初心者でも安心!アジング How to確実に押さえておきたい!
アジのいる釣り場選びとねらうポイント

こんにちは! フィールドスタッフの井上(イノォ)です。第3回となる「初心者でも安心!アジング How to」は、釣り場やねらう場所について解説します。北海道南部から九州までどこへ行ってもアジが生息していますが、確実にアジングで魚を手にしようと思えば、ポイントや生息域を絞る必要があります。そして、しっかりとアジがいる場所を把握することが釣果へとつながるのは言うまでもありません。

01_ 堤防風景

というわけで、今回はアジングに適した基本的な釣り場選び、押さえておきたいポイントなどを解説していきます。まずは、アジを探すことから始めてみましょう!

1.アジングに適した好ポイントとは?

02_ アジ

アジは日本全国の沿岸部に生息し、たいていの場所どこにでもいるとお伝えしましたが、実際のところ「どこへ行けばアジはいるのか?」「どんなところで釣りをすればよいのか?」と疑問が浮かびますよね。アジのいる場所をしっかりと把握し、釣果へとつながるようにポイントを絞り込んでいきましょう。
ここではアジングに適した5つの場所について解説していきます。

 

(1)漁港

03_ 漁港の堤防

アジングにおいて身近でエントリーしやすく、多くのアジが集まる複合的な要素を兼ね備えた、もっともポピュラーなポイントが漁港です。
人工的な構造物が多く、エサも豊富でアクセスしやすいのが特徴。代表的な構造物は消波ブロック(テトラポッド)や防波堤、さらに護岸などさまざまな障害物があり、アジを足止めするポイントが多くあります。障害物に当たる海流は流れに「変化」を生み出す重要な要素となりプランクトンも溜まりやすい場所の1つです。

漁港は船の往来が多く停泊船もアジの隠れ場となるポイントです。さらに、定番の常夜灯はアジのエサとなるプランクトンや小魚を寄せる好ポイントになりますので、まずはこのようなポイントから釣りをはじめるとよいでしょう。

※ここ最近では釣り禁止の漁港が多くなってきています。くれぐれも禁止場所での釣りは避けましょう

(2)防波堤

04_ 防波堤

防波堤(堤防※)とは波の影響を軽減するための構造物であり、漁港内や沖に設置されているもの、または陸から突き出たものなどさまざまです。防波堤にもいろいろな形があり、大きくカーブしたものやL字型、直線などとても変化に富んでいます。消波ブロックが積まれている防波堤などは流れの変化を生み、エサが溜まる要素もたくさんあります。

※「防波堤」と「堤防」は厳密には異なります。防波堤は“外海からの荒波を防ぎ、港の中を守るために築いた堤”のことで、突堤や沖堤防がそれにあたります。対して「堤防」は海だけでなく、川や湖も含め浸水から陸地を守るためのものです。そのため、海では海岸線に沿って作られています。港内のコンクリート部分は「護岸」ですが、釣りにおいては総じて「堤防」と呼んだりしています

05_ 常夜灯

防波堤にも漁港と同様に常夜灯が設置されていたり、潮通しのよい突堤やミオ筋(船の往来によって掘られた深み)など、アジが集まりやすい1級ポイントが多くあります。防波堤はもともと荒波を防ぐためのものですので、潮がぶつかり流れが変化するポイントが多いのです。潮のヨレ(流れの違う潮流がぶつかるところ)といった変化を見つけると釣果に繋がりやすくなります。
また、外海と内海のどちらにアジがいるのか分からないので、必ず両方をチェックすることが大切です。

(3)サーフ(浜)

06_ 浜

近年ではアジング人気も高まり、混雑を避けサーフ(浜)でアジングを楽しむスタイルも多くみられます。このサーフエリアでポイントを選ぶ際の注意点は、広大なサーフではなく、小規模のエリアで多少濁りがあるところを選ぶことが重要だということです。
たとえば、漁港のすぐ横にある砂浜や道路に面したポイント、湾奥にポツンとある砂浜などがよいでしょう! こういったところには常夜灯または街灯の光が当たる明るいポイントが多く、アジが溜まりやすいようです。比較的水深が浅いので、手前のブレイクや波打ち際に小魚を追って回遊してくるアジがターゲットとなります。

回遊してくると意外にかんたんに食ってくることが多いサーフでは、はじめは、ただ巻きをメインに探ってみましょう! エサとなる小魚に大きく影響しますが、状況次第ではとても魅力的なポイントです。

(4)磯

07_ 磯

は岩石や溶岩などでできた海岸で非人工的な場所です。大きさの規模はさまざまありますが、アジングでは漁港に隣接したポイントがねらい目です。
初心者向きのポイントではないものの、条件がそろうととても有力なポイントとなります。基本的には潮通しがよい場所ですが、エサとなるプランクトンが溜まりやすかったり、常夜灯が絡んでいたりといった条件がそろえば、アジが足止めされる1級ポイント! 釣り人が比較的少ないというメリットも手伝って、「アジパラダイス!」なんてこともあり得ます。

このように穴場的ポイントである反面、磯の上はひじょうに滑りやすく足場が悪い危険な場所でもあります。釣りをする際は必ずベテランの方を含めて複数人で釣行し、十分に安全を確保して楽しんでください。釣行の際はくれぐれ注意しましょう!

※固型式のType DやL2型といわれるライフジャケットの着用。コケや海藻により滑りやすいのでスパイクシューズを履くなど安全面に十分配慮してください

(5)河口

08_ 河口(テトラ帯)

意外にも重要な要素が含まれており、アジのポイントとして見逃しがちなのが河口です。川の河口では森や川を下ってきた栄養塩(窒素やリン)が海へ流れ込んできます。この栄養塩を利用して海草(海藻)や植物プランクトンが育ち、さらに動物プランクトンや小魚が育って、アジのエサとなります。つまり、河川もアジのエサの供給源であり、ひじょうに重要な要素であるということです。

アジは夏場に水温が上がってくると、水温やエサの安定を求めて河口部や河川に集まってきます。そして、アジのエサとなるプランクトンが流れてくるので、河口の汽水域にも多く生息するようになります。場所や地域によっては、水温が上がる前から河口に入ってくるところもあるので、ポイントの見極めが重要です。つまり、漁港に河川が絡んでいる釣り場を選ぶことで、アジが回遊に当たる可能性が高くなるともいえます。
現在ではGoogleマップのような便利な地図があるので、航空写真を眺めポイント選びの参考にしてみてください。