北関東発!
アカムツジギング入門にオススメの乗っ込みシーズン

一年で一番、海水温が高くなる夏から秋がアカムツの産卵期となります。産卵場を求めて深場から浅場のかけ上がりに移動してくるアカムツは群れがまとまりやすく、ねらいやすい傾向があります。アカムツジギングとしては通常ねらう深場とは違い、浅場ゆえの難しさもありますが、魚自体の活性は悪くなく楽しめるシーズンです。
そんな浅場での釣りという、ビギナーにも最適な乗っ込みシーズンのアカムツをねらって釣行してきました。

ゲストも楽しい!
平潟・小名浜、秋のアカムツジギング

01_ ポイントに向かう船

今回、お世話になった船宿は北茨城市の平潟港、長孝丸さんです。太平洋岸のアカムツ釣りでは平潟、小名浜辺りが最北となるエリアです。魚影の濃さ、魚のサイズともに申し分なく人気の釣り場となっています。

AM4時出航、1時間ほどの航程でポイントに到着。さっそく、釣りスタートです。
前日の海上予報では、波3mウネリをともなうという予報でした。たしかにウネリはありましたが、波長が長く気にならないレベルで、波自体も低くアカムツジギングにはよいコンディションです。AM5時を回ったころに第1投目を投入。水深は130m。ジグは210gからスタートしました。

着底からラインスラックを取ってウネリに合わせながら数回ジャークしたあと、フォールを入れて次のジャークのアゲでロッドに違和感が出ました。
「魚かな?」半信半疑でしたがシッカリとアワセを入れるとガタガタと魚が暴れる感触が伝わってきます。リールを巻き上げながらもガタガタとよく暴れる魚だったのでアカムツっぽいなと思ったら、やはり本命でした。時間はAM5時37分、800gほどの良型でした。1投目から本命の姿を見ることができて上出来のスタートです。

02_ ファーストフィッシュのアカムツ

その後、船中でポツリポツリと本命がキャッチされるなか、私のジグにはアカムツからの魚信はありません…。魚の活性は悪くないようなのでジグを替えてみます。ジャックアイ スイッチ 200gにジグ交換して投入すると、すぐに魚からの反応が返ってきました。シッカリとアワセて難なくキャッチ! 時間はAM7時5分。小ぶりですが、500g程度のアカムツです。
この1本でなんとなくアタリの出るパターンをつかみ、同ジグでアカムツを連発します。3本目はAM7時29分、4本目はAM7時54分、5本目はAM8時14分と、立て続けにキャッチに成功しました。

03_ アカムツ2本目
04_ アカムツ3本目
05_ アカムツ4本目

 

しかし、このあと沖上がりの時間まで本命は釣れなくなり、船中でオマツリ(仕掛絡み)が多くなりました。どうやら潮流れが悪くなりジグへの反応が悪くなったようです…。

06_ 伸ばされたフック
まさかのキジメに伸ばされたフック。釣りは何が起こるか分かりませんね…

それでもエサ釣りにはアカムツが釣れていましたので、ジグを嫌う何かがあったのでしょう。そのあとはゲストばかりの釣果で、ムシガレイを3枚、サバを数本、オマケはジグを回収中にドンっと10kgほどのキメジがヒットするなど、沖上がりの時間まで楽しめました。キメジは残念ながら船ベリまで浮かせたものの、ネットイン寸前でフックが伸びて取り逃してしまいましたが…。とはいえ、終わってみれば楽しい釣行となりました。

入門にオススメ!
近海ジギングタックルをそのまま使えるシーズン

07_ アカムツ5本目

アカムツの乗っ込みシーズンは、これからアカムツジギングをやってみたいアングラーには最適なシーズンです。産卵のためにアカムツが浅場にさしてくることから、ほかのシーズンよりも釣りやすいことが1番のオススメポイントです。

08_ アカムツ釣果

関東以西のアカムツポイントは水深が深いエリアが多いのですが、東北地方でのアカムツポイントは通常でも水深が浅い場所がほとんどです。乗っ込みシーズンはさらに浅いエリアでの釣りとなりますので、アカムツジギング入門にはとくにオススメとなります。
ねらう水深が浅いことで、通常の近海でのジギングタックルがそのまま使用できます。使用するジグウェイトも200gが中心となりますので、これも近海ジギングで使用するウェイトと変わりません。アカムツジギングのために改めてタックルを用意する必要もないので、近海用ジギングタックルを持っていれば、金銭的な負担もなくアカムツジギングに挑むことが可能です。

また、アカムツジギングをオススメする理由のひとつに、その食味のよさもあります。白身のトロといわれるアカムツはやはり食べてもとても美味しい魚です。なかなか市場には出回らない魚だけに、購入して食べること自体、滅多にないことでしょう。新鮮で脂ののったアカムツを食べられるのは釣り上げたアングラーの特権といえると思います。

 

少々取っ付きにくいイメージのあるアカムツジギングですが、独特の面白さがありますし、多彩なゲストも釣れますのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
平潟、小名浜周辺のアカムツシーズンは11月上旬まで楽しめます。

09_ クーラーボックスの中身

 

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レポーターREPORTER

堀籠 賢志
プロフィール:堀籠 賢志
フライフィッシング、バス、シーバス、ロックフィッシュ、フラットフィッシュ、エギング、鮎釣りまで、さまざまなジャンルを釣りこなすマルチアングラー。現在はスーパーライトからヘビークラスまでジギング全般と、メタルスッテを中心としたイカ釣りに取り組む。
東北エリアの面白い釣りを発信することで、震災復興に繋げていきたいという熱い想いのもと活動中。