フェリーで行く小豆島!
普通のミニバンで楽しむ車中泊ファミリー釣り旅

「いつもと違う釣り旅をしてみたい」。
そんな思いから計画したのが、小豆島へのフェリーを利用した車中泊旅行です。本格的に改造したキャンピングカーではなく普通のミニバンですが、寝具などを工夫して快適に過ごせました。釣りと観光の両方を満喫できた。思い出に残る小旅行の体験レポートをご紹介します。

車中泊旅行は事前準備が大切

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キャンプと違って荷物が少なくて済むのが車中泊のメリットです

一見「自由気まま」に見える車中泊旅行ですが、実は事前の計画が旅の快適さを左右します。行き当たりばったりは楽しいものの、少々煩雑になってしまうことも…。泊まる場所の事前確認や必要な荷物を整理しておくと、結果的に荷物が減り、車内もスッキリ。家族4人でもストレスのないスペースが確保できます。

どこで寝る?車中泊スポットの選び方

小豆島にも道の駅や駐車可能な港周辺のエリアがありますが、場所によっては車中泊禁止の場合もあるので事前確認が大切(※道の駅は原則、車中泊禁止です)。一方、設備の整ったRVパークを利用すれば安心して過ごせます。また、温泉併設の施設を選べば、釣りのあとやフェリー移動後の疲れもスッキリ取れておすすめです。

00_ オリーブ温泉
立ち寄った温泉施設でスッキリ!

楽しい旅行は「快眠」がカギ!!

今回は後部座席をフラットにし、普段のキャンプで使用するインフレーターマットを敷いて寝床を確保。分厚いマットを使用したので、座席の凸凹などを感じることなく快適に過ごせました。
しかし、初秋だったこともあり思った以上に車内が暑く、扇風機などの冷却グッズをもう少し持ってくればよかったと反省…。服装や冷暖房対策をしっかり準備しておくと、より快適に過ごせますね。

離島でリゾート感満載の小豆島観光

00_ フェリーの制服を着て

車ごと船に乗るだけでもテンションUP

フェリーに車ごと乗り込む瞬間は、まさに旅の始まり! ワクワク感を味わえます。車中泊旅では、この「移動そのもの」を楽しめるのも魅力の一つです。デッキで海風を感じながら景色を眺めたり、子どもたちは船内で遊びながら過ごしたり。小豆島へ渡る時間さえ、すでに非日常のリゾート体験です。

「魔女の宅急便」のロケ地やエンジェルロード観光

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到着後は観光へ。まず訪れたのは、映画「魔女の宅急便」のロケ地にもなった「オリーブ公園」。園内には「魔女のほうき」があり、まるでキキになったように写真を撮れるフォトスポットが人気です。

さらに、干潮時にだけ海の中から現れる砂の道「エンジェルロード」にも立ち寄りました。潮が引くタイミングを調べて訪れると、砂の上を歩きながら海の真ん中に立つ不思議な感覚が楽しめます。

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道の駅 小豆島オリーブ公園

住所:〒761-4434 香川県小豆郡小豆島町西村甲1941-1
TEL:0879-82-2200
HP:https://www.olive-pk.jp/

エンジェルロード

住所:〒761-4106 香川県小豆郡土庄町甲24-92
TEL:0879-62-2801(案内所売店)
HP:https://www.my-kagawa.jp/point/306/(香川県観光協会「うどん県旅ネット」)

車中泊の晩御飯はスーパーで食料調達

観光を満喫したあとは、スーパーへ夕食の買い出しに。初めて訪れた場所でいつもより遅い時間ということもあり、子どもたちはワクワクしていたようです。ホテル泊では味わえない自由さがあり、子どもたちも積極的に手伝ってくれました。
自分たちで食事を用意して寝床を整える…、それが車中泊ならではの体験です。

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観光だけでなく、もちろん釣りも!

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翌朝は、目の前が釣り場という贅沢な環境。泊まりだからこそ、朝マズメのゴールデンタイムを逃すことなくスタートできます。朝の準備も最小限でOK。寝間着のまま竿を持って、そのまま釣り場へ直行! なんてことも可能です。小豆島の海は透明度が高く、アオリイカの姿も確認できました。
車中泊スタイルであれば時間に余裕があるので、「朝マズメだけ釣ってあとは観光」といった贅沢なプランも実現できそうです。

アオリイカ

フェリーで渡る非日常感、家族で工夫する車中泊、そして釣りや観光を自由に楽しめる時間。普段使っているミニバンでも、少しの工夫と準備で、家族全員が快適に過ごせる車中泊旅ができました。
キャンプでもホテル泊でも味わえない、少しの不便さも含めて楽しむ旅。それこそが、家族で過ごす車中泊の醍醐味なのかもしれません。「釣り旅+小旅行」の特別な体験になりました。


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レポーターREPORTER

岸本 勉
プロフィール:岸本 勉
タイラバやイカメタルを中心に、船舶免許を活かしてレンタルボートで釣行するのが趣味。また、キャンプなどのアウトドアも好きで、家族と一緒に過ごす時間を楽しむ2児の父。多趣味なフィールドハンターとして、日常にちょっとした冒険をプラスしながら、釣りやアウトドアライフを満喫中。