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ちょっとずつ盛りだくさんのキャンプ
初日、わが家の午後の予定は、「設営 ＞ 釣り ＞ 夕飯 ＞ 花火 ＞ シャワー ＞ 就寝」のつもりでいた。しかし、芝生の遊具が思いのほか楽しかった子どもたちは遊具に没頭。ターザンロープにタイヤブランコ、うんていやシーソーなどエンドレス…。何とか子どもに釣りをさせ、釣った魚でアヒージョ…なんて考えていた私の目論見はどこへやら…。どのみち釣りをするには少々風が強かったこともあり、初日の釣りは断念することに。
代わりに、遊び過ぎて汗びっしょりになった子どもたちをクールダウンさせるのも兼ねて、プライベートビーチで少し水遊び。水着に着替えさせ、足を海水に浸けると「気持ちイイ～～！」とまたまた大喜びしてくれた。
浜は砂浜なのだが、波打ち際は小石が転がる砂利浜。「お魚いないかな～」なんて海中を覗き込んでいると、小石の隙間に動く物体を発見！ 石をめくってみると、可愛らしいカニがわんさか見つかった。そんなワケで、今度はカニさん捕獲に熱中といった具合だ。
石をめくってはカニを発見し、不器用ながらにカニを捕まえ透明カップに入れる。「このカニ大きい！」「●匹くらいおる！」「あれ、どこいった？」など騒いではまた捕まえる…といった繰り返し。シンプルこそが楽しいと、私も久しぶりにのめり込めた気がする（笑）。
日が暮れかけてそろそろ晩ご飯。キャンプといえば毎回BBQのわが家だが、今回は「子どもが小さいこと」「気温が高いこと」「時間にゆとりが欲しい」などの理由で炭火BBQはナシ。飯盒炊爨（はんごうすいさん）、レトルトカレーの湯煎、アヒージョなどを、すべてバーナーで手早く済ませた。
炭火で美味しく肉を食らい、焚火の火を眺めてお酒を楽しむ…。本当はそんな時間を夫婦で楽しみたいのだが、なかなかそうもいかないのが現実。それでも、家族みんなでたまに外で食べる晩ご飯は、間違いなく美味しかった。
すっかり日が落ちた7時半ごろには食事もひと段落。お腹が落ち着いたら、次は夏のイベント花火だ！ 道中に立ち寄ったホームセンターで購入した手持ち花火もあるのだが、受け付け時にキャンプ場オーナーさんから「毎週土曜日の夜は、向かいの丘に見えるホテルから花火が上がりますよ！」とお聞きしていた。
そこで、ボーっと家族で堤防に腰掛け対岸を眺めていると、差ほど大きくはないものの、美しい円形の花火がパッと開き、周囲からも「お～っ!!」と歓声が。今年初の打ち上げ花火をこんな形で見られるなんて、なんだか得した気分だ。
そのあとは、家族で手持ち花火、シャワーを浴びて就寝という予定通りの流れで過ごしたわが家。結局、いい意味で予定通りとはいかず、「設営 ＞ 遊具 ＞ 水遊び（カニ捕り） ＞ 夕飯 ＞ 花火（打ち上げ） ＞ 花火（手持ち） ＞ シャワー ＞ 就寝」と、十分すぎる盛りだくさんの内容で初日の午後を終える形となった（笑）。
