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世の中にはまだまだ知らない魚がたくさんいる!!
普段釣りを楽しんでいると、「これ何!?」というお魚が釣れてしまうことはしばしば…。もちろん正体が分からない魚は、ひょっとしたら危険かもしれないので素手で触るのは厳禁ですが、それにしてもその正体は気になるところ…。
そんな「珍しい魚」「不思議な魚」「面白い魚」について、スタッフやアングラーから集めた写真をもとに、お魚大好き「かわちゃん」こと川田一輝さんが大調査。お魚についてコメントしてくれますよ！ ぜひ、ご覧くださ～い!!
ドデ怪魚!!
釣った人：スタッフの柳田さん
タイの釣り堀では一番人気の魚だそうです。アカメの親戚ということで、最高にかっこいい魚でした！
70cmを超えたあたりから強烈に引いたのを覚えています。PE2.5号を使用してねらいましたが全然止まらず、釣り堀じゃなかったらキャッチは難しいと感じたほどです！ ちなみにタイではポピュラーな食用魚なのだとか（笑）。
かわちゃんコメント：
大きくなれば体長2m、60kgにもなる怪魚「バラマンディ」！ 中国南部から台湾、オーストラリア北部などの熱帯域に生息しています。タイやオーストラリアでは釣りの対象魚にもなっています。
このさかな、よく見ると日本にもいる「アカメ」に似てる気がしませんか？ かつては同種といわれていたほど近い仲間で、違うポイントは目の輝き。光を当てたときに赤く光るのがアカメで、金色に輝くのがバラマンディだそうです。
釣ってみたいなぁ～!!
木の実と間違えて○○を食べる恐怖のさかな!?
釣った人：スタッフの柳田さん
タイの管理釣り場で釣ることができた「パクー」という魚。名前はかわいらしいですがこの魚の噛む力は凄まじく、使っていたスモラバは1～2匹釣ったら破壊され、大型のスナップはヘアピンのようになって帰ってきました…。とはいえ釣りは面白く、ついつい夢中になる楽しさがありました！
かわちゃんコメント：
続いては南米原産のごっついパクー！ メチニスの仲間やコロソマなどのカラシンを「パクー」と総称します。
「大型のスナップがヘアピンのように伸ばされた…」と書かれてましたが、自然下では川に落ちてきた木の実を噛み砕いて食べるため強靭なアゴを持っています。現地では木の実と間違えて男性の睾丸がねらわれる…という恐怖の噂も!? （実際はそんなことないと言われてます（笑））
釣ってみたいな～!!
「世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ」や「北の大地の水族館」など、全国各地の水族館にもいますので探してみてください。
僕も釣ったよ！大型のナマズ
釣った人：スタッフの柳田さん
タイの釣り堀といったらこの魚なのだとか…。ひじょうに大きなナマズで、竿は青物用の物を、エサはナマズ用の団子を使ってねらいました。見た目の通り強烈な引きをしており、青物と比べてスタミナとパワーはケタ違いでしたよ！
かわちゃんコメント：
ようやく僕も釣ったことのあるさかなが!!
タイはバンコクにある世界最大級の釣り堀「ブンサムラン」に釣りに行った「メコンオオナマズ」。湖のような大きい釣り堀に岸からバンガローが建てられ、そこでゆったり釣る時間が贅沢なんですよね。さかなのおにいさんにとっても思い出のさかなです。
メコンオオナマズはメコン川流域に生息する大型のナマズ。大きくなれば3m、300kgともいわれ、世界最重量の淡水魚としてギネスブックにも登録されています。
草食でここまで大きくなるのはすごい！ 釣るときもエサはマッシュポテトだったりします。
乱獲や環境の変化などで数を減らしていて、今や絶滅が危惧されるワシントン条約付属書I類に分類されています。日本で会いたい方は「世界淡水魚園水族館 アクア・トトぎふ」や「長崎ペンギン水族館」にいますので、ぜひ会いに行ってみてください！
今回もまたまた珍しいお魚たちでしたね。
それでは、また次回も珍しいお魚の情報が入手でき次第、みなさんにお届けしますのでお楽しみに～！
レポーターREPORTER
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態を書籍やメディアで伝えることで、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビ東京「シナぷしゅ」や釣り番組・情報番組に出演中。
著書に「ツッコミたくなる おさかな図鑑（ワニブックス）」「全国クセすご水族館図鑑（中央公論新社）」など。SNSの総フォロワー数70,000人以上
ツイッター：https://twitter.com/sakana_bro
インスタグラム：@kawayanfishing （https://www.instagram.com/kawayanfishing/）
Youtube：さかなのおにいさん かわちゃんねる
公式HP：https://sakana-bro.com
