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世の中にはまだまだ知らない魚がたくさんいる!!
普段釣りを楽しんでいると、「これ何!?」というお魚が釣れてしまうことはしばしば…。もちろん正体が分からない魚は、ひょっとしたら危険かもしれないので素手で触るのは厳禁ですが、それにしてもその正体は気になるところ…。
そんな「珍しい魚」「不思議な魚」「面白い魚」について、スタッフやアングラーから集めた写真をもとに、お魚大好き「かわちゃん」こと川田一輝さんが大調査。お魚についてコメントしてくれますよ! ぜひ、ご覧くださ~い!!
イトヨリダイのお仲間
釣った人:スタッフの清水さん
九州の壱岐島の南西部あたりに位置する長島にて、同級生が操船する小型船にてタイラバ釣り。
初めてイトヨリダイを釣り、その次にヒットした魚がコレ! またまた初めての魚でしたが…何だこの魚は?
かわちゃんコメント:
イトヨリダイの次に釣れた魚とのことで、実は見た目は違いますがこのさかなもイトヨリダイの仲間「タマガシラ」です。
太平洋沿岸では釣れるそうですが、僕もまだ釣りでは見たことありません。
別種ですが沖縄では「砂場にいるキツネウオ」という呼び名のヒトスジタマガシラが人気で、泡盛で煮た「まーす煮」を現地で食べたことがあります。ふわふわした白身で大変美味しかったです!
潮の流れに身をまかせ…魚界でもトップクラスに泳ぎが遅い??
釣った人:スタッフの清水さん
愛媛県佐田岬にて、アジングを楽しんでる最中に「藻が引っかかったのか?」と思い回収するとまさかの!
こんなこともあるんですね!
かわちゃんコメント:
まさかのアジングで釣れた…というより引っかかった「タツノオトシゴ」!
日本にはおよそ8種類のタツノオトシゴが生息しているといわれています。比較的浅い海に棲んでいて、普段は藻場の茂みや珊瑚礁に絡みついて隠れています。
こう見えて食性は肉食性で、甲殻類やプランクトンを主に食べています。泳ぎは魚界でもトップクラスに遅いんですが、捕食時のスピードはとても速い! 瞬間的に長い口で吸い込みます。
余談ですが、タツノオトシゴに縁のある写真提供者さんには、ぜひいつか鹿児島・南九州市にある「タツノオトシゴハウス」に足を運んでほしいですね。
多いときには30,000匹を超えるタツノオトシゴを養殖してる施設で、水族館的な要素とカフェが併設されています。絶景の海を眺めながらコーヒーを飲み、タツノオトシゴの魅力を知ることができるオススメの施設ですよ!
今回もまたまた珍しいお魚たちでしたね。
それでは、また次回も珍しいお魚の情報が入手でき次第、みなさんにお届けしますのでお楽しみに~!
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑(ワニブックス)」「全国クセすご水族館図鑑(中央公論新社)」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
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