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関東でバスフィッシングといえば、恐らくナンバーワン人気のフィールドだろう「亀山ダム」。亀山ダムは水の透明度がステイン~マッディ(やや濁り~濁り)の状態が多く、加えて全国からアングラーが集まるため、人的プレッシャーがひじょうに高いフィールドとして知られています。
当記事ではそんな亀山ダムで押さえておきたい主要ポイントや、釣行の拠点となる代表的なレンタルボート店、そして、バス釣り初心者でも扱いやすく釣果が出やすいルアーやリグについてまで、分かりやすく紹介していきたいと思います。
亀山ダムってどんなところ?

「亀山ダム」は千葉県君津市にある、関東でも屈指の人気フィールドです。週末ともなれば、各ボート店からたくさんのバスアングラーたちが湖上に浮かびます。また、超人気フィールドのため、平日でもバスアングラーをよく見かけるフィールドです。
当ダムは人造湖(ダム)なので、岸から沖側は急深になるエリアが多いというのが特徴。また、水中には立ち木も多く、水質が濁っているエリアが多いのも特徴の1つです。
釣り大会が多く開催されるため、各ボート店のスケジュールを確認し、大会に被らないときに釣行する方が少しだけプレッシャーも少なくよいでしょう。交通面では都心から1時間ほどで行けることも人気の要因となっています。
亀山ダム
住所:〒292-0524 千葉県君津市川俣旧川俣
TEL:0439-56-1325(君津市経済振興課)
HP:https://www.city.kimitsu.lg.jp/site/kanko/2180.html(君津市経済振興課)
亀山ダムで知っておくべき一流エリア・ポイント
鳥居岬

亀山ダムの本湖ではシャローエリアがひじょうに限られており、「鳥居岬」はその貴重な1つとなっています。シャローエリアは水温が上がりやすく、春にはバスが産卵する「スポーニングエリア」としても機能します。
また、夏場や秋にはベイトフィッシュ(小魚)が集まりやすくなり、それをねらってバスもこのエリアに集まってきます。さらに、鳥居岬の地形はブラックバスにとって「隠れやすく、エサを待ち伏せしやすい」環境であり、そのうえ回遊のルートにもなっているため、1日を通して魚が出入りしやすいポイントといえます。
つばきもと前

「つばきもとボート前」のエリアは、水深が浅いシャロー(浅場)から徐々に深くなり、ディープ(深場)へと緩やかに変化している特徴的な地形をしています。このような地形は、バス釣り初心者においてもとてもねらいやすいポイントといえます。
急激に深くなる場所よりも、こうした緩やかな傾斜があるエリアではバスが回遊しやすく、エサを探して移動している個体も多いため、比較的バスに出会いやすい場所というわけです。
各カバー周辺

特定のエリアというわけではありませんが、亀山ダムには各エリアに「カバーやストラクチャー」といった、亀山ダム攻略に欠かせないポイントがあります。これらを攻略することが、亀山ダムで釣果を伸ばしていくコツの1つです。
カバーや目に見えるストラクチャーは、多くのアングラーから常時攻められていることが容易に想像できます。なので、ほかのアングラーと差をつけるためには工夫が必要になります。
たとえば、カバーではありながらノーシンカーで攻めてみたり、ハードルアーを使ったアプローチを試みるなど、バスが見たことのない方法を考えて攻略することが釣果を出す1つの答えになってきます。
亀山ダムで使用したいルアーと使い方
ノーシンカー

亀山ダムで絶対に準備しておいてほしいのが「ノーシンカー」。なぜこのリグが必要なのかというと、亀山ダムではオーバーハングが多いため、バスがいるであろう奥の奥へアプローチできるノーシンカーのオフセットセッティングが必須だからです。できればスキッピングを習得して奥まで送り込むことができれば、バスに口を使わせることも難しくないはずです。奥に送り込んだあとは、フォールでじっくり誘ってあげてください。
ネコリグ

「ネコリグ」はカバーへのアプローチを可能にするリグです。スモラバだと直線的な障害物は回避できても横からの枝や草などは絡んでしまうことがあるため、フックポイントを完全に隠すことができるネコリグの方が有利です。
カバーの中に確実に送り込むための重めのシンカーと、フックポイントを完全に隠すことができるカバーネコ用の「N・S・S HOOK Ⅱ(ハヤブサ)」がとても重要になってきます。
ミノー

亀山ダムのバスは「ミノー」が大好きです(笑)。とにかく数を釣りたいアングラーはミノーがおすすめです。とくに小さめのミノーが有効で、5~6cmくらいのものを用意していくとよいでしょう。
使い方はストラクチャーや岸際にキャストして、軽く2、3回トゥイッチを繰り返しながら誘っていくアクションが有効です。
亀山ダムのレンタルボート店を紹介

亀山ダムにはひじょうにたくさんのボート店があります。そのなかの一部のボート店を紹介しておきます。
トキタボート
住所:〒292‑0524 千葉県君津市川俣旧川俣33-10
TEL:0439‑39‑3010
HP:http://www.tokitaboat.com/
のむらボートハウス
住所:〒292‑0525 千葉県君津市草川原396-1
TEL:0439‑39‑3020
HP:https://nomuraboathouse.la.coocan.jp/
ボートハウス松下(松下ボート)
住所:〒292‑0524 千葉県君津市川俣旧押込161-2
TEL:0439‑39‑2926
HP:https://reserver.co.jp/shop/matsushita/
亀山水産センター
住所:〒292‑0524 千葉県君津市川俣旧押込60-1
TEL:0439-39-2974
HP:http://lake-champ.com/suisan.htm
湖畔の宿 つばきもと
住所:〒292‑0525 千葉県君津市草川原863
TEL:0439‑39‑2110
HP:https://tubakimoto.com/
関東屈指の人気バスフィールド「亀山ダム」。ここで安定した釣果を出すためには、エリア選びとルアー選択がひじょうに重要です。

釣りには「適材適所」という考え方があります。つまり、その場に合った釣り方や道具を選ぶことが、釣果につながるということです。無理にやりにくい釣り方を押し通すのではなく、自分がやりやすく、かつ状況に合った釣り方を選ぶことが大切です。
たとえば、カバーが多い場所では前述した「ネコリグ」など、カバーに強い釣り方がよいでしょう。一方、ベイト(小魚など)が多く見られるエリアでは、ミノーやシャッドなどのベイトライクなルアーが効果的です。また、プレッシャーが高い日や魚の反応が渋い状況では、ノーシンカーやダウンショットといったフィネスなアプローチが有効になることもあります。
釣り場の状態や時間帯、水の濁り具合、天候などといった状況を総合的に踏まえ「今、ここで最も有効な釣り」を選ぶことが、釣果アップのカギとなることでしょう。
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レポーターREPORTER

横浜市生まれ
高校生までプロサッカー選手を夢見てサッカーに打ち込むかたわら、バス釣りに出会い毎週のように釣り場に行く。社会人になってもその熱はとどまるとこを知らず、週末には大会にも参戦する日々。現在は行政書士事務所で働く負けず嫌いのバスアングラー。
