスしたのか飽きない程度に食べるエビを確保。

06_テナガエビ釣果
07_テナガエビ釣果
いい大人がエビ1匹釣るだけで、ザリガニ釣りをしたあの頃へ帰れちゃいます
08_テナガエビのタックル
一般的な延べ竿仕掛に、エサは鶏のレバーが一般的なようです。なかにはマイタックルを持参している常連さんの姿も

改めてその手に持つと結構厳ついオニテナガエビ。鋭くはないですが挟まれると結構痛いので、ハリを外す時は注意しましょう。借りているビクにエビを入れて、ある程度釣れたところで調理を頼みます。しかし同じ道具なのに釣果に差があり、この狭い池でもよく当たる場所があったりもして、退屈しないのです。

09_ハリの外し方
写真のようにハサミを壁に押し当てて置くと、ハリを外す時に挟まれません

釣りも料理も本格的な Shrimp Fishing Park Restaurant

オニテナガエビはその大きさだけではなく、調理で火を通しても肉が縮まないというのが大きな特徴。焼きあがったエビも殻からはち切れんばかりのプリプリしたお肉がたっぷり。火傷をしないように気を付けながら殻を剥いて、一緒に出てくるソースをたっぷりと付けてガブリ。唐辛子とライムの酸味の効いたこのソースがまた何とも言えず美味しい!

10_プリプリのテナガエビ料理
結構なボリュームになった!身はプリプリで止まらなくなる!

一緒に頼んだトムヤンクンにももちろん同じエビが使われていて、食べ応えは十分! 他にも空芯菜やお肉の炒め物などをオーダーし、ちょっとした贅沢な食事に発展。そりゃ釣りも楽しめてお酒を片手に懐かしい話に花を咲かせたりしていたらお料理も進んでしまいます。なんてよくできたシステムなのでしょうか(笑)。

11_現地人も納得の本場タイ料理
現地人も納得の本場タイ料理も一緒に楽しんでしまいましょう

今回お世話になったのはローカルの方も多いレストランで、釣りだけを目当てにくる人もいる程のちょっとした「本格派」。当然お料理も本格的なタイ料理です。きっと最初は無理に付き合わせてしまった友人や家族も、このお料理を食べれば結果オーライ、楽しい経験になるのでは?

12_Shrimp Fishing Park Restaurant
釣り料金は1時間100バーツ(エビの調理を頼むと別途30バーツ)なので、その他のお料理やビールも含めて一人500~800バーツ程度の予算があればのんびりできると思います

Shrimp Fishing Park Restaurant

住所:Soi Ratchadaphisek 8, Khwaeng Bukkhalo, Khet Thon Buri, Krung Thep Maha Nakhon
TEL:+66(0)99-470-2876
営業時間:17:00~24:00

タイだけでなく、さまざまな国で楽しめます

釣って食べれるエビ釣り堀はタイ以外にもさまざまな国で楽しまれていて、自分が行ったことのある場所だと台湾が一番記憶に新しいです。同じようなレンタルタックルでしたが、そこの場合は大きなオーブンのようなクッカーを使用して自分で塩を振り焼くというスタイルでしたね。お値段もリーズナブルで、初心者や子供を釣れて遊びに来たいなぁと思ったのを覚えています。

13_テナガエビ釣果 台湾
若干サイズがタイのエビに比べて全体的に小さかった記憶が…。国や地域で差があるのも面白いですね

きっと最も手軽で、誰でも楽しめる(または連れていける)釣りの一つであるエビ釣り堀。今後東南アジアに旅行や出張で訪れる方はぜひ足を運んで欲しいです。海外で自分で釣れたものや獲ったものを食すのは、年齢や性別関係なく良い思い出になるはずです。

 

レポーターREPORTOR

ショータ・ジェンキンス
プロフィール:ショータ・ジェンキンス
パックロッドを中心に、ライフスタイルとしての釣りを提案するメーカーHuerco(フエルコ)に所属しながら、世界各地を釣り食べ歩く国際派。厳しい釣りを強いられても、持ち前のハッタリと語学力で切り抜ける「適当さ」が武器。BIGFISH1983ジャパンアンバサダー、Rマジック・TONEDTROUTプロスタッフ、Patagoniaプロセールスプログラム。
インスタグラム:
@shota_jenkins_konno (URL: https://www.instagram.com/shota_jenkins_konno/)