私の住む阪神間では、夏~秋にかけてサビキでアジがよく釣れるようになります。毎年子どもと一緒にサビキ釣りを楽しんでいるのですが、今年はひと手間かけてサビキ仕掛を自作してみました。
サビキに使う素材を選んだり、子ども用には少し短い仕掛にしてみたり…。自分専用のオリジナル仕掛は考えているときからワクワクが止まりません。今回は私が作ったサビキ仕掛とその手順を紹介したいと思います。
サビキ仕掛の材料と道具をそろえよう
まず初めに必要なものはハリを固定するためのタイイングバイス、素材を巻き付ける糸とそれを保持するボビンホルダー、そして小さなハサミです。これらはサビキ仕掛だけでなく、毛バリ作りやアシストフックを作ったりとほかにもいろいろと活用できますので、1つあると何かと便利ですよ。
ハリは今回、豆~小アジねらいにと3号のスレバリ(カエシのないハリ)をチョイスしました。子どもと釣りをしているとどうしてもハリが服などに引っ掛かってしまうので、カエシがないハリであれば服に刺さってもすぐに外せて助かります。
ラインは幹糸がフロロカーボンラインの1.75号、ハリスは同じくフロロの0.6号をチョイス。少しでも糸絡みを減らしたくて、幹糸を太めのフロロにしてみました。
スイベルは糸撚れ(よれ)防止のため幹糸の両端に結びます。このときに上下が分かるよう、大きさ違いのスイベルを付けると便利です。
サビキ(擬餌部分)は大きく分けると「スキンゴム」「魚皮」「ウィリー糸」の3種類ありますが、今回は魚皮とオーロラ糸の組み合わせで作ってみました。
それだけでもよかったのですが、もう少しアピールを増すために何かないかなと部屋をあさっていると、夜光塗料とUVレジンが見つかったので、ハリと糸の結び目を夜光塗料とレジンで留め、ボリュームアップさせることにしました。
【サビキの材料】
さっそく仕掛を作ってみよう
まずは仕掛の完成図から
まずは市販のサビキ仕掛を参考にして、仕掛の完成図を描いてみます。釣り具メーカーのサイトでも詳しく載せてくれているので、これを見ながら自分なりに糸の太さや長さをアレンジしてみました。
【参考】
次にサビキのサイズに合わせて魚皮をカットします。
魚皮の長さはハリの2倍程度を目安に、ダイヤモンドや矢羽根の形に切り出します。形によって違いがあるのでしょうが、どちらがよいかは分からないので1つの仕掛に両方の形が入るよう、2種類切り出しました。
ハリに糸とサバ皮を巻いていこう
魚皮の準備ができたら、それら素材を使って擬餌部分を作って行きます。
ハリにハリスを結び、適当な長さに切ってタイイングバイスにセットしたら、ハリスの結び目の上からボビン糸を巻いていきます。そして、ある程度巻いたら折り返します。このときにオーロラ糸を一緒に巻いていき、チモトまできたら今度は皮を乗せて巻いていきます。
エダスを出してスイベル付けたら完成
エダスの結び方はいろいろとありますが、どれでもお好きな結び方で大丈夫です。ただ1つ、エダスは必ず上に出るように結んでください。そうすることで仕掛絡みが激減します。最後に上下にスイベルを結び付ければ完成です。スイベルはスナップ付きでもなしでもどちらでも大丈夫です。
あとは糸絡みしないようにゆっくり仕掛巻きに巻いておけばOK。
「いや、ハリの結び方やエダスの出し方なんて分かんないよ~」って方、安心してください。以下のページで分かりやすく説明してくれているので、これさえ見れば誰でもかんたんに結べますよ。
最初は「サビキ仕掛の自作は大変だし、買った方が早いし、どうしよっかなぁ」と悩んでいたのですが、やるぞって決めて作ってみると意外とかんたんにできました。自分で作ったオリジナル仕掛で釣れてくれると、いつものサビキ釣りとはまた違った感動があります。
みなさんもぜひ、サビキ仕掛作りに挑戦してみてください!
釣り・アウトドア好きな一般ライターさんを強力募集中!!
詳しくはコチラ!
レポーターREPORTER
兵庫県在住
海のエサ釣りに始まり、ライトゲーム、青物釣り、タイラバを経て、ここ数年は渓流ルアーやエリアトラウト、アユ釣りなどをメインに、家族で釣りや川遊び、キャンプなど自然を満喫。「ライトガチ」をモットーに道具や方法にこだわり過ぎず、楽しむことに全力を注いでいる。
インスタグラム:
@azuman1980 (URL:https://www.instagram.com/azuman1980/)