No.004教えてかわちゃん!珍しい魚釣っちゃった

世の中にはまだまだ知らない魚がたくさんいる!!
普段釣りを楽しんでいると、「これ何!?」というお魚が釣れてしまうことはしばしば…。もちろん正体が分からない魚は、ひょっとしたら危険かもしれないので素手で触るのは厳禁ですが、それにしてもその正体は気になるところ…。
そんな「珍しい魚」「不思議な魚」「面白い魚」について、スタッフやアングラーから集めた写真をもとに、お魚大好き「かわちゃん」こと川田一輝さんが大調査。お魚についてコメントしてくれますよ! ぜひ、ご覧くださ~い!!

タイじゃないけどタイより美味い!?

教えてかわちゃん キツネダイ
キツネダイ
キツネダイ

釣った人:ライターの伊藤さん
船からのエサ釣り。アマダイ仕掛にエサはオキアミ、オモリ40号での釣りの際に初めて釣れた魚です。

かわちゃんコメント:
こちらは「キツネダイ」
キツネダイといいながら、キツネでもタイでもないベラの仲間。沖ベロ、キツネベロという地域もあるようです。

ベラと聞いてあなどるなかれ、ベラのなかでも最上級の味との噂。実際にマイクロジギングで釣って食べたことがあるんですが、皮目を炙りにすると上質な甘味があって最高でした! 残った半身は天ぷらに。ふわふわの白身が美味しかったんですが、美味しいさかなほど我を忘れて食べてしまい写真が残らないのって、釣り人あるあるじゃないでしょうか?

なんだ!この鼻水のかたまりは!?

教えてかわちゃん ヌタウナギ
ヌタウナギ

釣った人:ライターの伊藤さん
船からのアカムツねらいで、仕掛もアカムツ仕掛。120号のオモリにサバの切り身で釣っていたところ釣れた魚です。350mくらいの深いところから上がってきたのですが、デローンって粘液を出してきて「こわキモー!!」な感じでした。

かわちゃんコメント:
アカムツ釣りでかかったという、デロデロの未知の生物。これは「ヌタウナギ」というさかな(?)です!

この生き物の特徴は危険が迫ったときに出す「ヌタ」と呼ばれる粘膜。食べられそうになってもこのヌタで相手のエラを詰まらせ窒息させて逃げ出します。にょろっとした見た目と合わせて、ヌタウナギと命名されました。
ただし…実はウナギではないどころか、厳密には魚類でもないというとても不思議な生き物。目も埋もれていて見えていませんし、精巣と卵巣両方持っているそうです。

ちやみに自分の鼻の穴にヌタが詰まった場合は、くしゃみをして開通させるそうです。ちょっと可愛い…!

カツオじゃないよ、シマガツオ!

教えてかわちゃん シマガツオ
シマガツオ
シマガツオ

釣った人:ライターの伊藤さん
カヤックフィッシングでのエサ釣り。アマダイ仕掛にエサはオキアミ、オモリ40号で釣れました。強烈な引きにビックリしました~!!

かわちゃんコメント:
どこがカツオやねーん! と突っ込みたくなるペラッペラボディに丸いおでこ。「シマガツオ」という名前の由来は「南の島(シマ)近くでとれるマナガツオに似ているさかな」という説を聞いたことがあります。

主に水深200mより深い深海に生息しているのですが、夜間は浅瀬に浮上したり生息範囲はかなり広い! 関東の一部の船宿さんではシマガツオ専門の船も出ているそうです。

ちなみにシマガツオの仲間で僕が好きな「ベンテンガツオ」。ぜひググって欲しい!
体よりも大きなヒレがバットマンみたいでめっちゃカッコイイのです!! いつか会ってみたいなぁ。

 

今回もまたまた珍しいお魚たちでしたね。
それでは、また次回も珍しいお魚の情報が入手でき次第、みなさんにお届けしますのでお楽しみに~!

 

レポーターREPORTER

川田 一輝
プロフィール:川田 一輝
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態や海の大切さをイラストや歌で伝え、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビの釣り番組や水族館でさかなを解説したり、ラジオDJ・声優としても活躍中。
初の書籍「ツッコミたくなる おさかな図鑑」は重版。SNSのフォロワー数合計50000人以上(2021年現在)
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