見どころ満載!
「TOKYO OUTDOOR SHOW 2025」で出会ってよかったギアたち

今年も幕張メッセで開催された「TOKYO OUTDOOR SHOW 2025」へ行ってきました。アウトドア好きとしては、最新ギアや気になるブランドに直接触れられる貴重な機会。当記事では、そんな1日の中で「出会えてよかった!」と思えたモノたちをご紹介します。実際に購入したもの、試してみて面白かったもの、見て心を動かされたものなど、1つ1つの“出会い”をリアルな体験としてお届けできればと思います。

TOKYO OUTDOOR SHOW 2025とは?

TOKYO OUTDOOR SHOW 2025は、キャンプ・登山・アウトドアギア・ライフスタイルなど、幅広いジャンルが一堂に会する国内最大級のアウトドアイベントです。今年は6月27日~29日の3日間、幕張メッセで開催され、多くのアウトドアファンやブランドが集まりました。

各ブースでは、最新ギアの展示・販売はもちろん、実際に触れて試せる体験型展示も豊富。スタッフの方との会話を通じて、製品へのこだわりや使い方のコツなどを直接知れるのも、このイベントならではの魅力です。

TOKYO OUTDOOR SHOW 2025  2025年6月27日(金)・28日(土)・29日(日)

会場:幕張メッセ
住所:〒261-8550千葉県千葉市美浜区中瀬2-1
TEL:043-296-0001(幕張メッセ)
HP:https://2025.tokyooutdoorshow.jp/

買ってよかったギア【その1】

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Muthos Homuraブース

岐阜県関市で完全オーダー生産のステンレスペティナイフ

まず私が「買ってよかった!」と惚れ込んだのが、Muthos HomuraのPro KnifeⅡ 150mmというステンレスペティナイフです。
当ナイフが生産されている岐阜県関市は、国内で「燕三条(新潟県)」と並ぶ二大刃物産地として知られており、職人の手仕事と最新技術の融合によって、日常使いからプロユースまで幅広い刃物が生まれています。

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Muthos Homura Pro KnifeⅡ 150mm(包丁)

【商品仕様】

  • ・品名:Muthos Homura Pro KnifeⅡ 150mm
  • ・価格:4950円(税込)
  • ・ブレード長:約150mm(全長260mm)
  • ・刃厚:約1.5mm
  • ・重量:約70g
  • ・鋼材:3層ステンレスクラッド鋼
  • ・芯材:AUS-8(HRC57)
  • ・ハンドル:積層強化木

なぜ包丁なのか

これまでキャンプでは“ナイフ”を使って調理をしていましたが、ナイフだとどうしても千切りやみじん切りのように“トントン”と刻む切り方が難しいと感じていました。刃を押し当てるだけでは切れにくく、引くような動作が必要になってしまうため切りづらく、ちょっとしたストレスに。
かといって家庭用の包丁は大き過ぎて、キャンプの限られた調理スペースでは扱いづらいという悩みもありました。そこで、「コンパクトで、キャンプにぴったりのサイズ感を持つ包丁」をずっと探していたのです。

理想的なサイズ感、切れ味、軽さ

この包丁を手に取ってまず感じたのは、キャンプ調理にぴったりの絶妙なサイズ。まな板を使った調理にも狭過ぎず広過ぎずの扱いやすさです。重さも、軽過ぎず重過ぎずの「ギリギリの軽さ」。包丁に必要な安定感を保ちながら、持ち運びやすさも兼ね備えています。
使ってみたところ、切れ味は予想以上の鋭さで、食材に刃がすっと入り、スライスやカットがとてもスムーズでした。

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カット面も美しい、トマトの薄切り

ケース付きの安心感とキャンプでの実用性

この包丁には、ベルト素材のしっかりとした専用ケースが付属しています。刃全体をしっかり覆ってくれる設計で、持ち運びの際も安全性が高く、安心して収納できるのが魅力です。ギアボックスの中でほかの道具とぶつかって傷付くことや、取り出すときに手を切ってしまうような心配もありません。キャンプのように移動や設営が多い環境では、こうした収納性の高さが大きなポイントになります。

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しっかりとしたベルト素材のケース

スタッフの方によれば、通常の使用であればおおよそ1年は研がずに使える耐久性があり、しかも素材はサビに強いステンレス鋼。キャンプ道具はギアボックスに入れっぱなしにしてしまうことが多いので、手入れの手間が少ないという点も購入にいたった大きなポイントでした。
この包丁はサイズ感・重さ・切れ味、そしてケース付きという実用性のバランスがとてもよく、私にとって理想のキャンプ用包丁でした。

買ってよかったギア【その2】

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AVANT GARDE outdoor chair LightTrend COMPACT(チェア)

デザイン性と軽量さに惹かれた第一印象

シンプルな構造とスタイリッシュな白一色の見た目に惹かれて手に取ったこのチェア、AVANT GARDE outdoor chair LightTrend COMFORTABLE」「AVANT GARDE outdoor chair LightTrend COMPACT
素材には宇宙開発にも使われるA7075アルミ合金が使われていて、片手で楽に持てる軽さながら、耐荷重は120kg140kgで安心感もしっかり。座面には耐久性に優れたポリアミド6素材。細部の作りもしっかりしている印象でした。

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AVANT GARDE outdoor chair LightTrend COMPACT(チェア)

また、白一色という潔いデザインもこの価格帯ではなかなか見ない魅力のひとつ。実際に手に取って、座ってみて、「この価格でこの仕上がりなら、十分過ぎる」と思えるクオリティでした。コンパクトに折りたたんで収納できるのも、持ち運びの多いキャンプにはとても助かります。

【商品仕様】

  • ・品名:AVANT GARDE outdoor chair LightTrend COMFORTABLE (写真右)
  • ・価格:16980円(税込)
  • ・サイズ:幅61cm(座面下)/46cm(座面上)×座面長85cm×高さ101cm
  • ・収納サイズ:53×11×14cm
  • ・重量:約1232g
  • ・垂直耐荷重:約140kg
  • ・品名:AVANT GARDE outdoor chair LightTrend COMPACT (写真左)
  • ・価格:12980円(税込)
  • ・サイズ:幅52cm(座面下)/58cm(座面上)×座面長60cm×高さ74.5cm
  • ・収納サイズ:44×10×14cm
  • ・重量:約895g
  • ・垂直耐荷重:約120kg
  • ・材質(共通)
  • フレーム:超々ジュラルミン(A7075)・樹脂
  • 座面:ポリアミド6(Polyamide 6)
  • 収納袋:ポリアミド6(Polyamide 6)

コスパのよさ

このチェアの魅力は、見た目や軽さだけではありません。高い機能性とデザイン性を持ちながら、ほかの有名ブランドと比較しても価格は10000円台と、手が届きやすいのも大きなポイントです。また、白一色という潔いデザインも、アウトドアでは汚れが気になりがちなカラーですが、この価格帯だからこそチャレンジできたというのも正直なところ。

実際に使用してみて

実際にこのチェアを海辺で使ってみたところ、青い空と海を背景にした姿は、まさに想像通り。白のデザインが自然に映え、サイトの雰囲気もぐっと引き締まりました。軽くて持ち運びもラク、座り心地も◎で、使って気持ちのいい一脚だと実感
ただ1つ気になったのは、その軽さが風の強い場面では逆に不安定さにつながること。風のある日は、少し注意が必要だと感じました。

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持ち運びラクラク、海辺でも映える白

体験して面白かったギア
「Hypershell」ウェアラブル外骨格がもたらす新しい歩行体験

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「Hypershell」体験ブース

脚が自然と前に出る!?
「歩かされる」ような不思議な体験

今回のイベントで強く印象に残ったのが、歩行支援デバイスHypershellの体験ブースです。「Hypershell」は腰と太ももに装着する電動の歩行アシストギア。脚の動きをセンサーが感知し、モーターが補助してくれる仕組みで、脚が自然と前に出るような感覚に驚かされました。

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自然と足が前に出る、不思議な感覚が面白い

会場で触れてこそ感じる未来の技術

とくに印象的だったのは、「自分で意識して足を止めないと、歩き続けてしまいそう」な感覚。まるで身体の一部が拡張されたような、不思議でクセになる動きでした。アシスト量を調整すれば、疲労軽減にもトレーニングにも使えるのが面白いところ。これは、実際に体験してみないと分からないギアのひとつです。こうした最先端の技術を“試して、感じられる”のも、会場を訪れる価値の一つだと思います。

見て惹かれたギア
GEAR MISSIONシリーズ「BLACK LABEL」

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GEAR MISSIONシリーズ「BLACK LABEL」の展示

本イベントでサンプルを初展示

気になっていた株式会社トヨトミの新作GEAR MISSION KS-GE67(B)。「本イベントで初展示される」と聞き、実物を見られるのを心待ちにしていました。
会場で実際に目にし、その無骨でタフな佇まいに一目惚れ。これまで愛用していたのはカーキカラーの同製品で、ナチュラルな雰囲気で気に入っていたのですが、今回のブラックモデルは、またひと味違うカッコよさがありました。

カッコよさに一目惚れ!
思わず先行予約販売に申し込み!!

無骨だけど洗練されていて、サイト全体をぐっと引き締めてくれそうな佇まい。迷わず先行予約販売に申し込みました。手元に届くのが今から待ち遠しく、新たなキャンプの相棒として活躍してくれることを想像して、すでにワクワクしています。

【商品仕様】

  • ・品名(型番):KS-GE67(B)
  • ・価格:42900円(税込)
  • ・畳数:木造(戸建)17畳まで(28.0㎡)/コンクリート(集合)24畳まで(39.5㎡)
  • ・暖房出力:6.66kW
  • ・乾電池別売:単2(4本必要)
  • ・寸法:(置台を含む)高さ×幅×奥行き(mm):583X482X482
  • ・質量:11㎏
  • ・燃焼継続時間:9.7h
  • ・タンク容量:6.3L
  • ・品名(型番):RR-GER25(B)
  • ・価格:36300円(税込)
  • ・畳数:木造(戸建)7畳まで(11.5㎡)/コンクリート(集合)9畳まで(15.0㎡)
  • ・暖房出力:2.54kW
  • ・乾電池別売:単2(4本必要)
  • ・寸法:(置台を含む)高さ×幅×奥行き(mm):480X388X388
  • ・質量:5.9㎏
  • ・燃焼継続時間:20.2h
  • ・タンク容量:4.9L
  • ・品名(型番):RS-GE23(B)
  • ・価格:22000円(税込)
  • ・畳数:木造(戸建)6畳まで(10.0㎡)/コンクリート(集合)8畳まで(13.0㎡)
  • ・暖房出力:2.25kW~1.91kW
  • ・乾電池別売:単2(4本必要)
  • ・寸法:(置台を含む)高さ×幅×奥行き(mm):446X422X330
  • ・質量:6.6㎏
  • ・燃焼継続時間:(最大燃焼~最小燃焼)16.4h~19.4h
  • ・タンク容量:3.6L

会場に足を運ぶからこそ、得られる熱

実際に見て、触れて、感じることで初めて分かることがあります。写真やスペックだけでは伝わらない質感や存在感。そして、会場に満ちる熱気と高揚感に包まれていると、つい気が緩み…いや、お財布の紐が緩んでしまうことも。

会場の空気感そのものが刺激的でした。新しい技術や工夫、知らなかったブランドとの出会いもあり、「実際に触れるっていいな」と再確認できる時間。画面越しでは得られない発見が、ここには確かにありました。来年の「TOKYO OUTDOOR SHOW」にも、今年以上のワクワクを期待しています。


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レポーターREPORTER

azoo(あずー)
プロフィール:azoo(あずー)
キャンプ歴10年、関東在住のキャンプ好き。絶景に包まれながら、お酒を片手に料理する時間が至福。体験重視のスタイルで、現地で実際に感じた空気や違和感、感動を大切に綴っています。WEBで調べれば出てくる情報ではなく「行ってみないと分からないこと」にこだわり、自分なりの視点で伝えていきたいと思っています。Instagramでもキャンプの記録や風景を更新中です。
インスタグラム:
@azoo_sotoasobi (URL: https://www.instagram.com/azoo_sotoasobi/)