アラにアカムツ!? 間瀬沖の五目釣り!
釣ったあとはお宿で美味しい料理に舌鼓

今回は、新潟県新潟市にある遊漁船「光海丸(こうかいまる)」さんにお邪魔し、五目釣りを楽しんできました。
光海丸さんでは、1年を通じていろいろな魚をねらっていますが、なかでもアラ・アカムツ・タラ・ヒラメは、時期によりBIGなサイズがねらえる釣り船です。そして、今回は泊まりも兼ねての釣りなので旅館を探すと、何と! 港からすぐの所にある「柏木屋鮮魚」さんというお宿も見つかりました。それにしても「鮮魚???」と思われる方もいると思いますが…、こちらのお宿は格安で泊まれ、なおかつ、船盛付きの豪華な「朝・夕」2食付きとのこと。これはもう行くしかない! といったワケで、出掛けてきました。

魚種豊富!
間瀬港「光海丸」さんで楽しむ沖五目釣り

まずは、親切な船長にいろいろと確認

01_ 光海丸

前述した通り、光海丸さんでは1年を通じていろいろな魚種をねらえます。船長は大変よい方で、お世話好きな一面も(笑)。まだ若いのに、丁寧にさまざまなことを教えてくれます。船では仕掛やエサも販売されており、レンタル品も取り揃えているので、必要であれば、電話予約の際に確認してみてください。

また、光海丸さんではルールがありますので、ルールに従って釣りを楽しみましょう。仕掛や釣り方などは事前に船長に確認し、アドバイスを貰うとよりよい釣りができます。当然ですが、集合時間や注意事項は守りましょうね。

魚種豊富な沖五目釣り

光海丸さんの沖五目釣りでは、アカムツ・アラ・メバル・カサゴ・タラ・ホッケなどといったターゲットがねらえます。もちろん、実際には釣りたいターゲットを絞っていくわけですが、五目釣りとの名の通りいろいろな魚と出会えるチャンスがあります。魚種にもよりますが、おおよそ水深120~180m位をねらっていく釣りです。

04_ アカムツ
45cmのBIGアカムツ

五目釣りを楽しむ道具立て
置き竿スタイルに大物が食らいつく!?

仕掛は船長オススメ胴突仕掛

船長が販売している胴突仕掛は自作の仕掛です。幹糸、ハリスともに太い仕様となっています。まず一般では出回らないサイズです。そんな太い仕掛では警戒され食い渋るかと思いきや、それが釣れるのです。
それにしても、なぜ太い仕掛かというと、たまに大アラが口を使うことがあるから。過去には10kgなんて特大サイズまで出たことがあるそうです。ですから仕掛は太いものを使用しています。

「船長特製」仕掛は、胴突3本バリに蛍光玉「大」、マシュマロボールを時と場合により付けたものです。オモリは200号を使用しています。そしてエサは、サバの短冊ホタルイカです。両方とも船で販売しています。ホタルイカの付け方はチョン掛けかワタ抜きで付けるといった具合です。

05_ 仕掛とエサ

ロッド・リール

ロッドは200号のオモリに対応可能なもので、リールは中・大型電動リールなど。道糸のPEは3号からといった道具立て。道糸は細すぎるとあまりよくないとのことです。

06_ 釣りシーン

釣りの際は竿先に集中!

沖五目釣りでは基本的に「置き竿スタイル」だそうです。仕掛が海底まで着いたら糸フケを取り1m~1.5m上げ、放置します。待っている間に糸フケが出たらオモリが海底に付いている証拠なので、また、1m~1.5m上げて待ちます。基本的に放置で竿と睨めっこしながら、これら動作を繰り返すといった具合です。
アタリがあったら慌てずに竿をゆっくりとロッドキーパーから外し、大きくシャクリアワセを入れます。魚が掛かっていれば、穂先に何らかの生命反応があるはずです。反応があれば電動リールをスローから15~20程度のスピードにして巻き上げます。あまり速いとバラシにつながるので注意です。

07_ ロッド・リール

アラにアカムツ、カジカまで…
存分に楽しめ大喜び!

朝イチはアラからスタート

釣り当日は午前8時過ぎにアタリがあり、上げてくるとグイグイと引きます。「アカムツ?」と思いながら巻き上げるのですが、何だか引きが違います…。「もしやアラ?」と疑いながら、残り20mのところで最後の大暴れ! 引き応えが一気に加速しました。エサはホタルイカとサバの短冊抱き合わせです。慎重にやり取りして上がってきたのは良型のアラでした~。
これを機に、トモ側の方にもジギングの方にもアラが次々にヒットし始めました。

08_ アラ

お次は45cmオーバーのアカムツが!

09_ アカムツ釣果

さて、アラのヒットが落ち着いたのち、釣友のPさんが、なんと! なんと! 海の宝石といわれる「のどぐろ(アカムツ)」を釣り上げました。しかもデカい! 45cm・1.3kgという、それこそあまり上がらない幻級のサイズです。そしてそのわずか10分後、吹き流しの3m仕掛に変更した私にもヒットしました。竿がガンガン叩かれながら、慎重にやり取りして上がってきたのは、35cmのこれまたよい型です。

船長いわく、「この時期はまだ早いんだけどなぁ~」とのこと。良型のアカムツが2尾釣れたことで、6月から本格的に始まる間瀬のアカムツ五目釣りが、今から楽しみで仕方ありません。

10_ アカムツ2

カジカやウスメバル、キツネメバルも登場

ところで、船長やほかのお客さんはウスメバルを爆釣していました。5・6本のハリにズラリ…、ウスメバルが(笑)。ビックリするぐらい釣れていました。時折り私のアカムツ用の仕掛にHITします。そして、友人のPさんも同じように釣れていました。同船のお客さんは大喜びです!

釣り終わりは豪華な食事に舌鼓!
港に近く快適な民宿「柏木屋鮮魚」さん

今回の釣行は、宿泊を伴った遠征でした。お世話になったのは、間瀬港からすぐにある民宿「柏木屋鮮魚」さん。港が近いこちらのお宿では新鮮な魚を仕入れることができ、美味しい料理をいつもお客さんに提供しているそう。地元で愛されているお店だそうです。

13_ 柏木屋鮮魚

客室は和室でとても綺麗でした。部屋には冷水ポットやお湯を沸かすポットも完備。そして、空気清浄機が1台あり、もちろん冷暖房も完備。洗面所にはドライヤーもあってトイレも綺麗。お風呂にはシャワーが2つあり、水圧も強くひじょうに使いやすかったですよ。

14_ 客室

お料理は豪勢なフルコース!朝食もボリューム満点

こちらのお宿はアットホームで、釣った魚をさばいてくれます。当日は13200円で「朝・夕食付き」のプランでしたが、夕食にはアワビに船盛が出てきました。ボリューム満点なので、食べきれなければ、次の日の朝ごはんに出していただいたり、お持ち帰りも可能です。

朝ごはんも夕食に負けず劣らず、意外と量があります。しかもフルーツまで出てきます。写真の刺身やカニ、タイのアラ煮物は前日の残りです。朝にお願いしました(笑)。これにシジミの味噌汁が付いており、それがまた美味で3杯おかわりしてしまうほどでした。

19_ 朝食

サービスのアイスにお土産の胡麻豆腐まで
至れり尽くせり!

豪華な朝・夕食をいただけるうえ、リーズナブルで港に近く快適な「柏木屋鮮魚」さん。サービスは尽きることなく、お風呂上がりのアイスに加え、帰り際にはなんと胡麻豆腐までお土産にいただきました! 本当に親切丁寧で気持ちよく過ごすことができました。
ぜひまた愛用しようとたくらんでいます(笑)。

20_ アイスクリーム

柏木屋鮮魚

住所:〒953-0105 新潟県新潟市西蒲区間瀬4238
TEL:0256-85-2425
HP:https://r.goope.jp/okoge/

今回の遠征、光海丸さんではジャンボアカムツ1尾、アカムツ1尾、アラ2尾、メバル2尾、カジカ多数と釣果については大満足! そして、柏木屋鮮魚さんでは豪華な料理に舌鼓。ゆっくりとお風呂にも浸かれ、癒しタップリ最高の釣り旅行となりました。
これからも各地に出掛け、いろいろな釣りモノにトライしながら腕を磨き、楽しい経験ができればと思います。

レポーターREPORTER

荒木 清
プロフィール:荒木 清
小学校1年生のころから釣りを始め、フナ釣りやワカサギ釣り、渓流、堤防、ボート(船釣り)まで幅広く楽しんでいます。最近は、とくにアカムツ(ノドグロ)やブリジギングにハマっています。
ANGLERS:https://anglers.jp/users/431755