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一般的にドーム船のワカサギ釣りは晩秋から冬のイメージですが、「河口湖」ではむしろ年が明けてからが本番。この記事を書いている1月中旬も、連日1000尾超えの釣果が出ています。例年4月までは楽しめる河口湖、まだまだチャンスがありますよ!
沖のドーム船にボートで渡る河口湖スタイル
河口湖のワカサギドーム船は各所にありますが、私は今回、浅川地区の「湖波(こなみ)」さんにお世話になりました。
湖波さんはレストランも併設する河口湖の人気店。湖岸の受付小屋で受付を済ませ、沖に固定されたドーム船までボートで送迎してもらうスタイルです。ドーム船は桟橋と目と鼻の先にあり、あっという間に到着します。
ドーム船の船内は土足のまま入室OK。釣り座にはテーブルと椅子が置いてあるため、楽な姿勢で釣ることができます。床に直接座って釣ることも可能ですが、腰痛持ちの私は迷わずテーブルを選びました。
最近のワカサギ釣りは、ブームの影響もあってタックルやテクニックが急速に進化。ここ湖波さんでも、常連さんは1日で1000尾を超える釣果を出すそうです。私の場合はそこまで本格的ではありませんが、たくさん釣れれば嬉しいのはみなさんと同じ。この日は100尾を目標にしてみました。
タックルは手巻きを愛用。レンタルタックルなら手ぶらでOK!
タックルはスマートな電動リールが主流ですが、私が愛用するのは昔ながらの手巻きタックル。手巻きリールはアナログチックで、電動に比べると手返しや機能の点で劣りますが、どこか愚直な可愛らしさが私の心をくすぐります。
また、手巻きだけに電池切れや故障の心配もなく、どんな状況でも確実に仕事をしてくれる安心感も魅力。ワカサギの場合は攻める水深も10m前後と浅く、私はとくに不満もなく使っていますが、どちらでもお好きなほうを選べばよいでしょう。
竿には穂先の調子(強さ)がいろいろあり、細かく使い分ければ楽しみも倍増します。しかし、はじめはオモリ負荷が2号前後のものを選んでおけば過不足なく楽しめると思います。各ボート店にはレンタルタックルもそろっているので、それを利用するのもいいですね。
また、ロッドには落下防止の尻手ロープを付けておくことをおススメします。私が使っているのは100円均一ショップで売っているスパイラルコード。湖波さんのテーブルには尻手ロープをつなぐヒートンも付いているので、取り付け場所にも苦労しません。
仕掛を選ぶ3つのポイント
リールに巻く糸はPE0.3号~0.4号、またはナイロン、フロロの4~6lb(ポンド)が標準。私はPE0.4号を30m巻き、その先にフロロカーボンの1号を1mほど接続しています。PEとリーダーは、シンプルにサージェンスノットで結んでいます。
仕掛は各社からいろいろなタイプが出ています。あまりにありすぎて迷ってしまう場合は、以下の3点をチェックしてみてください。
チェックポイントの1つ目は「ハリのタイプ」。ワカサギ仕掛ではキツネバリと袖バリが主流です。一般的にキツネバリは掛けやすく、袖バリはバレにくいといわれていて、少ないアタリを拾っていくような状況ではキツネバリ、多点掛け(一度に何尾も掛かること)が多発する状況や置き竿では袖バリを選ぶアングラーが多いようです。
2つ目は「ハリの本数」。ワカサギ仕掛には、ハリ数が4本から10本を超えるものまでいろいろなタイプがありますが、釣り座のスペースや手返しを考えると、6本前後が最も使いやすいと思います。
3つ目は「仕掛の全長」。長ければ長いほど広いタナを探れるメリットがありますが、ドーム船では持て余してしまうことが多いため、あまり長いのも困りもの…。私は60cm前後の短めのものをチョイスしています。