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お出掛けしたくてもなかなか自由に出掛けることが難しい昨今。家族でキャンプに行きたくても「人込みやシーズンを気にしなくてはならない…」「県外や遠方に出掛けることに抵抗を感じる…」「お金がかかる…」など、何かと二の足を踏んでしまうことは多いもの。でも、お家やベランダで手軽にキャンプが楽しめたら??? そうです、今どき「庭キャン」や「ベランピング」という楽しみ方があるじゃないですか。
自分たちのペースで好きなときに、そして、自分なりの規模感やアレンジで楽しむ方法。今回はその道の達人(?)、家族とともに広大なお庭をカスタマイズし、存分に「庭キャン」を楽しんでいる市橋さんに、その楽しみ方やアレンジの工夫を紹介していただきます!
市橋さんの庭キャンのキッカケは、「手軽に、身近で楽しめるアソビはないだろうか…?」だそうです…!? まずは、庭キャンのメリット・デメリットから教えてもらいました。
【市橋家の庭:詳細】
広さ225㎡(15m×15m)68坪
自宅建築後、自分で土を掘り返し石を除去して庭を整地。さらには芝を種から植えて、庭という枠を越えたわが家だけの理想のアウトドアスペース「わが家キャンプ場(庭)」を造った。
庭キャンのメリット
①.キャンプ場に出向く必要がなく「手軽&気軽」です
昨今のアウトドアブームによって、休日ともなればキャンプ場はどこもいっぱい。かなり事前に予約しないと場所の確保が難しくなっています。その点、庭キャンプはいつでももちろんフリーなため、混雑もなければ予約する必要もなく、手軽に、気軽に楽しめます(笑)。
②.時間と料金の制限がなく自由があります
通常、キャンプ場にはチェックイン/チェックアウトという時間制限があります。チェックインの時間にならなければサイトに入ることはできませんし、時間までに綺麗に片づけをして次のお客さんのために場所を空けなければいけません。
庭キャンプならばいつ設営しても撤収してもよいので、時間に追われることがありません。また、当然ながら料金もかかりません。そしてやろうと思えば何泊でもできます(笑)。
③.電気が使えて快適!「半屋内&半屋外」で楽しめます
すぐ横が家なので、屋外のコンセントを使用すれば電気機器が使用できます。
湯沸かしやグリル、照明や電気毛布など、電源サイト以外では使用が難しい快適設備を利用できます。また、いつものように家の中で寝ることもできますので気分に応じて快適ですね。
わが家では、ランタン以外のメイン照明は家の照明を活用します。燃料も気にせず、明るさも安定しているので安心です。
庭キャンのデメリット
①.火を使うのが難しい場合があります
家が住宅街などであれば、焚き火やBBQといった調理が難しい場合があります。自治体によって制限があったり(お住いのエリアによります)、ご近所さんに迷惑がかかるということもあり得ます。
キャンプといえば焚き火というぐらいメインの楽しみだけに、ここは工夫が必要ですね。
②.自然が乏しいと感じるかもしれません
自然あふれるキャンプ場と違い、住宅地などの場合は自然を感じにくい場合が多いです。キャンプ場と比較すると開放感を感じにくいかもしれませんね。しかし外は外! 日常とは違うという意味の開放感は感じられるはずです!
③.ご近所さんの目が気になります
庭でキャンプをするということ自体が非日常の風景ですので、ご近所さんも興味津々です。
いい意味で視線を集める場合はよいのですが、必ずしもそうとは限らないもの。こういった問題も工夫次第で変えていきましょう。
庭キャンの過ごし方
手軽で気軽、そして制限がなく自由に過ごせるのが楽しい庭キャン。多少の配慮や注意はいりますが、それさえクリアしてしまえば本当にお気楽! 子どもも大人も、思い思いの時間をゆ~ったりと過ごします。
基本は自由にのんびりと
庭キャンは、とくに「これをしなければいけない」ということがありません。わが家では子どもたちが集まることが多いので、庭で自由に遊んでいます。大事なコットを遊び道具にされてしまうこともしばしば…(笑)。
ゲームやテレビでは教えてくれないことがたくさんあります。
一方、大人たちはというと、前日から下準備した料理を食べながら庭でまったり過ごします。だいたいお昼過ぎから始まり、終わるころには深夜を回っているということもしばしばです。
寝る時はどうするの?
庭キャンプの場合、もちろんテントを出して本格的なキャンプ気分を味わうこともできます。しかし、家がありますから無理に外で寝る必要もありません。十分に庭で楽しんだあとは、普通にお風呂に入り、布団で寝ることもできてしまいます。
仮に外で寝るとすれば、どういった道具が必要なのでしょうか?
わが家では、ソロキャンプ用のテントが設営も撤収もかんたんで使いやすく重宝しています。その中にコットを置き、上にシュラフ(寝袋)で寝るといった具合です。コットを使うと身体が宙に浮いたような状態になるので、身体が痛くならず快適な寝心地を得ることができるのでおススメです。
コットやシュラフがない場合、家から布団を持ち出してもOK。ただし奥さんの許可をちゃんととってくださいね。
といったわけで、ざっくりとわが家の庭キャンを例に「庭キャンの魅力や過ごし方」について紹介させてもらいました。庭キャンとはいえ、やっていることは実際のキャンプでも応用できるテクニックが多くあります。庭キャンプでいろいろと試してから「いざキャンプ場へ!」というきっかけになれば、それもまたよし!
次回はもう少し詳しく掘り下げて、テントやタープなどの設営や片付け・工夫といった内容をご紹介できればと思っています。お楽しみに!
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レポーターREPORTER
「海⇔山⇔渓流⇔家⇔会社」を行動パターンとする365日アウトドアなサラリーマン。10代のころからアウトドアで活動するのが大好き! ついには自宅の庭をキャンプ場化したり山を開拓して基地を作ったりと、Free&Easyなアウトドアライフを継続中のハヤブサスタッフ。