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新年明けましておめでとうございます。
2019年新しい年がスタートしたということで、今回は初釣り釣行でタイラバに行ってきた模様をお届けします。
初釣りということで今年を占う大事な釣行(おおげさです)。絶対にハズせないので、今回も福岡県宗像市神湊漁港から出港する「セカンドステージ」の森下キャプテンにお世話になりました。
期待のモーニング
1月4日の朝6時出港。今年一番の寒さで気温も低く大変身体にこたえる状況です。信頼のフリーノット光電子Ⓡウェアをしっかりと着用してからいざ出港~。ポイントとなる七里ガ曽根まで、綺麗な朝焼けを見ながら2時間半程の船旅です。まってろよ~マダイたち~!!
日頃の行いがよいのか? 海が凪いでいて通常より少し早く到着しました。
タイラバの釣りは、大きく分けてドテラ流しの釣りと同調(=ドリフト)の釣りの2種類があります。最初は、同調の釣りからスタートすることにしました。同調の釣りは、マダイが頭を向けている方向からタイラバが落ちてくるので瞬間的にマダイが口を使いやすい釣りです。
今年の初キャストは、「無双真鯛フリースライド 真鯛専用テンヤ玉 潮斬鯛玉」のメタリックレッドに同シリーズ「ロングストレートラバー」のカラー桜という真っ赤仕様です。朝一番は、潮があまり動いてない感じでした。とはいえ、わずか2投目で竿先をグイーとおさえるバイトが! しっかりとフッキングし上げてきますが全然引かない(汗)。上がってきたのは、大きなボッコ(カサゴ)でした…。狙いのマダイではなく引かないボッコですが美味しいので嬉しい魚です。
ボッコが釣れて気をよくし、さらに釣っていきます。少し潮が動いたタイミングでしょうか? タイラバを着底から10回転くらい巻き「ややタイラバが重くなったかな?」と思った時に、ロッドをひったくる強烈なバイト!! 一気に走られます。ラインは、PE0.6号のため無理はできませんが、フッキングはしっかり決まっているようです。ゆっくりとやり取りしながら上げてくると70cmオーバーの綺麗なマダイでした。
このタイミングで釣らないとよいサイズが出ないかもしれないので集中して釣りを再開します。森下キャプテンから「マダイの反応が出ている」とアナウンスが流れ、タイラバが着底してハンドル5回転くらいでじゃれつくようなバイトがありました。しかしフッキングまでには至らないので少し多めにリトリーブすると「ドン!!」とリールを巻く手が止まるバイト!! しっかりとフッキングを決め、ゆっくりやり取りを楽しんで上がってきたのは60cmオーバーのマダイでした。
その後も、この調子でガンガンいけるかな? っと思った矢先にショートバイトが増えてきて、残念ながら次第にバイトが遠退いてしまいました…。
おっと状況が変わった!! 対応できるか?
時間が経つにつれ風も吹き出し、状況が少しずつ変化しているようです。しつこく同調の釣りをしているとフォールの最中にバイト!! ドラグが鳴りかなりよく引きます。「これはっ!!」と思った瞬間、水面を「ビヨヨーン」とジャンプ!? そうです。シイラさんです。引っ張りまわされて船のまわりを一周しました(乗り合いのみなさますみません)。シイラを釣って少しテンションが下がっている頃、ドテラ流しで釣っている方がマダイをキャッチ。気分転換もかねてこのタイミングでドテラ流しの釣りに変更していきます。
ドテラ流しの場合、タイラバを流して横にすればするほど(≒ラインの角度を寝かせれば寝かせるほど)、マダイのいるポイント層を長く攻めてマダイにしっかりとタイラバを見せることができます。およそ250m以上、キャプテンの指示してくれるリールの回転数分リトリーブしては底までタイラバを落とし、を繰り返してラインを徐々に出していきます。
ドテラに適した浮き上がりにくいヘッドである「無双真鯛フリースライド DNヘッド コンプリートモデル」に同シリーズ「トリプルカーリー」をセットして、ドテラ流しに変えた私は、200ⅿくらいラインを出したあたりで小さなバイトをキャッチ。しっかりと巻アワセして上がってきたのは、良型のアコウ(キジハタ)でした。
徐々に船中でもマダイからのバイトが増えてきたようです。森下キャプテンも釣りをしやすいように細かく船を着け直してくれます。魚探にも魚の反応はよく出ているようで、何かの変化でいつ釣れてもおかしくない感じです。
ゆっくりと一定のリズムでタイラバをリトリーブしながら280ⅿ程流した時にハンドルが巻けないバイト!! 元気なファイトでドラグを鳴らしてくれます!! かなり遠くまでラインを出しているので上がってくるまで時間は掛かりますが、それだけやり取りをする楽しい時間も長くなります。「ドキドキ、ひやひや…」楽しいやり取りの後に上がってきたのは、60cmオーバーの綺麗なマダイでした。
その後も幾つか反応がありましたがフッキングに持ち込めず、この日は終了となりました。マダイの顔を拝めて、初釣りとしては上出来だと満足しての帰港。自宅までの道のり、とんこつラーメンを食べながら釣友と反省会(これがなによりも楽しい)をして帰宅しました。
今回、我を通さず状況変化に臨機応変に対応していけたのがよかったのでは、と感じました。次回もまた釣れてくれるかな~と、2019年の釣りを楽しみにしています。
レポーターREPORTER
バスフィッシングやバストーナメントを楽しむ傍ら、海のルアーフィッシングである「エギング」に興味を持ち始めたのをきっかけに、がっつりソルトウォーターフィッシングの魅力にハマってしまったハヤブサフィールドスタッフ。バストーナメントを引退後、ショア・オフショアを問わずソルトウォーターフィッシングに傾倒しているプロアングラー。基本的に出たがりの恥ずかしがり屋で、吉本新喜劇が大好きな町の電気屋さん「ババデンキ」の店主でもある。