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午前中は桟橋から深いレンジを攻めてヒット集中
釣り場には午前10時過ぎに到着し、受付を済ませてゆっくり準備。こんなに遅いスタートでも十分楽しめるのが管理釣り場のよいところ。東山湖では1日券、午後券、3時間券など時間帯も選べるので、その日の予定に合わせてプランを立てることが可能です。
桟橋には先行のフライマンが数名いて、みなさんコンスタントにヒットを得ている様子。早速私もラインを伸ばして釣りを開始しましたが、最初の10分くらいはノーバイト。そこで10秒ほどカウントダウンして探るレンジを下げるとアタリが出ました。しかし触るだけでなかなかフッキングには至らないため、次はリトリーブの間隔を短くしてチョコチョコと誘うと明確なアタリが伝わり、25cmほどのニジマスをキャッチ。どうやらこれが今のヒットパターンのようです。
これでレンジと動かし方のパターンがつかめたので、次はフライのカラーをあれこれチェンジしてみたところ、赤でも黒でもオレンジでも変わらずにヒット。カラーはそれほど重要ではなかったようです。
湖岸はフローティングラインで短く探る
午前中でそれなりに数が釣れたので、午後は湖岸に移動して岸際を回遊する大物にチャレンジ。護岸エリア、土バンクエリアともに背後にスペースがないうえ、土手を歩く人もいるため通常のキャストは不可能。そこでラインをフローティングに替え、ロールキャストやバックハンドキャストで短距離をトレースします。
水深が30cmくらいしかないところにフライを落としてゆっくり誘うと沖からトラウトがダッシュしてきますが、残念ながらねらいの大物はヒットせず。小型のニジマスを数尾釣って桟橋に戻りました。
夕方はワンキャスト・ワンヒットの入れ食い状態
再び桟橋に入ったころには日が傾きかけ、水面にはトラウトのライズが見られるようになりました。こうなると日中のようなカウントダウンは必要なく、着水後すぐにリトリーブを開始すれば面白いようにアタリがきます。夕方はほぼワンキャスト・ワンヒットの爆釣を楽しみ、この日の釣りを終了しました。
結果的に大型は出ませんでしたが、トラウトの小気味よい引きを心ゆくまで堪能。ゆっくり片づけをし、早めの夕食を済ませてバス停に向かい、さて次はどんな釣りをしようか? などと考えながら帰路に就きました。
高速バスに限らず、公共の交通機関を利用した釣りはコスパが高く、便利で安全で環境にも優しいはず。私と同じシニア世代のアングラーにもおススメです。
【参考:交通費の比較】
<マイカーの場合>
ガソリン代: 1600円(10L) ※浜松→御殿場 片道160km
高速料金: 3810円
片道合計: 5410円(往復10820円)
メリット: 時間が自由、荷物の制限なし、行き帰りの寄り道可、など
<高速バスの場合>
バス代: 2500円(遠鉄イーライナー利用) ※予約サイトによって料金が異なります
片道合計: 2500円(往復5000円)
※バス停から東山湖は徒歩のため0円。タクシーを利用した場合は片道800円前後必要
メリット: 交通費を抑えられる、運転をプロに任せて安心、環境負荷が少ない、など
東山湖フィッシングエリア
住所:〒412-0024 静岡県御殿場市東山1077
TEL:0550-82-2161
HP:https://www.higashiyamako.com/
レポーターREPORTER
1960年東京都出身。釣り媒体の編集・ライティングを経て現在はフリーランスで活動するライター。得意な釣りは、淡水・海水のルアーゲームをはじめとした身近なライトゲーム全般。間口が広く奥の深い釣りがとくに好き。「釣りは釣れなくても楽しい」がモットー。