複数のアピール要素と生命感を併せ持つ新擬餌「白エビ」
これまでHayabusaのサビキ仕掛(スキン系)の主力といえば「ピンクスキン」「白スキン」「ケイムラスキン」「リアルスキン」といった擬餌が挙げられるが、その「白スキン」「ケイムラスキン」「リアルスキン」の各長所を併せ持った擬餌としてデビューするのが「ケイムラ白エビ」である。
実際に「~エビ」と名のつく疑似餌が。実際に魚にそう見えているかどうかは100%定かではないが、エビやカニといった小型の甲殻類は非常に栄養価が高く、彼らの幼生という存在は、食物連鎖を形成する最初の段階と言っても過言ではないだろう。従来の擬餌に、新たな一手が加わることで、より魚の活性や状況に応じてサビキを選択することが可能になる。手練れの釣り師であれば、サビキのローテーションと手数の多さが、釣果に差をつける事を知っているはず。今後の新定番となりうるケイムラ白エビ、一体どういったものなのだろうか。
凝縮されたアピールのエッセンス
真っ白なボディは濁り潮や薄暗いマズメ時、深場でもしっかりとその存在をアピールし、そこにケイムラ(紫外線発光)を加えることで艶かしい発色をサビキに持たせることが出来る。
何を落としても釣れる状況下ではなく、食い渋っている時にこそ “釣れるサビキ” の真価が問われるのだが、この「ケイムラ白エビ」には、ここぞという時に信頼できるノウハウが詰まっている。
アピール要素は真っ白ボディとケイムラだけではなく、「赤ワタ」という独自の存在感を持つアクセントを追加。イカタンを始めとする、サビキへの付餌の効き目は、サビキ釣りを長く楽しむ釣り人なら知っていると思うが、この赤ワタという小さな工夫の集魚力は侮ることが出来ない。
さらにエビの目をイミテートする「黒留」に加えて、「オーロラ系」を採用することで魚にエビの触角を連想させ、さらにリアルなアプローチを可能にした。サビキやルアー釣りなどで、しばし目の存在は議論されることが少なくない。目、あるいは目の様な模様があることでそこに魚が食いついてくることが多くなるというものだ。
そして糸の存在は魚にとって決して安心できるものではなく、基本的には釣り人は糸の気配をできるだけ消すことに努める。そんな中、黒留とオーロラ糸は魚の習性を逆手に取った発想と、実釣に裏付けられた結果の伴ったデザインと言える。従来のサビキにはない、釣れる要素を凝縮した実釣力を是非体感してほしい。