INDEX
気温がぐっと下がり冬が来ると、磯釣り師待望の「寒グレシーズン」の到来です。
グレ(メジナ)釣りといえば重装備での磯釣り…。というのが一般的なイメージですが、実は意外と身近なところにたくさんいる魚で、しかも初心者でもお手軽にねらえるのです。
今回は寒グレの本格的なシーズンが始まる前に仲間たちと堤防でフカセ釣りを楽しんできた様子をお届けしながら、フカセ釣りの手順や魅力、絶品のグレ料理をご紹介します。
グレ釣りは堤防で楽しめるんです
まだ日中はぽかぽか陽気の11月。私たちは長崎県のとある漁港へやってきました。
「漁港でグレ釣り?」と疑問に思ってしまう方も多いと思いますが、実は漁港の堤防こそグレ釣りの入門に最適な場所なのです!
漁港というとサビキでのアジ釣りやアオリイカをねらうエギングなどのイメージが強いですが、グレ釣りやチヌ釣りに最適なポイントでもあります。
そして何より、「服装がカンタンでいい」。堤防のよさはこれに尽きます!
磯釣りとなるとスパイクシューズから高機能のレインスーツ、フローティングベストなどなど…、身の安全を守るためにもガッチリ重装備で挑まないといけません。私は何度も磯釣りを経験しているので気になりませんが、初心者の方には少しハードルが高く、どうにも挑戦しづらいイメージがありますよね。
しかし、堤防だと「動きやすい服・帽子・運動靴・ライフジャケット」と、最低限これだけあればグレ釣りを楽しめてしまいます。実はサビキ釣りやエギング、ライトゲームなどと全く同じ服装でできるというワケです。
服装以外の装備は磯竿からバッカン、ヒシャクなどと多いですが、モノにこだわらなければ案外安くそろえられるだけでなく、磯釣りでも全く同じものを使えるので、一度道具をそろえれば長く使えるところもフカセ釣りのよいところです。
釣行時間も自分の好きにできるので、用意するエサも多くなくて構いません。朝マズメの2時間だけ…、昼からの空いた数時間に…など、自分の都合に合わせて手軽に楽しめることもポイントです。
フカセ釣りの要となるマキエは、基本はオキアミ3kgに集魚剤1袋と海水を混ぜて作ります。釣具屋さんでエサを買ったついでに混ぜるのが基本的ですが、釣り場で混ぜても大丈夫です。
突然ですが、ここで堤防のフカセ釣りに最強のアイテムをご紹介。キャンパーやアウトドア好きの方々御用達の「アウトドアワゴン」です。
私も最近購入したのですが、あまりの便利さにびっくりしました(笑)。エサやクーラーボックス、そのほかタックルなど、重い荷物を釣り場まで引っ張っていけるので朝イチからの苦労が減りますよ。
釣場についたら、まず始めにタモを準備しておき、それから仕掛を組んでいきます。タモを始めに準備するのは、万が一何か海に落としてしまったときにいち早く回収するためです。