ベイト反応が薄い日ほど海の変化を見逃さない!
五島列島・福江沖のライトジギング

魚探にベイト反応がはっきり映る日は、釣りを組み立てやすいものです。一方で、ベイト反応が薄く、魚探に映る反応にまとまりがない日は、どこを流すか、どこで見切るかの判断が難しくなります。

今回は、五島列島・福江沖で40~80gのメタルジグを使い、海の小さな変化を拾いながらオオモンハタやキジハタ、アラカブ、マダイ、ヒラマサなどに出会えたライトジギングの1日を振り返ります。

朝はベイト反応が薄く、難しい状況からスタート

この日は朝の時点で、正直あまり期待できる感じではありませんでした。魚探に映る反応はかなり薄く、反応が出てもまとまりがない状況…。船を流していても「これはよさそうだな」と思える場面は少なく、魚がどこに着いているのかをつかみにくい展開でした。

こういう日は、早めに見切って移動するべきか、それとも潮が変わるまで我慢するべきか迷います。魚探に何も映らない時間が続くと、「今日は厳しいかもしれない」と感じてしまうものです。
ただ、海はずっと同じ顔をしているわけではありません。この日も、最初は反応が薄かったものの、釣りを続けていくうちに、少しずつ雰囲気が変わっていきました。

小さな変化が時合の入口に

あまり期待し過ぎずに船を流していると、途中から潮の効き方が少し変わり始めました。魚探に大きな反応が出るわけではありません。それでも、小さな反応が少し増えたり、船の流れ方が変わったり、ジグに触るような違和感が出たりと、海の中が少し動き始めたように感じました。
はっきりと「今から釣れる」と言えるほどではありませんでしたが、こうした小さな変化が時合の入口になることがあります。

とくにベイト反応が薄い日は、魚探に映る情報だけで判断し過ぎると、せっかくのタイミングを見逃してしまうこともあります。潮の当たり方やジグへの反応を見ながら、流すラインやルアーの重さを調整していきました。

80gのメタルジグでオオモンハタが連発

状況が少し変わり始めてから、まず反応がよかったのが80gのメタルジグにブレードフックを組み合わせたセッティングでした。

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ベイト反応が薄い状況のなかでキャッチしたオオモンハタ。難しい日ほど、魚探だけでなく海全体の変化を見ることが大切だと感じた1尾

ベイト反応が濃いわけではないなかでも、根魚にしっかり口を使わせることができ、オオモンハタが連発。魚探に大きな群れが映っていなくても、魚のスイッチが入るタイミングに合わせることができれば、しっかり反応が返ってくると感じました。

ライトジギングでは、ジグの重さやシルエット、巻きの速さを状況に合わせることが大切です。この日は40~80gを使い分けながら、潮の効き方や船の流れ方に合わせて探っていきました。

「ジャックアイ マキマキ」40gでも根魚が好反応

さらにこの日は、「カンタン巻くだけブレードジグ ジャックアイ マキマキ(ハヤブサ)」40gにも根魚の反応が集中しました。オオモンハタやアラカブ(カサゴ)がダブルヒットする場面もあり、数釣りを楽しめるほどの好反応。朝の状況から考えると、ここまで魚が反応してくれるとは思っていなかったので、海の変化に助けられた時間でした。

ジャックアイ マキマキの40gは巻くだけでも使いやすく、ブレードのアピールでルアーを魚に気付かせやすい印象です。とくにこの日のように、魚探に大きな反応が出にくい状況では、広く探りながら魚の反応を確認できるルアーが有効だと感じました。

根魚だけでなくマダイやヒラマサも反応

この日は根魚を中心に反応が出ましたが、マダイヒラマサも顔を見せてくれました。ライトジギングの面白いところは、同じポイントを流していても、底付近では根魚、中層では青物、タイミングによってはマダイと、さまざまな魚が反応してくるところです。

五島列島・福江沖は魚種が豊富で、ジグへの反応を見ながら釣りを組み立てていく楽しさがあります。この日もベイト反応が薄い時間帯はありましたが、潮の変化に合わせて魚のスイッチが入ると、根魚だけでなく違う魚種も反応してくれたといった具合。こういう多魚種の反応があると、釣りの組み立ても面白くなります。
底を中心に探るのか、少し巻き上げて青物の反応を見るのか。その場の海の変化を見ながら判断していくことが、ライトジギングの楽しさだと感じます。

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ライトジギングでヒラマサも反応。根魚だけでなく青物も交じるのが五島列島・福江沖の面白さ

魚探だけで判断しないことの大切さ

今回のように朝からベイト反応が薄い日は、魚探だけを見ると「今日は厳しい」と決め付けたくなります。もちろん魚探の情報は大切です。ただ、それだけですべてを判断してしまうと、潮の変化や魚のスイッチが入る瞬間を見逃してしまうことがあるのです。
「魚探の反応が少し増えた」「潮の当たり方が変わった」「船の流れ方が変わった」「ジグに触るような違和感が出た」「鳥や水面の雰囲気が少し変わった」など……1つ1つは小さな変化でも、あとから振り返ると、そこが時合の入口だったと感じることがあります。

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マダイもキャッチ。根魚中心の釣りのなかでも、タイミング次第でさまざまな魚が反応してくれる

この日もベイト反応だけを見て早々に見切っていたら、拾えなかった魚も多かったかもしれません。釣れる日もあれば、釣れない日もありますが、反応が薄い日ほど、海のわずかな違和感を丁寧に拾うことが大事だと改めて感じました。

今回の釣行では、反応が薄い日ほど海をよく見ることの大切さを改めて感じました。実際に朝の段階ではベイトの反応が薄く、かんたんな状況ではありませんでした。それでも、潮の効き方や船の流れ方、ジグへの小さな反応を見ながら釣りを続けたことで、オオモンハタ、キジハタ、アラカブ、マダイ、ヒラマサといった魚の反応につなげることができたといった具合です。

40~80gのメタルジグを使ったライトジギングは、根魚を中心にねらいながらも、状況次第でいろいろな魚が反応してくれる面白さがあります。魚探の反応は大事ですが、それだけがすべてではありません。潮、流れ、ジグへの反応、魚のスイッチが入る瞬間。そうした海の変化を見逃さないことが、厳しい日に魚を拾うための大きなヒントになると感じた1日でした。


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レポーターREPORTER

morio
プロフィール:morio
五島列島福江島を拠点に、船長として日々海に出ながら、タイラバやジギングを中心としたオフショアフィッシングを案内している。季節ごとに変わる海の状況や魚の動きを見ながら、お客さんと一緒に五島の海を楽しむのが何よりの楽しみ。現場で得た気付きや、その時季ならではの釣りの面白さを実釣ベースで発信している。