INDEX
みなさんは船での釣りに行かれたことがありますか???
行きたいと思われている方のなかには、
- ・船長はやさしいの?
- ・初めてでまわりの人に迷惑をかけないかな?
- ・船酔いが不安
- ・どうやって魚が釣れるのか?
などなど。情報収集の時点でさまざまな壁が立ちはだかり、諦めた方も多いのではないでしょうか。
以前の記事ではそんな方の不安を取り除くべく、意外と気軽に行けておいしい魚が釣れちゃう、船ジギングに出かける前の流れやポイントを紹介させていただきました。
今回はその続編ということで、私、船長(ガイド)から伝えたい小さなコツを紹介させていただきます!
※「ジギング」とは、ジグという金属でできた擬似餌(ルアー)を海に「ぽちょん」と落として、魚みたくチャカチャカ動かして釣る釣り方です。カンタンでとっても楽しい釣りです♪
荷物はコンパクトに!
ルンルン♪「明日は釣りだぜ! あれを買って、これを持っていって、竿はこれで…」
釣り人にとって至高の時間、それは……釣りに行く前の準備であるっ!!! とくに、万が一のことを想定して「あれも持っていこう! これも持っていくか!」と、荷物が多くなりがちですね。
・
・
・
あの、ハッキリいいます。
荷物は少ない方がよい!!
これ、絶対です。まず、船は限られたスペースですし、複数人でそのスペースを共有するシチュエーションが多いのです。食べ物や飲み物などは仕方ありませんが、バッグやタックルボックスが増えると場所をとって何かと動きづらくなってしまいます。荷物はできるだけ少なく、1つにまとめましょう!!
「YO! オレの船にはイカしたイケスがあるYO!」
なんてイカした船長の船なら、寒い時期はクーラーボックスを車に置いておくのも荷物を少なくするコツです。また、船は重量や荷物を置く位置で速度やバランスが変わってしまします。荷物を少なくして、どこに置けばよいか船長に確認しましょうね!
それから、絶対にNGなのがビニール袋で荷物を持ち込むことです。
乗船者みんなで荷物を移動させることも多い船中、風に飛ばされることもあります。命とゴミだけは釣り場で捨ててはいけません。
(それを守るだけで、ディカプリオくらいイケメンになるらしいよ?? 女子は長澤まさみさんくらい可愛くなるらしいよ! てへ♡)
- ● 荷物はコンパクトに! 必要なものだけを持っていく
- ● ビニール袋で荷物を持ち込まない
- ● クーラーボックスが必要かどうかは要確認
ライフジャケットは桜マーク
「ゔぉーい! 助けてくれ~!!!」なんて状況、想像したくもないですよね。
海は気持ちがよくて魚も釣れて最高の場所です。しかし同時に、自然のど真ん中で危険も多くあります。万が一に備えてライフジャケットは必ず着てくださいね!
しかーし! 市販のライフジャケット、何でもよいわけではないのです!!
「え、どゆこと!?!?」とお思いですよね。実は船釣りの場合、「桜マーク」がついているライフジャケット(国土交通省が承認したもの)しか着用できないのです!!!
船で貸し出している場合もありますので、最初は貸し出しを利用するのもアリだと思います! というのも、購入するとき、桜マークが入ったライフジャケットは価格が高いんですよ…(これはホントになんとかしてほしいぜぃ)。
とはいえ、価格が高くても命には代えられません。購入する際は釣具屋さんで桜マークが入っているか必ず確認すること! 「桜マークがついてなくてもバレなきゃいいやぁ」って方…、ハッキリ言ってわかります。プロはわかるんです。船長に罰則制度もありますし、何より命を守る道具ですので、購入する場合はケチらず桜マーク入りを買うようにしてくださいね!
最近はオシャレなものもありますし、ファッションの一部となりつつあるので、上手く着こなせば「船上のレディーガガ」にもなれるのでアール!
(あ、腰に巻くタイプと肩にかけるタイプの2種類ありますが、安全面を重視すれば肩にかけるタイプがオススメです)
- ● 桜マークが入っているライフジャケットを選ぼう
- ● 腰巻きタイプより肩掛けタイプがオススメ
- ● ライフジャケットもファッション! 上手に着こなそう
体はひとつに手はふたつ
「さぁ、荷物も少なくしたし、ライフジャケットも着たぜぃ! 準備はばっちぐー! さ、さ、竿を乗せて~これと、これと、これと、これと…」
あのぅ、アナタ竿何本モッテイッテマスカ??
男なら! オトコなら! 漢なら……!!!
手が4本あるなら別ですが、多くの人は手が2本です。竿は何本も持っていかない方がよいですよ。
真面目な話…(あくまで船長という立場の私からみた主観での印象ですが)。竿を持ち替えたり、ルアーを頻繁に変えたり、リーダーを結び変えたりといった動作が多い方は、ルアーを水に浸けている時間が少なくなります。結果、それは釣果に直結するようです。
いろいろ試すのも楽しみの一つですが、1番釣れると思う竿、リール、ルアーでやり切る方がサカナをよく釣る印象があります。
トラブルがあったときのために予備の竿は必要かもしれませんが、1番釣れると思うセッティングのタックルのみで釣りをするのも、釣果への近道かもしれません♪
するとほら、男! オトコ! 漢の~1本釣りじゃぁ~!!!
何回か釣りをすると、きっと自分のスタイルが決まってくると思います。正直、サカナは釣れるときは釣れるし、釣れないときは釣れません(笑)。ジギングの場合は、サカナの目の前にキラキラしてるものがあって、サカナにやる気があれば、大なり小なり釣れる…はず!
まずは、じっくり自分の思うセッティングで釣り込んでみてください。きっとそのセッティングの良し悪しや改善点が見つかるはずですよ。
- ● いろいろするのは時間がもったいない
- ● 自分のスタイルで釣りをする
- ● 釣れるときは釣れる
いかがだったでしょうか? 今回は少し掘り下げて、ジギングに挑むときの小さなコツを紹介してみました。
今後は魚種ごとや季節などに合わせて、バリエーションを広げて紹介していきたいと思います♪
レポーターREPORTER
福岡県在住
ちょい旅をしながら釣りをするスタイルで、「ちょい釣り」大好き男。フィッシングサービスOkkun代表。
フィッシングサービスOkkun:https://fishingserviceokkun.1net.jp/
インスタグラム:
@fishing.service.okkun (URL: https://www.instagram.com/fishing.service.okkun/)