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私は普段、鹿児島県の大隅半島をホームグランドに春夏秋冬、釣りに出掛けています。フカセ釣りをメインに、エギング、ヤエン、キス釣り、アジサビキなどいろいろな釣りを楽しんでいます。
私にとって外せない冬のメインターゲットといえば寒グレ（メジナ）ですが、寒さ厳しい磯に上がっての釣りを強いられるのは事実…。しかし、防寒対策、防寒グッズを上手く使いこなすことができれば寒い厳しい磯の上でも快適に釣りができます。今回は、仲宗根流「防寒対策と便利グッズ」を紹介していきたいと思います。
冬磯は寒いし強風で過酷…
上手いレイヤリングと高機能の防寒着が大事！
私の大好きな季節がやってきました。それは秋から春に釣れる寒グレシーズンです。ですが、沖縄出身の私は寒いのが苦手で、九州の冬でも寒過ぎて朝は布団から出たくない…。とはいえ、釣りには行きたいので、防寒対策をしっかりして出掛けています。
とりあえず、いっぱい着込んでも暖かいのですが、そうだと嵩張ってしまいどうしても動きにくくなるため、磯だと危険ですし、あまりオススメできません。
そこで、インナー、ミドラー、アウターの着こなしが大事だと感じています。
私の場合、インナーは発熱する素材を用いたものを選び、身体にフィットしたサイズを着用することで身体から熱を逃さずに暖かさを維持するようにしています。また、ミドラーはフリースやダウンなどを着て、身体から発せられる熱を外部に逃がさないようにしています。
アウターには釣具メーカーの少し高価なレインスーツを使用しています。波をかぶることがあったり風が強くても防水・防風性が高いので、気にせず釣りができるからです。そして、もう一つ気にしてほしいことは、ムレにくくなる機能が入っているものがオススメだということ。冬場の釣りでは気温と体温の差が大きく、ウェア内がムレやすくなります。ムレると気持ち悪く快適に釣りができないので、ある程度しっかりとした透湿性能に優れたアウターがオススメです。
防寒対策の便利グッズは？
身体の各部を温めるものがオススメ！
ちゃんとした防寒対策をしていても、手が動かなくなるくらい寒いときもあります。そんなときの私の対策としては、便利な防寒グッズを活用しています。ご存じの方も多いかもしれませんが、首や手首・足首、お腹といった「くびれ」箇所を温めるといった方法です。
私はネックウォーマーと靴下を、生地の厚いものを使用しています。また、貼るカイロをお腹や背中に貼るなどし、温めています。くびれ箇所をしっかりと温め、冷気が入ってこないようにすればかなり寒さを防ぐことが可能です。
しかし、それでも寒い場合は、体温に応じて電源をON・OFFすることができる「充電式電熱ベスト」もオススメで、最近のお気に入りです。朝晩は寒くても日が昇ると暖かくなることは日常茶飯事。だからといってカイロだとはがすのは面倒だし、朝だけ使って捨てるのはもったいないので、温度を調整できる充電式電熱ベストはひじょうに便利です。スイッチ一つで済むので服を脱ぐ手間も省け、温度調節もかんたんで釣りに集中できます。
とはいえ気を付けて使用しないと、低温やけどや脱水症状を起こしてしまうなどの危険も否めません。取扱説明書必ず読んで使用してください。
また同様に、電熱ベストを選ぶ際に気を付けてほしいこともあるので、ポイントを押さえておきましょう。
【電熱ベストの選び方（1）】信頼できるメーカーのものを使用する
過去にバッテリーから発火するなどの事故、そして、バッテリーがすぐに使えなくなるといったトラブルがありました。また、電熱線がかんたんに切れたりするなどの報告もあるため、安価なものよりも、信頼できるメーカーで安全性の高いものを使用しましょう。
【電熱ベストの選び方（2）】温度調整ができる機能が付いたものを
ずっと快適に釣りをするために、3～4段階に調節できる温度調整機能が付いたものをオススメします。冬は水分補給を忘れがちになるので、脱水症状がおこる可能性を少なくするためにも必要かもしれません。
【電熱ベストの選び方（3）】ベストが丸洗いできるもの
急な動作や大きく動くことが多いフカセ釣りなので、汗をかいたり、マキエで汚れたりすることがあります。バッテリーなどを外し丸洗いできるタイプが、衛生的にも、快適に釣りをするうえでもオススメです。
寒くつらい冬磯ですが、良型の美味しい魚たちが待っています。集中して釣りをするためにも、仲間同士で楽しく釣りをするためにも、上手くグッズを活用し防寒対策をして、快適かつ楽しい冬磯と冬の釣りを楽しんでください。
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レポーターREPORTER
沖縄県出身
父が漁師をしているため小さいころから海に親しみ、時間があれば釣りをしていた子ども時代。鹿児島県の大学に進学してからは本格的にフカセ釣りを始め、九州でフカセ釣りがしたいがために鹿児島県に就職。現在は「釣研アンバサダー」として活動中。釣研FG支部大会にて優勝数回、クラブの大会で上位入賞など、今後もビックトーナメントで勝つことを目指して日々「釣戦中」。
インスタグラム：@oosumi.fukaseturi （URL：https://www.instagram.com/oosumi.fukaseturi/）
