ライトゲームをもっと手軽に!もっと楽しく!
サビキ釣り要素をプラスした、新生「ライトゲームサビキ」とは?

誰でも手軽に、ねらいの魚やお土産フィッシュが釣れるとあって人気の高い「ジギングサビキ」。メタルジグのリーダー部分にサビキ仕掛をセットすることで、ルアーのアピールだけでは食いきらないときや、多くの魚種をねらうのにオススメの釣り方なのです。

最近ではそんなジギングサビキから派生して、タイラバやイカメタルでもこの釣り方(仕掛)が活用されるようにもなりました。そんななかの一つ、「ライトゲームサビキ」という釣り方をみなさんはご存じでしょうか? ライトゲームは手軽なタックルでさまざまな魚をねらうソルトルアーフィッシング。そんなライトゲームにまたまたサビキとは……、なんだか面白そうなのは間違いなさそうですね!
今回は、そんな「ライトゲームサビキ」の釣り方や魅力を紹介していきます。

1.「ライトゲームサビキ」ってどんな釣り?

そもそも「ライトゲームサビキ」とはいったいどんな釣りなのか…? 答えはいたってシンプルで、「ライトゲーム版ジギングサビキ」と言うとイメージしやすいのではないでしょうか。

01_ ジギングサビキ
ルアーで魚を寄せて、サビキに食わせる。ライトゲームサビキも釣りの仕組みは同じ

ジギングサビキはメタルジグ(ジグ)とサビキ仕掛を組み合わせた釣り方で、ジグのフラッシングなどで魚にアピールしつつサビキに食いつかせるという、今や知らない人はいない(?)“奥の手”的な釣り方なのです。
基本的にはハリ数2~3本の全長が短いサビキ仕掛の先に、ジグなどのルアーをスナップで接続するだけのかんたんセッティングで、釣り場でもすぐに使用することができます。本命がジグを食いきらないとき、あるいはお土産フィッシュを確保したいときに最適で、タックルボックスの中に仕掛を忍ばせている人も多いことでしょう。

そんなジギングサビキをライトゲームでも楽しんじゃおう! というのがこの「ライトゲームサビキ」です。通常のジギングサビキというと、ショアジギングやオフショアジギングなどで使われるのが一般的で、使用するジグやサビキ仕掛も本格的なスペック。それに対してライトゲームサビキは、ジグ単(ジグヘッド)や小型ジグで手軽に楽しむことができます。

02_ ライトゲームサビキ+ジグヘッド
ジギングサビキとは違いスペックはライトゲーム仕様。先端にはジグ単や小型ジグをセットして楽しみます

(1)おさらい!ライトゲームってどんな釣り方?

まずは「ライトゲーム」についておさらいしておきましょう! ライトゲームはソルトルアーフィッシングのひとつで、名前の通りライト(=手軽に小型の魚をねらう)に楽しむ釣り方です。ショアジギングやエギングとは異なり、軽量小型のルアーやタックルを使用します。
ライトゲームではさまざまな魚種をねらうことができますが、小型のアジサバ、メバルなどが代表的なターゲットです。

03_ ライトゲーム
手軽なタックルで楽しめるとあって人気の高いライトゲーム

ライトゲームではジグヘッドや小型ジグをキャストし、ゆっくりと巻きながらねらいのレンジを探るのが基本的な釣り方です。また、そこにロッドアクション(トゥイッチやシェイク)を加えて、さらにアピールさせるのもアリでしょう。使うルアーの種類や重さによっても変わりますが、「投げて巻く」というかんたんな釣り方なのです。

近年では入門者でも始めやすいルアーフィッシングとしても人気が高いのですが、状況に応じたルアーセレクトやポイント選択が必要になるので、手軽とはいえテクニカルで奥が深い釣りでもあります。

(2)魚の捕食本能をくすぐる!サビキが釣れるワケ

ライトゲームサビキもジグヘッドや小型ジグで魚を寄せて、サビキに食わせるという釣り方になりますが、ここで触れておきたいのが「サビキ仕掛」です。サビキ釣りをしたことがある方ならご存知の通り、サビキは食わせのパワーがひじょうに強いのです。
あくまでも擬似餌なのに、なぜサビキが釣れるのでしょうか? それは魚の捕食本能を刺激する細かいギミックが詰まっているからなのです。

04_ サビキ擬餌
食わせのパワーはルアー以上? こちらはアミエビをイミテートした擬餌

小さな擬餌のなかには、ベイトをイミテートしたようなカラーやアピール力を高める工夫が施されています。それらが生み出す自然な誘いや見た目は、ルアーでは食いきらない魚に口を使わせることができます。

2.「ライトゲームサビキ」を楽しむためのアイテムが登場!

05_ ライトゲームサビキ
2025年発売となる新たなアイテム。ライトゲームサビキを楽しむための専用仕掛

そんなライトゲームサビキを楽しむために新たに発売となるのが、ライトゲームサビキ ケイムラリアルシラス&ケイムラサバ皮 2本鈎2セット(ハヤブサ)ライトゲームサビキ ナチュラル&アピール 2本鈎2セット(ハヤブサ)の2アイテムです。ライトゲームで楽しむことを前提としているので、仕掛の全長も50cmと短め。チチワにラインを結ぶだけでセッティングもかんたんです。

(1)「ケイムラリアルシラス&ケイムラサバ皮」のコンビが
朝マズメ、夕マズメに効く!

06_ ライトゲームサビキ
ライトゲームサビキ専用仕掛。こちらはケイムラリアルシラス&ケイムラサバ皮のアソート

こちらはマイクロベイトを代表するシラスをイミテートした「ケイムラリアルシラス」と、柔らかく自然な動きで魚の食性を刺激する「ケイムラサバ皮」のアソートセット。堤防サビキ仕掛でも高実績の2種類の擬餌は、使うシーンを選ばない万能コンビなのです。

ケイムラは目に見えない紫外線を受けて青白く発光し、光量の少ない水中でもアピールすることが可能。とくに朝マズメや夕マズメ時の釣りや、深場ねらいでチョイスしたい仕掛です。また、アジやサバにケイムラが効くともいわれているので、本格的なライトゲームのお供としてもオススメです。

(2)「ナチュラル&アピール」仕様は、日中のライトゲームサビキに最適!

07_ ライトゲームサビキ2 
こちらは状況に応じて使い分けるナチュラル&アピールアソートセット

一方こちらは、海の状況で使い分けることができる、ナチュラルカラーアピールカラーのアソートセットです。フラッシャーを使った擬餌はスキンや魚皮とは違い、水中でのキラキラするような見た目が特長的です。
フラッシャーの種類でアピール力に変化をつけているので、「澄み潮」「濁り潮」といった、状況に応じた使いどころがハッキリしています。とくに日中の明るいときに水中で光を受けることで存在感が増します

「今日は海の色が濁っているからアピールカラーを使ってみよう」といった具合に、使うシーンもイメージしやすいので、ライトゲームサビキの入門としてもオススメです。

3.ライトゲームサビキでお手軽フィッシング!
使い方と楽しさを紹介

08_ ライトゲームサビキ準備風景

さて、冒頭でライトゲームサビキとは「ライトゲーム版ジギングサビキ」とお伝えしましたが、結局のところどんなふうに楽しんだらよいのでしょうか? ここからはライトゲームサビキの使い方や楽しみ方を、具体的に紹介していきましょう。

(1)かんたんセッティングで初心者にもオススメ!
ライトゲームサビキの使い方

ライトゲームサビキの使い方はかんたんです。
まずは、サビキ仕掛の上部とリールのメインライン(またはショックリーダー)を接続します。あとは仕掛下部の先端に付いているスナップに、ジグヘッドや小型ジグをセットするだけ。ルアーフィッシングのリーダー部分にサビキ仕掛をセットするようなイメージです。
初心者の方にもセッティングがひじょうにかんたんでオススメです。

次に、ライトゲーム同様に軽くキャストしてロッドアクションを加えながら巻いたり、ただ巻きが基本的なアクションとなります。また、水深の深い場所ではバーチカルに落とし込んでタテに誘ってみるのもアリかもしれません。ねらう場所や魚種に合わせてさまざまな誘い方ができるのも、ライトゲームサビキの面白いところですね!

11_ 釣りシーン

(2)手軽に釣れるからとにかく楽しい!釣果UPで五目釣りにもトライ!!

ライトゲームサビキの一番の魅力は、なんといっても「手軽に釣れる」というコト。“奥の手”とされるジギングサビキと同じように、魚からの反応が悪いときやお土産を釣りたいときに、誰でもかんたんに釣果を手にすることができます。「ルアーで魚を寄せたものの、ルアーに食いきらない魚をサビキ仕掛で食わせる!」といった「ルアー+エサ」の釣りは、とにかく釣れるから楽しい!!

ねらいの魚だけを追いかけるのもよいですし、一方でハリに掛かってくれる魚ならなんでもウェルカム! という楽しみ方でもOK。思い思いに楽しめるのが、この釣りのよいトコロです。とりあえず釣果や魚種をUPさせることができるので、五目釣りを達成できる(かもしれない)のもイイですね!

軽量なルアーやライトタックルで手軽に楽しむことができる「ライトゲームサビキ」。誰でもかんたんに釣れる楽しさを感じられるオススメの釣り方です。みなさんもぜひ試してみては?

14_ ライトゲームサビキ