今月狙いたい魚 4月に狙いたい魚 ブラックバス

きっとその名を一度も聞いた事のない人間はいないのではないかと思うぐらい、釣り人にも、また釣りをしない人にもその名を広く知られた魚「ブラックバス」。
オオクチバス(ラージマウスバス)やコクチバス(スモールマウスバス)の総称としてそう呼ばれています。ゲーム性の高さやエラ洗い、ジャンプといった素晴らしいファイトで釣り人を魅了して止まない「バス」。初めてルアーで釣った魚がバスという釣り人は少なくないのでは?今回はそのバスに改めて焦点を当ててみたいと思います。

好奇心旺盛な好ターゲット

バスという魚は、今から90年ほど前にアメリカから移入された魚で、食用や釣りの対象魚としての試験的な放流だったそう。現在では全国の広い範囲に生息し、子供から大人まで楽しめるターゲットとして、特にルアー釣りでの人気があります。本国アメリカと同様に、日本でもバスプロと呼ばれる選手達がバスフィッシングで順位を争うトーナメントや大会が開催される反面、簡単な餌釣りの仕掛で子供が大物を釣り上げたりと、釣りの入門魚としても親しまれてきました。

ブラックバス

その大きな理由のひとつが、ブラックバスの性格。
通常魚釣りは餌で魚を釣る、もしくはその餌を似せた疑似餌やルアーなどが使われ、基本的には魚がそれを餌だと思って食いついてくると考えられていますが、ブラックバスは非常に好奇心が旺盛で、動くものや珍しいものにも興味を持つと言われています。餌だと思ってルアーに食いつくこともあれば、「何だこれ?」の様な、好奇心でつい口を使ってしまう。そんな一面がある様です。よって、その日の天候や釣り場の状況などに応じて、あの手この手で魚を手にする過程を楽しむ事が出来るため、様々な道具や釣り方が生み出され続けています。非常に奥が深い釣りなんですね。

釣ってみよう -入門編-

ブラックバス仕掛

所謂ルアー釣りには、ここでは到底紹介しきれないぐらいの釣り方や、興味深い道具がたくさんあるので、今回はバスをあまり釣ったことがない人にも、先ずはバスを釣ってもらうための餌釣りを紹介したいと思います。フナやコイとはまた違った引き味を楽しんでもらえるはすです。

道具
竿は1.5mから2mぐらいのもので十分でしょう。延べ竿でも釣りは可能ですが、小型〜中型のスピニングリールの方が魚とのやりとりにも余裕が持てると思います。餌はミミズから、釣り場で取れる海老や小さなザリガニ、小魚など、釣りたい魚の大きさに合わせて選ぶ様にしましょう。

ルアー釣りにも是非挑戦を

餌釣りをしているうちに、どんな餌が好きかどうかやその大きさ、ブラックバスの好む場所などが段々とわかってくると思います。
そんな時は思い切ってルアー釣りにチャレンジしてみましょう。場合によっては餌の付け替えも不要で、手返しよく釣りが出来ることもあり、餌で釣った以上に魚を「騙して」釣る感覚はしてやったりといった感じ。初心者の方には高値なルアーを選ぶ前に、ワームという柔らかい素材で出来たルアーがオススメ。ルアー釣りだからといって必ずしも高級な道具を揃える必要がないのも、ブラックバス釣りが広く楽しまれる理由のひとつなのかもしれません。

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