今から知りたい!エギング STEP UP 【エギング実釣編】秋の場所別アプローチ!
アオリイカの反応とポイントを探り釣り歩く!!

2.夕方の地磯

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地磯は滑りやすく足場が悪いので、私はあまり行かないポイント…(笑)。同じような考え方の釣り人がいるからなのか? 釣り人が少なく、イカの警戒心が低いことが多い釣り場です。釣りをする際は、必ずスパイクシューズを履いてください。

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訪れた地磯は、先ほどのサーフ同様にエギンガーが1人いた程度。やはり、人的なプレッシャーが低そうです。見えイカが発見できれば、サイトフィッシングで反応を見てみたいところ…。
もし好反応であればイカの警戒心が低いと判断できます。イカはエギに気付きさえすればすぐに釣れる可能性があるので、広範囲をテンポよく探るのがベター。じっくりと探って反応を「待つ」というよりは、こちらから「探す」というイメージで探るのがポイントです。

 

(1)イカの反応は良好!

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満潮潮止まりの2時間ほど前に到着。先ほどのサーフから近い位置にある地磯ですが、水質が少しよいように感じました。おそらく潮通しがよくて濁りが抜けるのも早かったのでしょう。さらに、先ほどよりも水深があって、所々に藻が生えているようです。
釣りを開始して早々に、岸際のシモリに数杯で群れている見えイカを発見できました。まずは警戒心の具合を確認するため、サイトフィッシングで反応を見てみることにしました。

イカの後方を目掛けてキャストし、着水後すぐにダートアクションを加えると、身体の向きを変えてエギに寄ってきました。そして、すかさずフリーフォールさせると迷わず抱いてきました
群れでいたためエサを取られないようにと、われ先に抱いてきたのかもしれません。先ほどのサーフとは違いイカの警戒心は低く、私たちにとってひじょうによい状況です。少しでも釣果を伸ばすため、引き続き手前側から少しずつ広範囲に高活性なイカをねらっていくことにしました。

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数杯ヒットさせたのち、徐々に反応が悪くなってきました。アオリイカの警戒心が高まったこともありますが、ちょうど潮止まりを向かえたタイミングも影響したのかと考えられます。見えイカもいなくなり、手前での反応がなくなったので、ここで沖側の反応を確認することにしました。しかし、中層を早めのテンポで広範囲に探ってみたものの反応は得られず…。やはり、潮止まりの時間帯は釣ることが難しいようです。

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一旦小休止したあと、また潮が動き始めました。ちょうど夕マズメと重なる好タイミングであったことから急にアタリが出始め、隣で釣りをしていた小南さんがヒット! そして数分後に私もヒット!! そのまま時合い突入かと思いきや……、期待に反してアタリは続いてくれませんでした…。
とはいえ、連発とまではいかなかったまでも潮が動きだしたタイミングでのヒット。考えていた通り、潮の動きが重要だったと言えるでしょう。

(2)イカの反応は潮の動きに影響している!?

地磯での状況を振り返ると、日中の潮止まり前に到着してサイトフィッシングで数杯ヒット。そして、徐々に反応が減り、アタリが完全になくなったのがちょうど潮止まりのタイミングでした。次に反応があったのは、潮が動き出した夕方のタイミングといった具合です。

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釣り人が少ない地磯のようなポイントは、イカの警戒心が比較的低いポイントです。さらに、雨風などの影響がないのであれば、イカはエギに好反応をしめすことが多いように感じます。ところが、そのような好条件にもかかわらずイカが反応しないときは、潮の動きが大きく影響していると考えられます。
イカの反応が得られない場合は、タイドグラフで潮汐を確認してみてください。効率よく釣りをするために、潮が動いているタイミングや、潮の動き出しなどの潮流の変化をねらって釣りをするとよいでしょう。また、潮止まりは休憩や場所移動の時間に使うとより効率的です。