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今回は、静岡・富戸港の「光海丸」からカワハギ&アカハタねらいの仕立てリレーで出船。
私はこれまでにマハタとアオハタを釣ったことはあるが、「アカハタ」はねらうのも釣るのも今回が初。アカハタは「高級魚」というイメージが強く、高級魚がそんなかんたんに釣れるわけないと思っていたのだが…、実際は予想に反してめちゃくちゃシンプルに釣れる好ターゲットだった!! そんな釣行の模様をマルッと紹介したい。
「美味魚&高級魚」をリレー船で満喫!


当日、前半はカワハギ釣り、後半はアカハタ釣りという「美味魚&高級魚」の魅惑の仕立船に乗船。前半戦、船中で良型カワハギが次々とヒット(なかには一荷も!)するなか、私が最初で最後のカワハギを手にしたのは、実釣開始から約4時間後。あやうくオデコになるところで本当に焦った…。
ただ、フグのヒットパターンを早々に見出し(?)、カワハギの時合いに船中唯一の「良型ハコフグ」を釣り上げるという妙技を披露したことも付け加えておこう(笑)。


というわけで、決して私がカワハギ釣りに苦戦したからというわけではなく、今回は「アカハタ」をピックアップしたい。
アカハタは「スズキ目ハタ科」に分類されるが、スズキ目ハタ科の魚はひじょうに美味な魚が多く、総じて市場価値も高い。フィッシュイーターなだけに、体の大きさに見合わないほど大きな口を持つ。獲物(エサ)に対してアグレッシブに捕食するため、アタリが分かりやすいうえ、ヒット直後のパワフルな引きも魅力のターゲットだ。
ちなみに、オフショアフィッシング界のスズキ目ハタ科の代表格といえば、「マハタ」「アカハタ」「キジハタ(アコウ)」といったところだが、そのヒエラルキーの頂点に君臨するのが「クエ」だ。
今回、私は「アカハタ釣り」に初挑戦。以前に当連載で紹介した通り、相模湾・江ノ島沖のジギングで「アオハタ」は何度も釣ったことがあり、その食味の高さに惚れ込んでいる。そんななか、アカハタはアオハタを上回るほどの価値ある魚とくれば、「釣ってみたい!」とう思うのは当然のこと。当釣行にて、東伊豆でついにその念願が叶ったというわけだ。
参考:江ノ島沖のジギングで五目釣りを堪能!ジグ&インチクの使い分けで良型アオハタをゲット!
「ジャックアイ キックボトム+エビ」でアカハタ連打!

江ノ島沖で釣り上げたアオハタの自身最大サイズは45cm。これはハヤブサ「ジャックアイ キックボトム」80gのゴールドカラーで仕留めた1尾だ。ただ巻きで根魚から青物まで幅広くねらえる“ハイアピール型インチク”だが、当日はタコベイトを外し、シングルフック2本それぞれに持参したエビエサを装餌した。
巻くだけで「ゆらゆら」とアクションし、フォールさせれば「イレギュラーフォール」で誘う。そこにエビエサのアピールが加われば、もはや無敵なのでは…? という算段だ。
【検証】自己記録のアオハタを釣り上げた仕掛はアカハタにも効く?

「ジャックアイ キックボトム+エビエサ」のハイブリッド仕掛で猛アピール作戦が見事にハマり、開始1投目で本命を食わせた。前半戦のカワハギ釣りではかなり苦戦を強いられたものの、後半戦のアカハタ釣りでは早々に肩の荷が下りた…といった感じ(笑)。
アカハタはロックフィッシュ(根魚)のため、基本的にボトム付近を重点的にねらう。仕掛を投入後、着底したら素早く糸フケを取り、まずは着底直後の“落ちパク”のアタリに集中する。アタリがなければ、リフト&フォールの誘いを入れる。当日は、フォールの際に竿先が「グッ」と入るアタリがほとんどだった。
アカハタはその大きな口で一気に捕食するため、アタリが出てアワセを入れればほぼ掛かる。仮に掛からなくても、一度捕食スイッチが入れば再アタックしてくることも多いため、誘い続けることも重要だ。


予想外の大きさに驚き!良型オキナヒメジ42cmが登場!!

アカハタからのアタリがコンスタントに出るなか、アカハタだと思ってアワせると、これまでにはない強烈かつトルクのある引きに襲われた。ドラグを調整しながら慎重にやり取りし、海面に姿を見せたのは、アカハタとは異なる“赤い”魚。パッと見た感じだと「コイ!?」と思ってしまうほど、その大きさとフォルムに驚いたが、調べてみると「オキナヒメジ(42cm)」だった。
今回の釣行で自身初となる魚種が、アカハタに加えてまた1つ増えた。
アカハタの実釣時間は1時間程度だったが、私にはアカハタ3尾とオキナヒメジ1尾が釣れて、ひじょうに満足度の高い釣行となった。半日やっていればどれだけ釣れたのだろう? と思ってしまうほど、その魚影の濃さとアタリの多さに感服。また、船中では暴力的な引きを見せたあとにフックアウトした “謎の大型魚”の気配もありながら、良型のアカハタも多数上がっていた。

カワハギ、アカハタともに、これからの時期はさらに食味の魅力が高まっていく好シーズン。ぜひとも“釣って楽しく、食べて美味しい”好敵手をねらってみてほしい。もちろん防寒対策と船酔い対策は万全に!
ちなみに、アカハタはカサゴなどの根魚同様、成長がひじょうに遅い魚なだけに、小型はリリースするなど「資源保護」の観点も忘れずに釣りを楽しんでほしい。では、私はちょっとカワハギ修行に行ってきます(笑)。
《vol.46》2025年10月、静岡・富戸からカワハギ&アカハタのリレー仕立船☆
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レポーターREPORTER

東京都出身
父親の影響で3歳から陸っぱり釣りを始め、小学4年生のときに船釣りに初挑戦。その日はハゼ釣り大会だったが、ひどい船酔いで釣りにならず。ただ、最初の一投で釣れた奇跡の1匹で「ブービー賞」に輝く。幼心に“もう一生船釣りはしない“と心に決めたが、それから10数年の時を経て、運命のイタズラか「船釣り専門誌」の編集者になる。それを機に船釣りの魅力にどっぷりハマる。現在は船釣りメディアから離れ、おでかけメディアの営業マンとして従事。仕事の合間を縫って月に1~2度は船に乗り、周りの”船釣り初挑戦者“を巻き込みながら、船釣りの魅力を1人でも多くの人に知ってもらうために奮闘中。
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