(※当記事は緊急事態宣言前に実釣されたものです)
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HEAT読者のみなさんこんにちは! 今月もどんどんオススメしていきますカッコイイ管理釣り場ですが、今回は群馬県にあるおくとねフィッシングパークです。
綺麗な魚、美しいロケーション、釣った魚を食べられるなどなど管理釣り場の魅力はさまざまですが、やっぱりビッグフィッシュにロマンを馳せる方も多いはず。取材自体はまだ雪の残る時期でしたが、年間を通してとんでもない大物の姿を見ることができる釣り場です。
実はイワセンとは姉妹的存在
カッコイイ管理釣り場のススメ No.3でご紹介した日本イワナセンターとおくとねフィッシングパークはオーナーが同じ姉妹店舗的な位置付けで、放たれた魚たちも言ってしまえば兄弟(?)たち。魚のサイズやクオリティはお墨付きです。おくとねの方が規模感が程よくインターからそう遠くなく、遠方から遊びにくる釣り人にとってはアクセスしやすい印象。沼田エリアには実は美味しいお蕎麦屋さんやとんかつ屋さんが多く、お昼時に車を少し走らせればレストランやコンビニも近いので、隠れ家的なイワセンとの差別化がされているなと思います。
(ねらっているかは謎ですが(笑))
ルアー専用の1stポンドと
ルアー&フライの2ndポンド
特徴の違う2つのポンドから成るおくとねフィッシングパーク。1stポンドはどちらかというと大物ねらいと色物ねらい、2ndポンドは小型~中型のレインボーが多く子どもでも楽しみやすいかな? というイメージ。フライを楽しみたい方は2ndポンドオンリーなのと、2つのポンドで微妙にレギュレーションが違うので釣りをする前に現地またはウェブサイトで要確認。どちらも広々と釣りを楽しめます。
※色物:ブラウントラウトやブルックトラウト、ジャガーやイワナなど色が派手になる種類を意味する言葉
ねらいはやっぱりあの魚
そう、お目当てはもちろんスプレイク。イワナセンターとおくとねフィッシングパークのみで釣ることのできる”ご当地トラウト”です。とくに取材をした秋から冬にかけては婚姻色の出たイカツイ雄をねらうことができるので、キャッチ&フォトな釣り人にとってはベストシーズンとも言えますが、シーズンを通して派手でカッコイイ魚には違いありません。
スプレイクはこんな魚
北米原産の大型のイワナの仲間であるレイクトラウト(日本では中禅寺湖のみ釣ることができる)と同じく北米原産のイワナの仲間のブルックトラウト(和名カワマス)のハイブリッド。人工的に作られた魚で、本国では自然に交雑することもあるそう。レイクトラウトのような厳つい顔つきにブルックトラウト譲りの派手さが入り混じる、よい意味でまさに「ミュータントトラウト」。イワナセンター、おくとねフィッシングパークともに名物的な存在。
ミノーイングが熱い
オーソドックスなスプーンなどの釣りももちろん楽しむことができる釣り場ですが、大型をねらいたい人やよりテクニカルな釣りを楽しみたい人にはミノーイングがオススメ。ミノーオンリーの大会などでも活躍し、よくこの場所でも釣りをする友人の教えもあり最近はミノーをよく投げるのですが、知れば知るほど奥深く面白い釣りです。ミノーでスイッチの入った魚のアグレッシブなバイトはぜひ一度味わってもらいたい、なんとも言えないもの。
おくとねフィッシングパークはルアーの販売も充実していて、毎回オリジナルカラーのミノーなどをついつい何個も買ってしまいます。
スタートフィッシング
当日の朝はとにかく寒く魚は低活性と思いきや、魚は意外と元気! 得意のシャインライドで釣れた1尾目は…、正体不明のイワナ系(笑)。オショロコマのようなブルックのようなどこか北極イワナのような…。勝手にアークティックチャー(北極イワナの英語名)と名付けてリリース。オーナーに確認すればよかったなぁと後で後悔。
現地で買ったZAGGER 50 B1(HMKL)をボトムでグリっと巻いてピタっと止めるパターンにバイトが集中し、ニジマスやブルックを何尾もキャッチして一安心。0か1の大物ねらいでいい! と言いながらも、やっぱり数が釣れるとそれはそれでやめられなくなるものです(笑)。
残るは本命スプレイク
朝のラッシュが落ち着き、太陽も昇ってきてぽかぽかとしてきたので少し早めの昼休憩をとり、後半は大型のスプレイクねらい。
当日は岸際でネストを守る仕草(産卵はしないのだけど)を見せる魚が何尾もいたので、彼らにリアクションで口を使わせる釣り。いろいろなルアーを試しましたが、ピンクのZAGGERを何度もネストに侵入させてトウィッチ&ポーズでイライラを誘いました。ある意味管理釣り場ならではの釣り方で、ポイントを寝かせたりしながら1尾釣るのに30分以上かけることもありますが、ようやく口を使わせたときの喜びもひとしお。今回も無事に会うことができました。
好みが別れるところかもしれませんが、鼻が曲がり毒々しい体色をしたスプレイクは個人的には管理釣り場というカテゴリーのトラウトたちのなかでは最高峰の魚だと思っています。この1尾を見るためにちょっとした日帰り旅行をしていると言っても過言ではありません。時期的にも4月のレイクトラウトシーズンを控えソワソワとしてくるため、ここ数年は通例行事になってしまいました(笑)。
結論:やっぱりスプレイクは最高にカッコイイ
「ジェンキンスはスプレイク、スプレイク、うるせーな!」と言われてしまうかもしれませんが、毎回思うのはこれなんです。やっぱりスプレイクはカッコイイ! クセになると言ってもいいぐらいです。管理釣り場や渓流釣りなど、ソーシャルディスタンスを保ちながら楽しめる外遊びは今後もっと注目されていくと思いますが、そんななかで何度か管理釣り場で遊んでいるうちに、もっと大きな魚やクセの強い魚をねらってみたくなることでしょう。
おくとねフィッシングパークにはBBQ施設もあり、沼田のIC周りには宿泊施設やレストランも充実していますので、時にはちょっと遠出をして、ぜひ最高にカッコイイ彼らの姿を見に来てみてはいかがでしょうか?
フィールド情報
おくとねフィッシングパーク
住所:〒378-0122 群馬県沼田市白沢町生枝857
TEL:0278-53-3254
HP:http://www7.wind.ne.jp/okutone/index_o.htm
利用料金
1日券 4700円 (20匹まで)
1日ペア券(2名様) 7400円 (20匹まで)
7時間券 4200円 (15匹まで)
7時間ペア券(2名様) 6900円 (15匹まで)
5時間券 3600円 (15匹まで)
5時間ペア券(2名様) 6200円 (15匹まで)
2時間券 2600円 (10匹まで)
2時間ペア券(2名様) 4200円 (10匹まで)
1日リリース券 4200円
1日リリースペア券(2名様) 6400円
7時間リリース券 3600円
7時間リリースペア券(2名様) 5900円
5時間リリース券 3100円
5時間リリースペア券(2名様) 5200円
2時間リリース券 2100円
2時間リリースペア券(2名様) 3200円
1時間延長 500円
レンタルロッドセット 1100円 (ルアー付)
クールボックス 500円
氷1袋 100円
ビニール袋 10円
その他詳しいレギュレーションやBBQ施設利用などについてはHPよりご確認ください
おくとねフィッシングパーク
レポーターREPORTER
栃木県在住。国内のトラウトフィッシングから海外の釣りまで、人生を豊かにするライフスタイルとしての釣りを日々模索し発信しているフィッシングピーターパン。PIKE STREET MARKETディレクター。ひと×コト×Sakana栃木PRアンバサダー。
サポートメーカー:Huerco、BIGFISH1983、Rマジックテスター。VARIVASフィールドモニター、Patagoniaプロセールスプログラム。
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@shota_jenkins_konno (URL: https://www.instagram.com/shota_jenkins_konno/)
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