初の釣り遠征でモチベーションアップ!
釣り仲間に教わった、新たな気分と体験

長く釣りをしていると同じ釣りをすることが多く、新鮮な気持ちをなかなか味わうことがなくて…。なんて経験はありませんか? 今回は釣りにおける「初めて」をキーワードに、個人的に改めて感じた、釣りのよさや体験の素晴らしさをお届けしたいと思います。

「釣らせてあげるからおいで」とエギング遠征のお誘い…
荷物や道具は最小限に

01_ 51アオリイカ

今回、九州遠征の目的は「エギングで釣果を上げる」こと。5年ほど前にエギングを始めてみたものの一度も釣ることができず…、アオリイカはヤエンでしか釣ったことがありませんでした。そんな私に、SNSで知り合った友人が「エギングで釣らせてあげるから、秋イカの時期になったら九州までおいでよ」と。
九州は今まで一度も行ったことのない場所…。でも、あれだけ苦労して釣れなかったエギングで釣れるならば、ぜひ釣ってみたい! その思いだけで春から日程調整し、いざ出掛けることになったわけです。

02_ 10+11 遠征
九州へは新幹線で、そこからは車で移動

九州までの移動は新幹線を利用したため、荷物は最小限にしました。着替えや道具など重いものは宿泊先へ郵送し、ロッドと軽めの荷物を携帯した程度。しかも今回は、迎えに来てくれた友人がクーラーボックスとタモを準備してくれたことと、エギングがメインなので比較的少なめの釣り道具で済みました。
全て自分で用意する必要がある場合や道具が多い釣りモノの場合は、釣り道具は遠征先に宅配便などで送っておく方が、荷物が減りよさそうです。

ちなみに、今回は九州の友人がポイント選んでくれ、ホテルの手配までしてくれたので助かりましたが、全く知らない土地に行く場合はそういった準備もお忘れなく。場所によっては気候も違うので、事前の準備や下調べも大切でしょう。

釣り仲間に支えられた
記憶に残るエギング釣行

03_ 20釣り仲間との実釣
普段SNSでやり取りしている友人との実釣

九州の友人は、いつもSNSでやり取りして仲のよい仲間たち。しかし、遠く離れているため顔を合わすのは今回が初めてです。若干緊張…。でもそこは、さすが釣り好きの仲間。同じフィールドで一緒に釣りをしているだけで、不思議と普段から親しんでいるような雰囲気で普通に会話もできるし、ときには真剣になって釣りに没頭しちゃう。会ったのが初めてなのに妙な安心感があり、改めて釣りっていいな~と感じた時間でした。

自分で答えを出せなかったエギング…
そんな疑問に答えてくれたエギング講座!?

07_ 30 アオリイカ釣果

今回は私1人がエギングでアオリイカを釣ったことがなく、みなさんエギング経験者というメンツ。九州に行くということで声掛けしたら、わざわざ予定を調整して遠くから顔を出してくれた仲間たちです。会いに来てくれるということが決まったときから、ほんと感激でした。
そのうえ、みなさん声をそろえて「絶対釣らせますから!」と、遠征日直前に下見をしてアオリイカの状況を確認してくれたり、私の釣りを見守りながらいい場所を譲ってくれたりと、とても気を遣ってくれる好待遇。お陰でとても快適に釣りをすることができました。

釣りの方はというと、教わりながら実釣し始めて1時間もしないうちに「ん? 何か重い?」という感触が。その手元に伝わってきた違和感にアワセてみると、なんと、初アオリイカヒット! サイズこそ小さかったものの、メモリアルな1杯を釣り上げることができました!

今まで釣れないがゆえに、いろんな動画や人の意見を聞き得た多くの情報が一気にシンプルな考えとなり、大事な要素さえ守っていれば、あとは意外と自由に釣ればいいということが分かった瞬間。難しく考え過ぎる必要はなかったと、気持ちがスッーと楽になりました。

10_ 33 初アオリイカヒット
エギングで初のアオリイカ

そのあと、潮の流れが少し変わったところでまた新たなアドバイスが。「このエギに変えて、この方向をねらってみて!」と、言われるがままにエギをキャスト。シャクってフォールさせて…を3回ほど繰り返したときでした。
穂先に引っ張られる感覚がありアワセてみると、ドラグがジジジっと出ます。少しサイズがよさそうだなとは思いましたが、さすがはエギング経験者の仲間たち。「コレいいサイズちゃう?」「慎重に、焦らんと!」「絶対獲りたいやつ!」と周りが大慌て…。当の本人である私は意外と冷静で、「ゆっくりいきますね」と獲物を寄せてくると、まあまあ良型のアオリイカを確認したのと同時にゲソ1本に掛かっていることが判明! そこで、タモ入れをお願いすると、またまたみなさんがてんやわんや! 「こっちから行きましょうか?」「絶対テンション抜いたらアカンよ!」「もうちょっとロッドをこっちに振って」…。私を気遣っての丁寧過ぎる対応と優しさ、そして慌てぶりが、逆に面白く見えてしまいました(失礼)。

無事タモ入れしてもらい計量すると、この時期ではありえないほどの大きさとのこと。ほんと九州まで来た甲斐があったと、とても記憶に残る初エギング遠征となりました!

地域によって全然違う!?
釣り仲間との情報交換が面白い!

13_ 41堤防

九州の釣果や釣れる魚、その時期についていろんな話をすると面白いもので、私が普段釣りをしている関西近辺と比べると、同じ魚でもやはり九州の方が釣れ出す時期が早そうでした。そして、魚影の濃さもやっぱり違うし、釣り場の多さや釣り人の数も違う…。また、そもそも地域によってエサとなるベイトが違うので、エサやジグの種類なんかも違うとのこと。
釣り仲間との情報交換は新鮮で驚きに満ち、私の見聞を大いに広げてくれました。

14_ 40 オオモンハタ
これまた初魚種のオオモンハタ

ついでに、できる機会があればと思って一応持って行ったショアジギタックル。堤防から投げてみたら、これまた私にとっての初魚種、オオモンハタが! 堤防からかんたんに釣れるとは思ってもいなかったので、ちょっと驚きました。

今回、初の釣り遠征で九州まで出掛けてきました。初めてのことも多く、また、釣り仲間と初対面ということもあり、行くまではワクワクとドキドキが半々でしたが、結果的にとても新鮮な気分を味わうことができました。そして、釣りを通じて知り合った仲間たちのお陰で、素晴らしい体験、メモリアルな釣行となったことに感謝です。新しい釣りにチャレンジすれば、これから益々、素晴らしい出会いや体験があるのではないかと期待させる遠征となった気がします。
今後も機会があれば遠征に出掛け、新鮮な気持ちを味わいたいですね。釣り遠征、オススメですよ!

15_ 50アオリイカ2
エギング九州遠征でアオリイカ。楽しかった~!

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レポーターREPORTER

jokunn1
プロフィール:jokunn1
大阪在住
子どものころから釣りが好きだったものの、社会人の間はブランクが…。令和になってから釣りを再開したリターンアングラー。大阪、和歌山、京都、兵庫をホームに季節に合わせて魚種を変え、1年を通じで釣りを楽しんでいる。