INDEX
- ● そもそも熱中症とは?
- ● 熱中症対策グッズは忘れずに!早めの準備と体調管理が大切
- (1)持ち物の準備は早めに取り掛かるのがマル
- (2)十分な睡眠をとろう
- ● 乗船前の対策
- (1)帽子
- (2)サングラス(釣り用偏光サングラス)
- (3)フィッシンググローブ
- (4)ウェア
- (5)足元
- ● 乗船後の対策
突然ですが、小さなお子さんがいるお父さん。夏休みにはお子さんの船釣りデビューなんて計画していませんか? 船上は風が吹いて涼しくはありますが、日差しは強く、海面の照り返しも想像以上に強烈です…。
そんな真夏の船釣りを快適に楽しめるように、今回は熱中症対策を中心に日焼け対策も含めて紹介したいと思います。知らないよりは知っている方がきっと安心。損はしない情報ですので、ぜひ少しの間お付き合いください。
そもそも熱中症とは?
厚生労働省の「熱中症予防のための情報・資料サイト」を見ると、「熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します」と記載があります。
出典:厚生労働省「熱中症予防のための情報・資料サイト」
そんな熱中症を未然に防ぐためには、船釣りだけではありませんが、以下の3つのキーワードが重要です。
- ●体調管理(二日酔いおよび寝不足といった体調不良はNG)
- ●涼しい服装・帽子
- ●水分・塩分補給
熱中症対策グッズは忘れずに!
早めの準備と体調管理が大切
(1)持ち物の準備は早めに取り掛かるのがマル
船釣りに出掛ける前、持参する物についてはできるだけ前日の早い段階で準備を完了させておきましょう。当日の朝や直前にバタバタ準備すると忘れ物をしかねませんよね。場合によっては「持ち物チェックリスト」を作成するのもよいかもしれません。
あとで紹介する熱中症対策のためのウェアやグッズ、飲み物などもチェックリストに挙げておくと安心です。
また、夏場は冷凍ドリンクや保冷剤を自宅で凍らせてから持っていく方も多いかもしれません。しっかり凍らせておくには、前々日には冷凍庫に入れておくのを忘れずに。夏場は意外に凍らせるのに時間が掛かるうえ、しっかり凍っていないと船の上であっという間に溶けてしまいます…。
ちなみに、冷凍専用のドリンクであればそのまま凍らせても問題ありませんが、冷凍専用でない場合は、凍らせた際の破裂防止のため、ドリンクのキャップを一度開けて、少し量を減らした状態で凍らせるとよいですよ。
- <持ち物チェックリスト(例)>
- □ 日焼け止めクリーム
- □ スポーツドリンク(効率的な水分・塩分補給が可能なもの)
- □ 冷凍用のスポーツドリンク
- □ 水または麦茶
- □ 凍らせたタオル
- □ 塩分補給用のタブレット
- etc…
当然のことですが、海上には飲み物の自動販売機はありません。1人分として2L程度の量の飲み物は用意しておきたいところです。飲み物の種類としてはスポーツドリンクやお茶がオススメですが、お茶の場合、カフェインを多く含む緑茶よりはミネラルが豊富な麦茶の方がよいそうです。また、水や麦茶を持参する場合は、塩分補給用のタブレットがあるとよいですね。柑橘系のジュースは船酔いリスクが高いのでオススメしません。
≪知っ得情報②:クーラー≫
魚を入れるクーラーボックスとは別に、冷たいドリンクや凍らせたタオルなどはビニール袋に包んで保冷バッグに入れておくと便利。飲み物が冷たいままですし、冷たいタオルで顔や体の汗も拭けてオススメですよ。
(2)十分な睡眠をとろう
必ず前日は早めに就寝し、ベストコンディションで釣行日の朝を迎えましょう。その意味で、前日の深酒も厳禁です。
先日、息子の友人が飲み会のあった翌日に釣行したら、当日は終日体調不良で船酔い状態だったそうです。真夏だったら熱中症になっていたかもしれませんね…。釣行日に体調が悪いと船酔いするリスクがアップしますし、熱中症の危険度もアップしかねません。とくにお子さんの睡眠不足は回避してあげてください。