今月狙いたい魚11月に狙いたい魚 キンメダイ

イメージは真っ赤な深海魚

キンメダイは実は1年を通して食べられる美味しい魚ですが、秋から冬にかけてが釣りには一番良い時期であり、もちろん脂の乗った身も申し分ない季節。地方によってはアカダイやアカギ、キンタロウダイとも呼ばれるキンメダイは、釧路沖以南の太平洋に広く分布し、釣り人に限らず、誰でも一度はその名前を耳にしたことのある深海魚ではないでしょうか。

普段スーパーやお寿司屋さんなどで見かけるキンメダイは、全身美しい赤色に染まっていることが多いと思いますが、釣れたばかりのキンメダイは、お腹から胴にかけてが銀白色で、背中・頭にかけてが赤い見慣れない色をしています。しかし釣り上げてから時間が経つと、次第に全身が赤く染まっていくため、そのキンメダイの姿を見ることが出来るのは漁師の方や釣り人だけかもしれません。是非釣たての色を目に焼き付けるためにも、釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか。

キンメダイを狙う深海釣り

キンメダイ

水深が150~800mという深海のため、出来ればPE8号程度を800m以上巻くことの出来る電動リールが必要。 浅場を狙う場合でも相手は立派な深海魚であるため、最低でもPE5~6号が500m以上巻ける道具が必要になります。150~300号のオモリを使い、それに合わせた2m前後の竿を使いましょう。
仕掛は基本的には市販されているものを使えばOKですが、キンメダイ釣りではビーズやビニールで出来た集魚用のアイテムを使わないのが一般的です。
エサにサバやスルメイカ、穴子にサケといった、人間が食べても美味しそうな魚を短冊切りで。これは魚の大きさ、シーズンに合わせて切るのが重要なので、その都度船長や同船する方に相談するのが良いでしょう。

キンメダイ仕掛

先ず深海を釣る時に覚えておきたいのが、ほとんどの場合仕掛を同時投入するということがないこと。船長の指示に従い、通常はミヨシ、またはトモから順番に投入します。
例えばここで仕掛の準備が整っていない場合は、順番を守らず仕掛を入れるとオマツリなどの原因になるため一回お休みが基本。なので、移動中などに準備をし、普段から仕掛が絡まない様に心掛けるのも大事。水深が深い分、一回の釣りの時間が長く、仕掛を投入する回数も制限されるのが深海の釣りなのです。

釣る、そして美味しく頂く

一度底をとったら、2、3mタナを切ります。基本的にはこれでゆっくりと待ちますが、15m~20mほど巻いてからまた底まで落とし誘うという方法も有効です。アタリがあっても慌てずに、他の魚の追い食いを待ちます。そして掛かった後が肝心なのがキンメダイです。まずは一定の速度で巻き上げ、途中で速度が変わり糸ふけで魚をバラさない様に注意します。
そして深海魚の中でも水圧変化に強いキンメダイは、船べりで逃すとそのまま深海へと帰っていってしまいます。魚が水面から船の上まで引き上げられている時に、あくまで魚が落下した時のためにタモを構えておきましょう。

新鮮なキンメダイは刺身やしゃぶしゃぶで頂くのが最高。頭や中落ちなどのアラも、煮つけや汁ものにするため捨てるところがありません。
甘みとコクのあるキンメダイの身は干物や西京漬などの料理方法でも人気があり、持ち帰って一番喜ばれる魚の代表格。コツを覚えれば誰にも出来る、決して難しい釣りではないので是非チャレンジしてみてください。

深場用胴突 深場五目 キンメ・ムツ 7本鈎
深場用胴突 深場五目 キンメ・ムツ 7本鈎