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アウトドアアクティビティとしての釣りとキャンプの相性は果たしてどんなものなのか? 同列に語られがちなこの2つをくっつけてルアマガスタッフが満喫してきたので、その様子をお届けしよう。
文・写真◎ルアマガプラス編集部

ルアマガプラス副編集長。仕事でもプライベートでもさまざまな釣りを行うムーバブルファッティ。キャンプは子どものころによく連れて行ってもらっていた。埼玉県在住の37歳

ルアマガプラス編集部員。車もバイクも釣りも好き、というルアマガ擁する内外出版社とは最高の相性を誇る愛されキャラの若手。大学生的なノリが好き。神奈川県在住の25歳
(ほぼ)都内発2日間の釣りキャンプ満喫プラン
釣りとアウトドアスタイルマガジン「WEBマガジン HEAT」をご存知だろうか? オリジナルコンテンツはもちろん、さまざまな媒体とコラボし、そのコンセプトにある「釣り」と「アウトドア」の可能性をガンガン広げているWEBマガジンだ。
今回はそんな「HEAT」とルアマガがコラボした企画にて「釣りキャンプ」のリアルを紹介したい。
ルアマガ編集部は東京の上野にあるが、「釣りキャンプ」に挑む2名は埼玉県と神奈川県にそれぞれ住んでいるため、表現は難しいが、ほぼ都内発ということで、今回のプランを組むことにした。
行き先は静岡県は伊東市。伊豆半島のなかでも最も東に出っ張ったエリアだ。すぐ北には熱海市もあり、観光地ともいえるエリアかもしれない。都内(上野)からは車で約2時間半。1泊2日工程であれば、十分に楽しめる距離感ではなかろうか。
今回は、そんな伊東を舞台に「釣り→キャンプ→釣り」というなんとも贅沢な予定のもとで2日間を過ごしてみて、釣りとキャンプ、それぞれの満足度を考えてみたいと思う。
まずはお手軽ファミリーフィッシング!
薄暗いうちに都心部を離れ、最初の釣り場に到着したのは朝6時。伊東市の中でも有名な釣り場「川奈港いるか浜堤防」だ。

川奈港いるか浜堤防(川奈いるか浜公園内)
住所:〒414-0044 静岡県伊東市川奈
HP:https://itospa.com/spot/detail_54010.html(伊豆・伊東 観光ガイド)
- 高山「いやー着きましたね」
助手席で半分寝ていた高山はあくびをかみしめつつ、表に出る。
- 福重「もう少し早く着きたかったところですが…仕方がないですね」
高山に続いて車を降りた福重。実は出発直後に虫エサを買いそびれていたことに気づき、24時間営業の上州屋戸塚原宿店に立ち寄り、青イソメ(と余計な釣具)を買っていたため、想定よりも遅くなってしまったのだ
- 高山「あ、もうあんなに人がいますよ。人気の釣り場なんですね」
堤防沿いにはすでに10数名の釣り人の姿が。
- 福重「そうこうしていると入る場所がなくなってしまいますから、急ぎますよ」
- 高山「ここでは何をするんですか?」
- 福重「青物が回ってくるかもしれないのでショアジギ、それからちょい投げ仕掛でキスなんかが釣れたらいいなと思っています」
今回の企画は釣りとキャンプを組み合わせるということで、夕食に使う魚を何としても現地調達したいところなのだ。
準備を終えて堤防へと向かうと、幸いにも2人で入れるスペースを発見。早速ジグを投げていく。福重はジャックアイ エース。高山はジャックアイ 豆マキマキからスタートだ。

ハイパーぶっ飛び目立ち屋ジグ ジャックアイ エース(ハヤブサ)
40g #1 ライブリーイワシ

カンタン巻くだけライトブレードジグ ジャックアイ 豆マキマキ(ハヤブサ)
5g #5 シルバー青夜光ゼブラ
- 福重「え、いきなり弱気じゃないですか。ちゃんと夕飯釣ってくださいね…」
ところが高山、さらに弱気になり、ものの数投でジギングサビキに変更。

堤防ジギングサビキEX エース搭載セット 2本鈎(ハヤブサ)
20g #2 アカキン
- 高山「これなら釣れそうな気がしますよ。お、来た! なんか釣れましたよ!」
なんと速攻ヒット…!

が…あまりにも小さいカマス。
それもジギングサビキに変えたのに、ヒットしたのはジグ本体というオチつきだ。
- 福重「それはさすがに食べられないのでリリースですね…」
しかしながら、とやかくいう福重にもヒットしたのはジャックアイ 豆ヒラリンで小さなサバのみ。

アジメバル専用スーパースロージグ ジャックアイ 豆ヒラリン(ハヤブサ)
3g #5 シルバー青夜光
現地のアングラーに話を聞いたところ、10時ごろからソウダガツオが回ってくるという。その時間までまだまだ時間があるが、ほかの魚の反応も悪いため、福重は「投げキスセット」をチョイス。

ライトショット 投げキスセット 立つ天秤 瞬速2本鈎(ハヤブサ)
オモリ7号 ハリ7号 ハリス1.2号
朝購入した青イソメをつけて投げてみる。するといともアッサリとヒット!
- 福重「おお…メゴチが一瞬で釣れてしまった」

時合待ちと称して深い眠りにつく高山をしり目に、小物釣りに夢中になる福重。
- 福重「今度はチャリコ。あ、キタマクラ!」
サイズや種類はともかく、魚が釣れている気配に気が付いた高山も目を覚ました。
- 高山「なんか騒がしいと思ったら釣ってるじゃないですか。でも、ちっさいですね。それは食えないですよね?」

寝て釣りをしていないのによく言うやつだ…。しかし休憩して集中力が回復したのか、しばらくするとまさかの釣果が高山に訪れる。

- 高山「海藻かと思ったらタコだったです。タコ。美味しそう。じゅるり」
- 福重「あー…期待しているところ申し訳ないんだけど、この辺りはタコを持って帰ったらダメなんですよ。逃がしましょう」
- 高山「ガーン…」
夕食のネタとしては最高級クラスのマダコではあったが、捕獲してはいけないルールがあるため即リリースすることに。
- 福重「しかしよく釣れましたね。どうやったんですか?」
- 高山「ライントラブルを直してたら重くなったんです。最初は根掛かりかなって思ったんですが、重いまま上がってきて」
ライントラブル…ひと眠りして集中力を回復したわけではなかったようだ。
その後も福重はエサ釣りで釣り続け、高山もジギングサビキで小さなサバなどを釣っていく。


釣れた数ではなかなかのものだが、肝心のオカズが…。
- 福重「残念ながら時間切れです。そろそろキャンプ場に移動して設営しましょうか」
- 高山「食べられる魚は釣れなかったですけど、いろんな魚に出会えて楽しかったですね。家族や友人と来て、ワイワイやったら面白そうです!」