理想はミディアムクラス以上のベイトタックル
ストラクチャーをがっちり攻略!
海でカサゴなどのロックフィッシュを手軽にねらうのに最適なバスタックルはミディアム、ミディアムヘビークラスのベイトタックルだ。ロッドの長さは一般的な6f台でOK。ベイトリールにはたぶんバス用にフロロカーボンラインの12~16lbを巻いているはずだから、そのまま使える。
ではポイントごとにマッチするリグ、ルアー、エサを紹介しよう。まずは防波堤の壁際をねらう場合。ベストはダウンショットリグ、いわゆる胴突仕掛だ。シンカーは10~18g(3~5号)ぐらい。重くて30g(8号)まででOK。フックはチヌバリ3~4号、丸セイゴ10号程度。ワームフックでもいい。これにバス用やソルトのロックフィッシュ用のワームをセットすればOKだが、できればアオイソメや冷凍キビナゴ、サバの切り身などさま生エサを刺せば釣果は確実だ。
続いて敷石の上、ブレイク、根の周りなどボトムをねらう場合。リグは壁際と同じダウンショットでもOKだし、よりタイトに釣るならテキサスリグもしくは重めのジグヘッド単体がよいだろう。テキサスならシンカーは10~30g(3~8号)、ジグヘッドなら若干軽めの5~10gでOK。フックにセットするワームやエサはダウンショットと同じ。
テトラの穴をねらう場合はジグヘッド単体、スプリットショットもしくはエサ用のブラクリ仕掛。ブラクリとは根魚用に特化したオモリのすぐ下にハリがある仕掛で、オモリには派手なカラーリングが施されておりルアー効果も期待できる。とにかく穴の中は根掛かりのリスクが高いので、できるだけシンプルなリグでないと釣りにならない。シンカーサイズはいずれも10~30g(3~8号)ぐらい。スプリットの場合はフックのすぐ上にシンカーを固定するのがコツ。要はブラクリ仕掛と似たようなスタイルにするのだ。ワームやエサは同じでよい。
ジグヘッド
テキサスシンカー
ワーム
胴突仕掛
ブラクリ仕掛
ライトなスピニングタックルでもできる釣り
スリット内や敷石の上をスローに攻める!
長さ6f台のウルトラライトとかミディアムライトクラスのスピニングタックルでも釣り方を変えればカサゴなどがねらえる。スピニングリールにはベイトリールよりも細い3~5lbのフロロラインが巻いてあるはずだから、この繊細さを利用して軽いリグで食わせるのだ。
第一にねらいたいのは防波堤の継ぎ目にできた隙間やスリットの中。5g程度のジグヘッド単体リグにメバリング用などの3inワームをセット。スリット内にリグを投入し底に着くまでスローに落としていく。ジグヘッドをさらに軽く3gぐらいにして底を取れば敷石の上、ブレイク、シモリ周りなどもねらえるしテトラが切れるあたりでリグを浮かせ気味に宙層をねらえばメバルも食ってくるかも? ワームの代わりにアオイソメなど虫エサを使うのもよい。カサゴだけでなくいろいろな魚がヒットする楽しい釣りだ。
ジグヘッド
ワーム
最後にお願い! ゴミのポイ捨ては厳禁。立入禁止の場所には入らないこと。ライフジャケットは常時着用。マナーとルールを守り、安全にも心がけて、めいっぱい楽しもう!