初心者でも安心!アジング How to ポイントを押さえれば誰でもカンタン!
アジングの釣り方の基本

はじめは常にラインを張った状態で釣りをする!?

続いては、アジングのラインの扱いについて解説します。まず意識してほしいことは「常にラインを張った状態で釣りをする!」ということです。これはアジングで魚を手にするための大切なコト。なぜならば…、魚からのアタリを確実に感知するのと、常にジグヘッド(ルアー)がどこにあるのかを把握しやすいからです。

10_ 立ち構え写真

厳密に言えば、「ラインを張った状態」とは「適切なラインテンションを保つ」のがベストな状態。「張りすぎず、緩めすぎず」というほどよい状態がアジングでは理想で、アタリを取りやすくジグヘッドをコントロールしやすいのです。
ラインテンションを張りすぎると仕掛(リグ)を無駄に手前によせたり、浮き上がらせたりしてしまいます。「張らず緩めず」という微妙なラインコントロールは案外難しいのです…。ということで、初めての方はできるだけラインを張った状態で釣りをしてみてください。徐々に慣れてくれば少しずつ緩めていき、最終的に「適切なラインテンションを保つ」ことができれば大丈夫です。

しっかりとライン管理できているかが最重要!

11_ リトリーブ写真

軽量なジグヘッドの釣りは、ラインを張り、適度なテンションを保つとお伝えしました。こうすることで「ラインが今どこにあり、どのような状態にあるのか?」を知ることができます。つまり、ラインの張り具合や動きをコントロールする「ライン管理」が大切なのです。
ラインを思うようにコントロールできれば、潮の流れや風に影響されることなく、確実にアタリをとらえることができます。とくに軽量なルアーを使い、小さなアタリを取る釣りには欠かせないテクニックです。このライン管理のことを「ラインメンディング」ともいいます。

12_ リトリーブPE写真

では、「ラインメンディング」は実際どうすればよいのでしょうか? かんたんに言えば「ラインのたるみを取る!」だけです。とくにキャスト後は、まずこの動作を必ずやってみてください。そうすることで先述の「常にラインテンションを張った状態」で釣ることができます。また、「キャスト後の竿先からルアーまでのラインをできるだけ一直線にする」ことも大切で、ロッドとラインの位置関係を把握しやすくなります。
キャスト後だけでなくルアーをフォールさせて巻き始める際には、風や潮流の影響を必ず受けるため、都度ラインメンディングが必要です。幾度となく繰り返す動作ですので、「頻繁にラインを手で触りテンションを確かめる」ことを意識的に行うなど、はじめは常にラインの張り具合を気にしてみてください。繰り返すうちに自然と手に馴染んでくるようになりますよ。

アジングにおいて必ず覚えておきたいテクニックでもありますので、とても重要です。明るいうちに練習しておきましょう。

アクションのスタンダード!
「フォール」を覚えれば釣果はついてくる!!

13_ アジ写真

アジはジワジワ沈んでいくものに興味を示す傾向があり、とくに「フォール」は絶大な効果があるテクニックです。アジングではフォールが釣果を伸ばすキモといっても過言ではありません! 
では、「フォールとはどのようなテクニックなのか?」というと、ルアーを落とす(沈める)ことをフォールと呼びます。アジングに限らずルアー釣りのほとんどに多用されるテクニックなので、まずはこの釣り方からマスターしましょう。
コツはリグを沈めるスピードを意識し、ジグヘッドの重さを調整しながら、ジワジワゆっくり沈めながらアジに気づいてもらうこと。コンスタントにアジを釣りたい方におススメしたいアクションのスタンダードです。

では次は、アジングで多用する「カーブフォール」と「フリーフォール」、「テンションフォール」の3通りについて解説していきます。

 

(1)カーブフォール

14_図解カーブフォール
図解:カーブフォール

まずは、釣り方の基本となるカーブフォールの説明です。「カーブフォール」とはラインに一定のテンションを掛けたまま沈下させることです。巻いたり、ロッドを動かしたりせず、ラインを張った状態でそのまま落とし込んでいくというものです。リグが落ちていくイメージは振り子の要領で斜め下方向に円の弧を描きながら沈んでいき自分の方に近づいてきます。つまり、ラインを張ることにより手前に引っ張る力が発生し、より長い時間リグを浮遊させることができます。もっともアジの反応がよく効果が高いので、まずはカーブフォールでねらいましょう。

手順としてはキャストして糸のたるみを取り、ラインを張った状態で沈める! ある程度沈めたら、ちょんちょんとトゥイッチ(※)を入れて再びラインを張って沈めるを繰り返してねらいます。これだけでもかんたんにアジが釣れちゃいます。

※「トゥイッチ」とはロッドを小さく上に10cmから20cm煽るアクションです。トゥイッチの役割は
①.ラインを張る(テンションの修正)
②.ルアーをアジにアピールする
③.反応の出る距離を測る
の3つが主な役割です。覚えておけばとても便利テクニックですね

(2)フリーフォール

15_図解フリーフォール
図解:フリーフォール

「フリーフォール」とは、テンションを掛けずに自由に沈める「自由落下」です。要するにリールのベールを戻さずラインが出ていく状態にし、ジグヘッドの重みのみで落としていくテクニックです。ラインを張らないのでアタリは分かりにくくなります。
では、なぜフリーフォールを使うのでしょうか? 答えはカウントを取るのに有効だからです。広大な海を探るのに、1度ルアーを通したぐらいではなかなか探りきれません。そこで、フリーフォールでカウントを入れ、毎回違った深さを探るというわけです。釣れたときのカウントを覚えておけば、再び同じタナを探りやすくなります。1カウントは正確に1秒でなくてもOK。自分のなかで同じ長さで数えることが重要です。遅く数えるよりは早く数える方がリズムよく、ズレが少なくなります。

(3)テンションフォール

16_図解テンションフォール
図解:テンションフォール

「テンションフォール」とは、リールのベールを戻してラインを「張らず緩めず」の状態に保ちながらジグヘッドの重さに合わせてロッドを寝かせ(※)、ゆらゆらと自然な動きで垂直に落とし込んでいくテクニックです。フリーフォールとの違いは落ちていくジグヘッドの左右の振れの大きさで、フリーフォールは大きく左右に振れながら落ち、テンションフォールは左右の振れ幅が小さくなります。
左右の振れ幅が小さいことからフリーフォールよりアタリが取りやすくなり、また、アジに警戒心を与えにくいというメリットがあります。慣れが必要な難しいテクニックですが、ロッドでアタリを感じることができるので、ぜひトライしてみてください。

※ロッドを寝かせきってもまだまだフォールさせる必要があれば、一度ベールを起こしラインが出る状態でロッドを立て、再度ベールを返してロッドを送り込んでいきましょう

ただ巻きを駆使してアジをねらおう!

17_ ベランダマズメ写真

ルアー釣りの基本中の基本である「ただ巻き」。フォール同様、アジングでも効果絶大なテクニックです。キモは「しっかりテンション(ラインを張って)をかけて巻く!」こと。これにキャスト後のフォールカウントを織り交ぜると、効率的な釣りが可能となります。
着水から5カウント、10カウント、15カウント…と、5カウント程度刻んでねらうタナを分け、海中をくまなく探りましょう。

18_ ベランダリトリーブ写真

手順としてはキャストしてラインのたるみを取り、任意の水深まで落としたのち、トゥイッチを入れるなど再度ラインを張ってから、ハンドル3~4回転のただ巻き(スローリトリーブ)。そして再びトゥイッチを入れ、ただ巻きを繰り返すといった具合にねらっていきます。同じ動作を繰り返し、同じように引くことが大切です。
キモはしっかりテンションをかけてスローリトリーブ(※)することです! 活性が高いアジをねらうのに有効なテクニックです。

※リトリーブスピードの目安としては1秒間に1回転ですが、使用するジグヘッドの重さによって巻く速さは変わります。軽いジグヘッドならさらにゆっくり! 重たいジグヘッドなら少し速くなど調整が必要です。この感覚は慣れが必要ですので、明るい時間帯にリグが沈まない程度のスピードで巻いて練習しておきましょう

 

19_ アジ持ち写真

今回はキャスト方法とフォールアクション、巻き方といった釣り方の基本について解説いたしました。いかがでしたか?
まずは基本となるキャスティングの練習をフィールドで実践! そして、さまざまなフォールアクションやただ巻きを試してみてください。きっとよい釣果とともにアジングの深みにハマると思いますよ!
次回のテーマは「釣り方(アタリの取り方)」について、もう少し詳しくお届けします。それでは、また次回も「初心者でも安心!アジング How to」をお楽しみに!

 

レポーターREPORTER

井上 隆史
プロフィール:井上 隆史
休みの日も家でのんびり過ごせない昭和のアラフォー世代。人なつっこい笑顔と誰とでも仲良くなれる性格とは裏腹に、ライトソルトをメインにワカサギ釣りまでこなすマルチなハヤブサフィールドスタッフでもある。『イノォさん』の愛称で親しまれ、関西圏を中心に週末の釣りを存分に楽しむ生粋のサラリーマンアングラーだ。