冬の「寒のメジナ釣り」で、思いがけずゲストとして釣れた「ニザダイ(サンノジ)」。せっかくなので持ち帰って料理してみることに。
ニザダイは独特のクセがあるともいわれる魚ですが、実際に食べてみると、その味わいに驚かされました。そんな、わが家で試したニザダイ料理と、その美味しさを紹介したいと思います。
冬はゲスト魚までごちそうになる
ゲストで釣れたニザダイは、釣り人の間で「サンノジ」という愛称で呼ばれ、強烈な引きで楽しませてくれる魚です。ただ磯臭さがあるため、食べる人はあまり多くありません。今回は低水温期で脂が乗っていそうだったこともあり、1尾だけ血抜きをして持ち帰りました。

さて、私なりの調理方法です。ニザダイはかんたんに皮を剥くことができるので、まず頭と内臓を落としてから、皮を剥いた状態にします。そこへひとつまみの粗塩を振り、冷蔵庫で2時間ほど寝かせます。
(今回は魚体が平たかったため、3枚におろさずコブ締めにしました)


そのあと、キッチンペーパーで水気を取り除き、板コンブを巻いて冷蔵庫で一晩寝かせます。翌日、3枚におろして刺身にしました。


さて、いよいよワサビと醤油で実食。…実は以前、暖かい時期に釣り上げたニザダイを刺身にした際、正露丸のような磯臭さでとても食べられなかった苦い経験があります。なので、恐る恐る口に運びました。
ところが驚くほどクセがなく、メジナに引けを取らない美味しさ! 念のため妻にも食べてもらいましたが、同じ感想でした。これは、この時期嬉しいゲスト魚料理でしたね!
記事元:寒い季節こそねらい目!足下でも釣れる初心者向け「寒のメジナ釣り」
レポーターREPORTER

1960年生まれ、東京都出身
北里大学水産学部(現・海洋生命科学部)を卒業後、大手釣りエサメーカーに入社し研究開発担当として数多くの新製品を手掛けた経歴を持つ。
定年退職後の現在は、「フィッシング彩」代表としてメジナ、クロダイ用の立ちウキ「彩ウキ」を製造・販売するほか、釣り関係の新聞・月刊誌などの執筆、大学や高校での講師としても活躍。代表著書に「釣りエサのひみつ(つり人社)」がある。
趣味はもちろん釣りだが、写真撮影、魚の組織標本作成、釣りに関連したアニメーション作成など多方面にわたる。さまざまな活動を通じて、ハードルの高い釣りのとっつきにくさやその先入観を拭い、できるだけ手軽に楽しんでもらうキッカケづくりができればと考えている。