カオリンの毎日スマイル計画☆ マダイの中にある鯛の鯛!
実はいろんな魚の中にもあるんです!

みなさ~ん、こんにちは! カオリンです☆

みなさんは「鯛の鯛(たいのたい)」という言葉を耳にされたことはありますか? “鯛中鯛(たいちゅうたい)”とも呼ばれていて、釣り人なら一度は聞いたことがあるワードではないかと思います。
何のことかと言うと、マダイの中にある骨の一部のことで、形がマダイに似ていて縁起物なんだそうです。

今回はそんな、今私が気になっている「鯛の鯛」をご紹介します!

「鯛の鯛」ってなに?

1-1鯛の鯛

私自身も以前からその言葉を聞いたことがありました。しかし最近になって「マダイ以外の魚にも鯛の鯛があるのでは?」とふと思い、それからは釣った魚で“いろんな魚の鯛の鯛探し”をするのがマイブームになっています。とはいえ「鯛の鯛」について、骨の形がマダイに似ているという程度の知識だったので調べてみると…。


「鯛の鯛」は、鯛の体の中のある骨のことなんです。そもそも、鯛は9種類の骨から形成されており、そのなかでも「鯛の鯛」とは、胸びれを動かすための骨のことをいいます。肩甲骨と烏口骨という、肩の2種類の骨が繋がったものなのだそう。

名前の由来はもちろん、その姿形が鯛に似ているため。今に比べてはるかに高価で手に入りにくいものだった、当時の鯛。ただでさえめでたいことの象徴である鯛の中に、さらに小さな鯛がもう一匹いるということで、二重にめでたいとされてきました。

(中略)

鯛以外の魚でもこの骨の形は鯛に似ているため、ほかの魚の場合は「ホッケの鯛の鯛」「カンパチの鯛の鯛」と言った言い方をします。鯛に限らず、さまざまな魚に存在している「鯛の鯛」ですが、昔から真鯛のものが最も美しく、重宝されていたようです。

(中略)

多くの魚に存在している「鯛の鯛」ですが、魚の種類によって全く違う表情をしているのも特徴です。むかしから、魔除けのお守りや福を呼ぶ縁起物として人々に重宝されてきましたが、なかでもこの骨を肌身離さず持ち歩くと、お金がたまると言われており、最近では金運のお守りとして親しまれています。

出典: mayumi0610 『鯛の中に鯛がいる!? 幸せを運ぶ開運グッズ「鯛の鯛」とは』(macaroni) https://macaro-ni.jp/33045 2018年10月1日

魔除けのお守りや福を呼ぶ縁起物として重宝されていたり、コレクターもいるのですね! 根付やキーホルダーに加工され販売されているものもあるそうです。

2-1
2-2

鯛の鯛を探してみよう!

1-2真鯛

私が「鯛の鯛を探す方法」は、釣った魚を煮付けや塩焼きなどにして、胸ビレの付け根部分をほぐしながら見つけ出します。ですが「鯛の鯛」自体がもろくて繊細なので、慎重に取り出さないと欠けてしまいます。だからこそ欠けずに取り出せたときがこれまた嬉しいんですよね。

3-1塩焼き
3-2煮付け

また魚によって形もさまざまなので、それを見つけるのも楽しいです。
集め出したばかりなのでまだ数は少ないですが、私のコレクションをどうぞご覧ください。

いろんな鯛の鯛を紹介します!

まずはマダイの「鯛の鯛」によく似ていると思ったのがコチラ!
マハタです。

4-1マハタ
4-2ノマセ釣りにて
やってみたかったノマセ釣りで釣ったマハタ!

同じノマセ釣りで釣れたのがこちら。
クロムツ

5-1クロムツ
5-2ノマセ釣りにて
左右で取り出せたのですが、ピッタリ同じ形です

 

次にこれも割とマダイに似ているのが、イサキ!

6-1イサキ
6-2磯にて
6-3イサキは塩焼きにしてから探しました
イサキは塩焼きにしてから探しました

イサキとマダイ、そしてもう1種類「?」な「鯛の鯛」を並べてみました。

7中イサキ・下マダイ

中がイサキ、下がマダイで同じ系統のような形ですよね。しかし上は形が全然違います!
これは何かというと~~~シマアジです。

8-1シマアジ
8-2海上釣り堀にて
海上釣り堀でゲットしたシマアジ

さらにシマアジに似ているのがコチラ!
アジ!

9-1アジ
9-2ボートアジングにて

同じアジ科だから似ているのかな? なんて考えるのも面白いですね。
ついでに、アジと同じときに釣れた魚を並べてみたのが下の写真。これはかなり変わった形の「鯛の鯛」です。上がアジで、下の変わった形のものはサバなんですよ!!

10上アジ、下サバ
上がアジで、下がサバ

魚によって形はさまざま!

変わった形といえば、これはどうでしょう。
カサゴ!

11-1カサゴ
11-2ロックフィッシュゲームにて
丸みがあってなんだか可愛らしいです

こちらはカワハギ。ボートからねらいました。

12-1カワハギ
12-2

そのカワハギねらいの際に釣れたのがこちら。
イトフエフキメイチダイ。メイチダイの「鯛の鯛」は目に見える部分が大きく丸く空いていて可愛らしいんです。

13-1上イトフエフキ、下メイチダイ
上イトフエフキ、下メイチダイ
13-2イトフエフキ
イトフエフキ
13-3メイチダイ
メイチダイ

 

こちらもまた変わった形ですよね。タチウオです!

14-1タチウオ
14-2タチウオテンヤにて

晩夏から冬にかけて月イチペースで通っているテンヤタチウオでゲットしました!
今年は数もよく釣れていたので、タチウオの「鯛の鯛」を集めていたらいっぱい集まりましたよ。

15-1
15-2

特大サイズの鯛の鯛!

ラストは特大サイズの「鯛の鯛」。
これはブリです!

16-1ブリ
16-2海上釣り堀にて

海上釣堀で釣った10kgオーバーのブリ! 魚体が大きいので「鯛の鯛」もやはり大きいです。この数日後に釣ったカワハギの「鯛の鯛」と並べてみると…。

17

大きさの違いが一目瞭然ですよね!
カマの部分だけでも身がたっぷりで、その中から探し出したブリの「鯛の鯛」の大きさに大興奮でした(笑)。

18ブリカマ

 

このように、いろんな「鯛の鯛」を見比べてみると魚によって形がさまざまですよね。これからも釣りを満喫しながらもあとの楽しみとして、釣り上げた命を美味しくいただくことと、さらに新しい魚種の「鯛の鯛」探しも楽しんでいこうと思います。またコレクションが増えたら見てくださいね!

それでは、みなさんが毎日笑顔でハッピーに過ごせますように☆

 

レポーターREPORTER

萩原 香
プロフィール:萩原 香
三重テレビ「フィッシングポイント」レポーター /三重県在住
好きな釣りは、イカメタル・タイラバ・ジギング・太刀魚テンヤ・磯グレなどなど、それぞれ面白さがあって釣りはなんでも好きです♪ 釣った魚を美味しく食べることも大好き! 釣りを始めてからお魚もさばけるようになりましたよ♪