ゼロから始める手漕ぎボート釣り【実釣編】
自由度高め!好きな釣りを全部できちゃう夢の時間!

実釣編その2:葉山町森戸海岸葉山釣具センター

16_ 葉山釣具センター

ねらう魚種と用意した道具

次の釣りプランは「エギング→泳がせ→タイラバ」の「欲張りコース」です!
まずはエギングでアオリイカをねらい、チャチャっと釣れたら、購入したギンパク(ウグイ)で泳がせ釣りをします。さらにサクッとヒラメを釣ったら、最後はタイラバで大ダイをねらう作戦です♪

用意した道具はコチラ。

17_ スクイッドジャンキー
エギング:スクイッドジャンキーライブリーダート(ハヤブサ) 3.5号

受付から出航までの流れ

まずはお店に入り、予約者名を伝えてエサや氷を購入します。今回は泳がせ釣り用に活きエサの「ギンパク(ウグイ)」を購入しました。釣具センターということだけあって、仕掛やエサなどの品ぞろえは圧巻です。予約自体は事前にオンラインで済ませておきます。

出航方法は、手漕ぎか有料の曳舟(エンジン付きボートで沖まで曳航してもらう)を選ぶことができます! 受付の際に手漕ぎにするか曳舟かを選ぶといった具合です。さらに、今どんな魚が釣れているのか、ポイントはどこかを店長に聞いておきましょう。丁寧で分かりやすいアドバイスがもらえるのも心強い点です。

支払いを済ませると受付用紙と札を渡されます。受付用紙に必要事項記入し、出船前に海岸にいるスタッフに札と一緒に渡してください。

20_ 受付用紙

釣具や購入したエサ、無料レンタルのバケツやザルをボートまで運びます、荷物が偏らないようにバランスを考えて積み込みます。

すべて整ったらスタッフの合図でいざ出航! 曳舟を選んだ場合は少しだけ漕いで集合地点へまで行き。自分が乗っているボートをエンジン付きボートにつないでもらって沖へ向かいます。

21_ 葉山釣具センター出船前

「欲張りコース」でいろいろ楽しむ!

今回は春イカを釣って、そのあと泳がせやタイラバで底物やマダイもねらっちゃおう! という「欲張りコース」です。正直、そうかんたんにアオリイカは釣れないと思っていたので、まずはエギングに時間をかける覚悟で臨みました。

時期は6月中旬。青物やシイラが浅瀬に入ってきており、「アオリイカは今回の釣り場である森戸海岸の沖にある島の周りに避難している」との情報を店長から聞いていました。なので、最初のポイントは島の近く、水深5~8m程度の浅場を選択。

「スクイッドジャンキーライブリーダート」のマズメオレキン、輝きナスビ、輝きかぼす、マズメピンキン、UVセクシーシバエビを、4~5投ごとにローテーションしながら探りました。釣り方は「ゆっくり大きくシャクリ、ボトムステイを長めに」といった釣り方。春イカは警戒心が強いと聞いていたので丁寧に誘います。
「マズメオレキン」で探っているとき、ボトムステイを長めにとっていると…モゾモゾ! とした違和感! すかさずアワセると…なにか乗った! でも小さい、引かない…。「タコかな~?」と思いながら巻き上げるとマルイカでした! アオリではなかったけれどイカはイカ。嬉しかったー!

22_ マルイカ

そのあとは釣れない時間が続きましたが、フォール中に細かいアタリがありました。おそらくマルイカのいたずらでしょう。釣れなくても楽しいのが手漕ぎボート釣り!

天気もよく季節的に暑過ぎず、アタリを待っている間はボートに揺られながら富士山と江ノ島を望む最高の景色を満喫。これも手漕ぎボート釣りの楽しみの一つですね。

23_ 富士山と江ノ島の絶景

そして再び「UVセクシーシバエビ」でボトムステイをしていたときのこと。再びモゾモゾ感! すかさずアワセると…今度は本命アオリイカ! サイズはキロ未満でしたが、よい引きを堪能できました。

24_ アオリとスクイッドジャンキー

アオリイカが釣れたので、泳がせ釣りに切り替え、イワシの生簀(いけす)が数基設置されているポイントに移動しました。そしてウグイをボトム放置で釣ります。しかし、1時間ほど粘っても全くアタリなし…。

続いてタイラバに挑戦。水深30m前後の沖に移動し、周りにほかのボートがいないことを確認して、ボートを流しながら開始! すぐにコツコツとアタリがあるものの、なかなか乗り切らない。
そんな「アタリは多い! けど乗らない…」といった状況でしたが、しつこく誘い続けていると中層でヒット! しかーし! この独特の引き方は…フグ! すぐに分かりました。「ネクタイ切られたら嫌だな~」なんて思いながら巻き上げてくると、上がってきたのはなんとトラフグ! まさかの高級魚でしたがフグ調理の免許がなく、免許を持っている知り合いもいないのでリリースしました。

25_ トラフグ

そして、案の定ネクタイは切られ、バルキーカーリーが殉職(泣)。いろいろな釣りを楽しんでいるうちに、あっという間に納竿の時間となりました。

帰港

前述の“実釣編その1”同様、帰りは天候や海の状況を見て、余裕を持って判断をします。慣れていない方は戻るのに時間がかかるので、早めの行動が安心です。曳舟サービスを利用する場合は、決められた時間までに集合場所のブイへ向かいましょう。

船着き場に着いたあとの段取りや手順も同様です。
スタッフの方の指示に従いボートを移動し下船、荷物を片付けて安全に帰宅します。


【手漕ぎボート釣り】春イカエギング&泳がせ&タイラバ(森戸海岸)

YouTube「にく釣りチャンネル」

手漕ぎボート釣りは、自分の力で海を自由に移動しながら、好きな釣り方で魚と出会える魅力的な釣りです。エギングでアオリイカをねらったり、泳がせやタイラバで大物に挑戦したり、思わぬ魚との遭遇も楽しみの一つ。
ボートの上で感じる潮風や波の揺れ、水平線や穏やかな海景色など、自然との一体感も手漕ぎならではです。初心者でも体験でき、釣りの楽しさだけでなく心と身体のリフレッシュもできる、特別なひとときを味わえるアクティビティです。

手漕ぎボート釣りに興味はあるけどやったことないという方も、機会があればぜひチャレンジしてみてください!


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レポーターREPORTER

にく
プロフィール:にく
おもに神奈川県で釣りをしている「にく」です! 三度の飯より釣りが好き! 雨でも雪でも釣りに行きます。好きな釣りは手漕ぎボート釣り、タイラバ、泳がせ釣り、落し込み釣り、穴釣り…など。そのほか遊漁船にも乗りますし、陸釣りもたまに! そして、微力ながら釣り文化を残していきたいと、釣り場のゴミ拾いなども行っています。まだまだ未熟なのでいろいろ教えてください!
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