No.52 つり具のブンブン相模原店 山本勉さんの場合
今月のおすすめアイテム
- 鬼掛 底攻めチヌ
- 鬼掛 競魂チヌ 遠投仕様
- 鬼掛 沈め探りグレα
- 鬼掛 速掛グレ 浅層攻略
「全国の釣具店スタッフ激白! ハヤブサアイテムおすすめマンスリー」第52回は神奈川県相模原市にあり「磯釣り用品の品揃え東日本一」と自他ともに認める「つり具のブンブン相模原店」スタッフで磯釣りアドバイザーの山本勉さんのおすすめ。三浦半島、湘南海岸、伊豆半島をメインに房総半島、伊豆諸島までをホームグラウンドにする多くのフカセ釣りファンが気にするのは、今冬のメジナの釣れだし具合。「今秋は水温の低下が顕著で例年より早いシーズン入りが見込めます。12月から良型が釣れ始めるでしょう」と山本さんの嬉しい予想。磯はもちろん防波堤でも40cmオーバーに期待。年中、安定して釣れるクロダイも春先ほど数は釣れないものの50cmクラスの大型と繊細なフカセ仕掛でのやり取りが楽しめるのが12月だ。
フカセでクロダイ!
流れが速い釣り場や遠方を効率よく釣れるハリ
「メジナもクロダイもフカセ釣りでは魚との接点であるハリの選択が釣果を左右することが多いです。まずはクロダイから……」と山本さんが手にしたのは『鬼掛 底攻めチヌ』という太軸で重量があるハリ。
「東京湾の入り口に当たる三浦半島の先端部や、湘南海岸でも相模川河口にあり川流れの影響を受ける防波堤などは、意外に流れが速い釣り場が多いのですが、そんなところで使ってほしいのがこのハリです」。というのも、速い流れの中で仕掛を安定させるためハリスに重いオモリを打つよりも、重量があるハリの方が仕掛のフカセ効果を損なうことなくクロダイを食い付かせることができるから。
続いてのオススメが『鬼掛 競魂チヌ 遠投仕様』という1本ケン付きでエサのオキアミがズレにくい遠投タイプのハリ。「関東ではもともと足下をねらう釣りが主流なのですが、近年は沖のポイントも注目を集めています」と手前で食いが悪いときは仕掛を遠投し沖で釣果が上がることが多くなっているから。
ただフカセ仕掛の遠投時に気を付けなくてはいけないのが、力を込めてキャストしたときにハリからエサが脱落してしまうこと。それではアタリが出るはずがない。さらにロングテーパー、半スレでクロダイの掛かりは抜群。メジナ釣りにも使える強度も兼ね備えている。
フカセでメジナ!
ドン深の磯と数釣りにも食い渋りにも対応できるハリ
「房総半島の磯は浅いですが伊豆半島では足下から深い磯が多いんです」という山本さんがメジナ釣りにオススメしてくれたのが『鬼掛 沈め探りグレα』というハリ先行で仕掛を沈めることができる重いタイプ。
ウキを含め仕掛全体を沈めていく、いわゆる「沈め探り釣り」だけでなく、オーソドクスな遊動仕掛でも「クロダイ同様、流れのなかや深いタナをねらう場合、ハリスにオモリを打つよりもフカセ効果を損なわず仕掛を安定させることができます」と重いハリに助けられることも多い。
一方で浅いタナでメジナが数釣れる場合は軽量で掛かりも速い『鬼掛 速掛グレ 浅層攻略』がおすすめ。ハリが軽い分、よりナチュラルに水中でエサを漂わせることができるため、極端に水温が下がりメジナの食いが渋い場合にも使ってみてほしい。ハリスを細くする前にハリを軽く、小さくするのがセオリーだ。
つり具のブンブン相模原店
住所:神奈川県相模原市南区古淵6-14-1
HP:https://bunbun.in/