噴火湾の秘境で癒される!! 干潮のときだけ現れる釣り場!?

みなさま、初めまして! 札幌市在住の花田佳祐と申します。
今回は秘境マニアの間でも有名な、とある場所での大物との奮闘をレポートいたします!

札幌中心部から車で約2時間半の秘境に癒される!

01_マップ
出典:Google map

今回釣り場に選んだ場所は、札幌中心部から車で2時間半ほどの場所にある「小幌海岸」。メンバーはちょうど2年前に知り合った、北條さんと菊地さんと私の3人です。もともと、よくハチガラ(オウゴンムラソイ)を狙いに釣りに行く3人。当初目論んでいた場所があいにくの天気だったため、代案として風・波をしのげる噴火湾になったというわけです。しかし、これから壮絶なドラマが起こるとはまだ誰も知る由もありませんでした!!

さて、気になる小幌海岸への道のりは、もともとは江戸時代の修験僧であり仏師である「円空」が刻んだとされる仏像、「岩屋観音」の参拝のために整備された登山道を使わせていただきます。整備されているとはいえ高低差がかなりあるので、帰り道はなかなかキツイ登り坂です(笑)。

02_ IMG_6886 まるでジャングル
こんなジャングルのような林道を抜けて行くのです! ワクワクしませんか!?
途中に妖精の住処(勝手にわれわれがそう呼んでいる)があるので、見つけてみてください! ヒントは大きな木に穴が空いていて小さなト○ロがいそうな木です

小幌海岸(岩屋観音)

住所:〒049-5333 北海道虻田郡豊浦町礼文華
HP:なし

 

03_IMG_4892 釣り場に到着

ちょうど午前3時、釣り場に到着しました。写真右側の平磯がまだ海面に浸かっているのがわかりますか? 実はこの場所はいつでも釣りができるというわけではなく、干潮のときだけ出現する釣り場なのです!
今回はこの場所を熟知している北條さんと一緒なので全く問題ありませんでしたが、もし訪れる場合は必ずタイドグラフを見てから行くようにしてください。潮位が100cmよりも高いと釣りができない場所だからです。

04_ タイドグラフ
当日のタイドグラフ。正午前には潮位が100cmを越えるため、午前中のみ現れる磯場でチャレンジです
出典:anglr

ちなみに、当日はタイドグラフを確認し3:00~10:00くらいまで釣りを楽しむことに決めていました。

 

05_ 左右の岬

釣場である海岸は、右の出岬・左の出岬のどちらも行けるのですが、左の出岬はもう少し潮位が下がらないと足場が現れないので、最初は右側から釣りを始めます。

一緒に行った北條さんと菊地さんはアブラコ狙いとのこと。私も普段はアブラコ大好きなのですが、今回ばかりはせっかく小幌まで来たので狙いをヒラメ1本に絞ることに!!

06_ 釣り場で準備

 

釣り場の状況としては、手前の岩場が険しく根掛かりしやすいようです。場所によっては足元から1~2mほど岩が出ているので、ルアーの回収時は注意が必要です。ただし岩場のすぐ先が砂地のため、手前以外はほぼ根掛かりなしで釣ることができます。

スイミングでワームを泳がせていると、元気いっぱいのアブラコちゃんが釣れてくれました! 普段は日本海で釣りすることが多いのですが、噴火湾のアブラコは元気いっぱいの強い引きなので、上がってきたサイズに「あれ?」と思うこともしばしばです。

07_ アブラコ(アイナメ)

ご一緒した菊地さんは順調にハチガラ、アブラコをヒットさせて楽しそうでした!

08_ 菊地さんのアブラコ
菊地さんがあまりにもたくさん釣って楽しそうなので、何度ヒラメ狙いをやめようと思ったことか…
09_ オウゴンムラソイ釣果
日本海特有の魚といわれていたハチガラ(オウゴンムラソイ)も、生息域を拡大しているのかあちこちで釣れているみたいですね!

 

その後、日も高くなり潮位が下がってきたところで、左の出岬へ場所移動です!

こんなところや…、

10_ 場所移動

こんな洞窟をくぐりぬけつつ、釣りというより探検隊の気分で移動しました!

11_ 洞窟

釣り場を移動し、日差しに恵まれたなかなかの景色のなかで、仲間と楽しむ釣りの時間は最高です! 早速ワームを泳がせていると、底からアブラコがワームをひったくっていく瞬間を目撃し、胸が高鳴ります。(あれ? ヒラメは…?)