カオリンの毎日スマイル計画☆ ねらうは冬場の「肝パン」カワハギ
難しさがクセに?美味しさが病みつきに!?

カワハギの釣り方

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基本的な釣り方

大きく分けると「聞き釣り」「タタキ釣り」「タルマセ(ハワセ)釣り」があります。

「聞き釣り」はオモリが着底したら糸のタルミを取り、1mほど聞き上げて止めます。そこからゆっくりとオモリが着底するまで竿を下げていき、アタリが出るタナを探しながら反応を待ちます。
「タタキ釣り」は名前の通り、竿先を叩くように小刻みに揺らすことで、エサを動かしてカワハギにアピールする釣り方。
そして「タルマセ(ハワセ)釣り」は、仕掛部分を海底に寝かせることでカワハギにエサを吸い込ませる釣り方です。
これらを組み合わせながらその日のヒットパターンを見つけていくことが釣果アップにつながります。

今期私が釣行した際も、いろんな誘いを織り交ぜながら挑みました! 活性がある程度高かったときは仕掛を投入したのち着底すぐにアタリが出たり、誘ったあとにゴンゴン! と気持ちのいいアタリが出ることもありました。一方、活性が低かったときはカワハギが全く浮いていないようで、仕掛をハワセていないとアタリが出なかったり…。日によって反応もさまざまでした。

私の実釣パターン例

釣行スタート時には活性などの様子を見るために、まず仕掛を底まで落とし「トーン、トーン、トーン」と優しく竿を上下させ、オモリを底に付けた状態で張らず緩めず、いわゆる「ゼロテンション」で数秒待ちます。これで反応があるようなら、オモリは底に着けて集寄を動かすように10~20回ほど竿先を上下させ、止めてアタリを待ちます
しかしアタリが出ない場合は、今度は竿を激しく叩くように竿1本分ほどの間を上下させて、エサを動かしてアピール。そしてピタッと止めて数秒待ちます。何度か「誘って止めて」を繰り返してもアタリが出ないようなら、5mほど巻き上げて再度落し直すといった具合。上から落ちてくるものに興味を示すので、これもアピールの1つです。

触るような小さなアタリが出て乗らなかったときは、まだ近くにカワハギは居るので激しくエサを動かして再度アピール。こういったさまざまなアクションを繰り返し、反応を見ながらカワハギの活性に合わせて探っていきます。
魚との駆け引きともいえるような動作を織り交ぜ、小さな反応をモノにしていくこの釣り。とってもゲーム性が高くて面白いんですよね。

09_ カワハギ釣果

底がフラットなエリアでは、上記のパターンで探っていきますが、先日は起伏の激しいエリアで釣行する機会がありました。
起伏の激しいエリアではオモリを浮かせて釣る「宙釣り」で釣るのですが、オモリが底から離れすぎてもカワハギのアタリが減るので、なるべく底付近をキープすることが大切になってきます。かといって、底ギリギリを攻めすぎると根掛かりしてしまうので油断は禁物です。

先日の釣行では仕掛を浮かせながら釣る「宙釣り」に慣れておらず、アタリを取る感覚が変わったり根掛かりしたりと、少々苦戦しました。でも、難しかったことが少しずつできるようになるのも、釣りの楽しいところですよね。このときの感覚を忘れないうちに、また早く腕試ししたくてウズウズしています(笑)。

33_  IMG_4808 手持ちカワハギ

アタリの取り方・アワセ方

アタリは活性がよいときは仕掛を動かしているときにガツンと当たってくることもありますが、だいたい止めたタイミングでアタってきます。「グングン~!」と押さえ込むようなアタリが出たならアワセに入りますが、バシッとアワセを入れるのではなく、スーッと竿を持ち上げながら聞きアワセる方がバラシも減ります。
活性の低いときは少し仕掛を送り込んで、重みが乗ってからアワせるとしっかり掛かってくれます。とはいえ、エサ取り名人のカワハギなので、待ちすぎてもエサだけ取られることもしばしば…。このカワハギとの駆け引きが病みつきになっちゃうんですよね。パターンがハマって数が釣れると嬉しさもひとしおです。

10_ カワハギ釣果(複数)

美味しく持ち帰るには

釣ったカワハギはすぐエラにハサミを入れて血抜きをしてから、直接水に触れないように袋などに入れ、クーラーボックスで冷やしながら持ち帰るとよいですよ。
その際、ツノやお腹側にもある尖った部分をカットすると袋を破ることなく持ち帰れます。

11_ ヒレを切る
12_ ヒレを落とす